はじめましての方へ
世界を飛び回っていた管理栄養士×シェフであるマーシャン祥子が障害児子育てをきっかけに「キッチンから未来を変える」ママのためのフードコーチになるまでの道のりを是非読んでください。随時更新中
・10年間のholisticfoodjourney
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昨日の続きです。
ちなみにこのお守りはお寺なので神様ではなく仏様だと今更気づきましたが、息子にとっての「神様」になるのでよいとします。
神様ポケットで事件が起きている、息子が見たことないような状態になってしまっていると電話を受けた私。
電話口の息子は泣きじゃくって声が出ない様子で、ひくひっくという声にならない声だけ聞こえます。
どうしたの？
というとまずは堪えてたものが全部出たように泣く息子。
そして泣きじゃっくりで途切れながらも
娘が神様ポケットを開けちゃったんだよ〜
というのです。
でもお守りは娘の麻痺の手では解けないのでどうやってあけたの？と聞くと
娘がみんなに見せたくて、そうしたら先生が開けてあげると全部出してバラバラになっちゃったと、泣きじゃくりながら説明するんですね。
もうこの辺で私も涙が止まらなくて。
息子がそこにいる神様を大事に思ってること。
そこには自分の貪欲な願い事(笑)とピュアな娘への想いがしっかり詰まっていたこと。
それがバラバラになってしまったこと。
なんか全部わかりすぎちゃって。
もうきっと息子は、神様が出ていっちゃったと思ったのかもしれません。
息子にとっては正にhollyだったものが、全くその意味を知らなかった先生によって解体されちゃった時のショックといったら、、、想像しただけでこっちも泣けちゃって。
大丈夫だよという前に。
それは悲しいよー
ママも悲しいよー
せっかくの気持ちがバラバラになっちゃったよねー
優しい気持ちがはいってたんだよねー
と私も電話口で号泣。
なんかそうしたら息子もスッキリしたようで、解決策を言う前に電話を先生に戻して復活したようでした。単純だな。。。君は。
息子にはもう一度
神様はちゃんと見てるから大丈夫だよってことや、日本ではお守りは一年の終わりに燃やして神様のところに煙で届けることなど説明したらあとでまた納得していました。
数年前のだけど2016年の終わりに燃やして、じーちゃんとばばちゃんに新しいのを送ってもらおうということに。
なんだかこの神様ポケットを巡って色んな想いが行き来したんですね。
息子はカトリックとか仏教とかを超えて、人には踏み入れられないhollyな場所っていうのを心に持ってる。
そこに娘への想いも託してる。
娘はそれを知って神様ポケットを大切にしてる。
娘は息子からの大切な贈り物のようにみんなに見せたいと思った。
先生もその贈り物をシェアしたいと思った。
でもお守りがどんなものか知らずに息子を傷つけてしまった。
いろーんな想いです。
誰のせいでもないし、皆が皆を想うが故の出来事でもありなんか胸がきゅーっとしたのです。
でも、息子にはそんな風でいて欲しいし。
神様ポケットを大事に大事にポケットにいれてる娘もそういうところ大事にして欲しいな。
所変わればただのポーチであるお守りを多くは無宗教と言えど、大切にできるのは日本人の美しいところ。
都合よく季節によって宗教的行事をとっかえひっかえ楽しんでしまう日本人をどうかなと思ったこともあったんですが。
信仰心があろうがなかろうが、心の中にhollyな場所があればいいと私は思うのです。
hollyな場所はありますか？
