はじめましての方へ
世界を飛び回っていた管理栄養士×シェフであるマーシャン祥子が障害児子育てをきっかけに「キッチンから未来を変える」ママのためのフードコーチになるまでの道のりを是非読んでください。随時更新中
・10年間のholisticfoodjourney
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25時間のフライトを乗り継ぎ、師匠と子供達を南仏に送り出し、晴れてパリのお一人様時間が始まりました♡
昨日の朝着いたので、ちょっと昨日はぼーっとしていましたが、8年ぶりに10年前ビアリッツ時代共にサーフィンに明け暮れた友人と再会し、タイムトリップした気分です。
当時まだfacebookもなくて、初めての海外暮らしでしかもよくわからないフランス!仕事も家も決まってないしフランス語もままならない私は、せめて着いたときに頼れる人を見つけておこうと、当時流行っていたmixiでビアリッツに住んでいる人を探して見つけたのが彼なんですねー。
現地で会ったら、ロン毛の超イケメンでびびりましたが、当時はフランス語もあまりしゃべれず、寿司屋でバイトしつつ、たまに誰かの髪を切り、ほぼ滞在目的はサーフィン、みたいな人でした。私のレストランでの仕事の合間に一緒にサーフィンして、うちにご飯食べにきたりと、頼りにしたのか、されたのかわかりません(爆)
が!
今ではパリの現地のTVや雑誌、コレクションを手がける立派なヘアアーティストとして活躍中。まさか彼が10年もフランスに、しかもそのうち9年パリで暮らすなんて当時は想像もつかなかったけど。当時遠恋だった彼女も渡仏して、フランスでエステの国家資格を取り、今ではフランストップ2のマッサージセラピストとして、超高級5つ星ホテルのサロンで働いています。
私が滞在させてもらってるのはパリの11区にある彼らのおうち。一体築何年なんだ?という古い造りが、またフランスだなーという感じ。
11区というのは東京で言えば中目黒のようなところで、最近流行りのビストロミーと言われる、味は美食(ガストロノミー)なんだけどビストロ(定食屋)のように気軽に入れる店構えとお値段というジャンルのレストランがどんどん出店している勢いのあるエリアだそうです。
(早朝の小道)
昨日ちょっと歩いただけでも、素敵なレストランがいっぱい!
海をこよなく愛す彼らはフランス語ではビオ、と呼ぶオーガニックな生活をしているんですが、このエリアだけでも3件もビオ専門のスーパーマーケットがあるようで、レストランもビオなものが目立ちました。私、うはうはです。
私が絶対に足を運びたいと思っている、小麦を使わないパン屋さんも11区。グルテンフリーのお菓子屋さんやレストランも出てきてるみたいですねー。パン、スイーツ大国フランスでどんな風にグルテンフリーが広まりつつあるのか、是非是非チェックしてみたいと思ってます。
今朝は時差ぼけも治り、朝5時半に起床でき、早朝のパリを走ってきました。
夏なのにひんやりする空気を切って、早朝の街に広がるパンが焼ける匂いを感じ、古〜い石造りの建物の合間を縫って走っていると、自分の中で時間が巻き戻されていくような気がするんです。
ここしばらく、子育てと仕事で今と未来を見て突っ走ってきたので、良い意味で時間が巻き戻されて、ニュートラルな自分になっていくような感じです。
また、オーストラリアの片田舎で、美味しいレストランも素敵なショップもあんまりないし、ここしばらくパリを夢見ていましたが、パリを走ってもあのどこまでも広がる青い透き通った大きな空や宝石のようなきらめく海は見えません。あんなに自然の力を感じられる環境もそうないんだなと改めてオーストラリアの良さを感じたり。
結局完璧な場所なんてなくて、どこにでも人々の暮らしがありドラマがあるんだよなーみたいな、ニュートラルな気持ちになるんですね。
日常を抜け出すことで、それまで自分が全てだと思っていたことも、当たり前だと思っていた景色も、感じていたことも、実はそれは自分が選んだ世界の中だけのものだったということに気づくのです。それが良いというわけでも悪いというわけでもなく、ニュートラルに受け止めることができるんですね。これって旅人独特の感覚なのかなー?
私、昔はいつもこういう気持ちで旅をしていたなーと、久々の感覚にどっぷりと浸っています。
過去があるから今があり、今があるから未来がある。
文化が発展するところには自然は少なく、自然の残るところは文化が入ってきていない。
古いと便利だから新しいものができ、新しいものがあると古いものが良く見える。
全て良いところもあれば悪いところもある。
そしてその全ての調和が美しい。
国境を越え、時空を越え、今私はそんな気分です。
一緒にそんな気分に浸っていただけたら嬉しいです。
一眼で写真を撮りまくったのにアダプタを忘れて取り込めない始末(汗)
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