バウの修理(その128 ステム表層の裏側の補強積層、中編。) | なんちゃってオーシャンセーラーのブログ

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オーシャンセーリングに憧れて。。。
今は、実現に向けてヨットの整備と身の丈より少しだけ背伸びをした活動をしています。

『バウの修理(その127 ステム表層の裏側の補強積層、前編、、、ん!?)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12161775991.htmlからの続き。。。

 

 

2016年5月19日、木曜日。

 

まずは『バウの修理(その127 ステム表層の裏側の補強積層、前編、、、ん!?)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12161775991.htmlで切り間違えた3枚の内1枚は既に積層してしまったので諦めて残りの2枚を切り出します。。。DASH!

 

パタパタパタ〰、、、

ロールの繊維方向は斜めロールの巻方向に対して斜め45度でクロスしているので、鳩さんたちが斜めに飛んだら、頭から尻尾と翼の先から翼の先にまっすぐに繊維方向が配置されます。。。

 

まずは、先日積層した分をサンディング、、、

マスキングテープを残したのは少し理想の形と違ったため、、、どうやらダブルバイアスのEグラスを大きく切り出してしまったようです。。。

 

マスキングに重なるように積層してしまっているので、このマスキングがサンディングで軽く剥がれる程度までエッジ部分を斜めにサンディングします。。。

 

ついでに全体もサンディングします。。。

 

ピールプライを貼るとサンディング不要だそうですが、僕はいつも軽くサンディングしています。ピールプライはサンディングが甘い場所があっても大丈夫程度と思っています。。。

 

何故なら撤去したオリジナル部分を破壊検査した時にピールプライが付いていたであろう部分は簡単に引き剥がせました。。。汗

 

しかし、『バウの修理(その117 ぐ、グレテやる! ステム裏層の表側の補強 特別編。)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12153945366.html

で撤去した時はピールプライ部分が一切発見できませんでした。。。

 

なので、やはり表面のサンディング処理が重要かと思っています。。。

 

 

サンディングが終わったら片付けて、

 

マスキングをして、、、

 

アセトンで拭いて、、、

 

ガラスを量って、、、

 

230g、、、

 

60g、、、

 

温湿度を測って、、、

 

31.8度、29%、、、

 

エポキシを

60:20

210:70

で準備して、、、

 

80のほうを混ぜ混ぜ、、、

 

ペタペタとダブルバイアスのEグラスを3層とピールプライを貼って、、、

 

刷毛でトントントンと空気を抜いて、、、

 

280のほうを混ぜ混ぜ、、、

 

ペタペタとダブルバイアスEグラスの1枚目を貼りつけて、、、

 

コロコロと脱泡ローラーで空気を抜いて、、、

 

ペタペタと2枚目を貼りつけて、、、

 

コロコロと脱泡ローラーで空気を抜いて、、、

 

時間が許す限りピールプライを貼りつけて脱泡ローラーでコロコロと、、、

 

出来たビックリマーク

 

この日の分は、、、汗

 

この部分、、、明日はステムの分とデッキの分が交わるんだけど上手く積層できるかな???

 

2016年5月20日、金曜日。

 

ちょっとスロースタートで昼からサンディングをスタートするとすぐに動けなくなりました。。。ちーん。。。

 

あ、暑すぎるあせる

 

タイベックの使い捨てツナギの上にナイロンヤッケにパンツ、、、でも、タイベック破りたくないしな〰。。。DASH!

 

集塵機とタイベックとナイロンヤッケとパンツでサンディング環境は対粉塵に対してはほぼ完璧です!!

ただ、暑さを除けば。。。汗

 

で、本当ならステム側もデッキ側も積層したかったんだけど、動けなくて無理あせる

 

何とかステム側だけでもと、、、

 

あっ!繊維の重量もエポキシの使用量も写真撮るの忘れた。。。シラー

 

ステム部分だけの最後の3枚はステム先端の大きくRになっている部分に巻きこむように積層します。少しでもRが小さくなるように努力します。。。

 

この上からデッキ側からも巻きこむように積層したらその分しっかりとRは小さくなっていくはず。。。

 

ふらふらになりながらなんとか3層の積層ができました。。。

 

早々に撤収〰。。。

 

 

2016年5月21日、土曜日。

 

ステム部分だけの最後の3枚は斜め斜めのダブルバイアスのEグラスの上に、縦横のEグラス、最終はまた斜め斜めだったんだけど、、、

 

斜め斜めは細長く切ってくると、まるで南京玉すだれのように伸びてしまいます。。。汗

 

これでも伸びた分は切ったんだけど。。。

 

デッキ側は余分な場所をグラインダーで削り落とし、マスキングテープが軽く削れる程度まできれいにRに仕上げ、、、サイド部分はマスキングテープと養生テープが全体的に削れ、積層した分がバウ先にだけ残るようにします。。。

ただ、マスキングテープや養生テープを一緒に削るとランダムアクションサンダーのペーパーに糊が付いてすぐに削れなくなっちゃうんだよね〰DASH!

 

サンディングが終わったらマーキング、、、

 

こっちもマーキング、、、

 

エポキシが固まるのが早いから2回に分けよ、、、

 

鳩型の補強積層の最終分、、、160g、、、

 

鳩型の補強積層の最後から2番目、、、130g、、、

 

ということは、、、エポキシは150:50の200と、120:40の160でいいな、、、

 

温度31.2度、湿度33%、、、

 

混ぜ混ぜ、、、

 

ペタペタ、、、

 

コロコロ、、、

 

混ぜ混ぜ、、、

 

ペタペタ、、、

 

コロコロ、、、

 

容器からエポキシを流しながら積層して、、、使い切ると当然合計で70多いんだよな、、、

 

で余った分はどうなるかというと、、、

 

垂れるか、、、端っこに追いやられる、、、

翼の周りのマスキングテープは今回は先に取っておく、、、

 

ピールプライが大きくなると方向性がきつくなり、単板部分とコアを入れてテーパーにした部分がしわになり上手く馴染まない、、、

まあ、これ以上やっても無駄だろう、、、浮いた分は明日削ろ。。。DASH!

 

昨日暑くて動けなくなったのが幸いして、ステム部分の積層が固まってからデッキ側からオーバーラップ出来たので落ち着いて積層できました。

 

まあ、一日また完成が伸びてしまったけど、、、ここは兎に角、重要なところ!今年のセーリングを諦めてでも構造的にだけは完璧にしときたいビックリマーク

 

えっ!?仕上げはてなマーク

 

なにそれはてなマークアセアセはてなマーク

 

 

2016年5月22日、日曜日。

 

ピールプライをはがしてみるとほぼ、綺麗に固まっている合格

マスキングテープの上の部分は余ったエポキシを隅に寄せた分、脱泡して寄せた空気が多く入っているので白く見えています。。。これも当然削り取る、、、ってマスキングテープのエッジまで削れれば、前の積層にはマスキングテープの接着力だけになるので簡単に剥がせます。。。

 

固さが伝わらなくて残念です。。。

 

やっぱり少しだけど気泡になっている、、、

 

左舷一番のガンネル付近、大きくて直径3mm以下で、他は1mm前後が数ヶ所、、、

 

右舷ガンネル付近、、、こっちも一番大きくて3mm四方、、、小さいのは直径0.5~2mm程度が10か所程度、、、

まあ、たぶん一度ピールプライを押し付けた時に膜が張ってしまった程度だろう、、、たぶん軽くサンディングしたら消えるか、少し深ければ空洞になるはず、、、空洞になった部分は流石に小さすぎてサンディングできないけど、次に積層するときのエポキシで隙間は埋まるだろう。。。

 

これで7羽の鳩さんたちは積層できました。

 

羽根の部分はほぼ綺麗に順番に大きくできたけど、残念ながら尻尾の部分は同じサイズで積層して削りだしたので順番に小さくなっています、、、汗

まあ、テーパーの比率が5:1の部分ではオーバーラップさせたとしても3mm以下になるはずだったからこれは仕方がないでしょう。。。

 

繊維は斜め斜めなら簡単に伸び縮みしてしまうし、3mm程度であれば積層途中にも動くし脱泡中にも動いてしまう、、、流石に僕の腕ではそこまで微調整できない。。。あせる

 

でもここは悪まで本来であればバルサや合板のコアの部分!さらにこの上から順番に32mmずつオーバーラップしたダブルバイアスのEグラスを11層積層するし、さらにその上から56mmずつオーバーラップさせたトライアクシャルのEグラスを3層積層するから問題ないだろう。合格

 

まあ、僕の腕では32mmや56mmなんて1mm単位で正確に積層できる訳はないんだけどね、、、まあ、少なくても少し大きめにしておこ。。。

 

 

『バウの修理(その128 ステム表層の裏側の補強積層、後編。)』へ続く。。。