あれは私がまだ自分で仕事をし始める前、あるレストランの新規オープンにむけてシェフとして働いていたときのこと。超熱血スペイン人シェフ、その名もビリー隊長の元、ほとばしる血と汗と涙にまみれブートキャンプ並みの過酷な労働をしいられていた。
私が去った後数ヶ月してビリー隊長はバカンスを取り、スペインに１ヶ月くらい行ってたらしいんだけど、帰ってきて新聞を開いたら
ビリー、某レストランを解雇される。
という寝耳に水的な自分の記事を発見しちゃったらしい。
帰ってきたら、知らぬ間に首になっていて、しかもそれを紙面上で知るとは、彼らしくドラマチック。
それでもめげないビリーは新たなるスポンサーを見つけ、なんと偶然にもうちから徒歩５分のビーチの目の前に巨大スペインレストランをオープンした。
今日はさっそく、ランチしに友達とお邪魔してきた。
タパスをやってるので、小皿を３人でちょこちょこ頼んで・・・。
食べかけですが。
サービスでガスパチョも出てきて。
デザートはライスプティングがかわいらしくこんな感じに。
海を見渡せるテラスで、サングリアがほしかったところだけど、繊細な飾りつけとか小技とか抜きに、ストレートに母国を誇る感じのビリーさんらしいスペイン料理がおいしかった。
こんな絶景の最高の場所でレストランだなんて、やるじゃないのービリーさん。
ちなみに、私の住む町は子作りの町っていうくらい、ベビーカーだらけなので、ほとんどのカフェ、レストランは子連れでOKさらに授乳もOK.バーもベビーカー連れて行けるし、昼間なんてわざわざママ用にソファを設けてバーをオープンしてるくらい。
それじゃファミレスだらけ？という感じもするけど、不思議と子連れでも雰囲気を損なわないところがビーチタウンのマジックかな。