バウの修理(その77 オリジナルデッキの裏層の再建積層。) | なんちゃってオーシャンセーラーのブログ

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オーシャンセーリングに憧れて。。。
今は、実現に向けてヨットの整備と身の丈より少しだけ背伸びをした活動をしています。

『バウの修理(その76 オリジナルデッキの裏層の再建のための下準備)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12038598423.html からの続き。。。



2015年6月13日、土曜日。


昼からはパートナーと一緒。


ということで、文章は短め、写真は多めで。。。



アセトンで積層する面を拭いてから、


切り出してきたダブルバイアスのEグラスを広げて、、、


合わせてみて、、、


アンカーウェルの凹凸に上手く馴染むように切込みを入れ、、、


確認する。。。


2枚目も合わせてみて、同じように切込みを入れ、、、


切込みを入れて足りない部分に端材でパッチを作り、、、


2層目の重量を量り、箱に戻し、、、


パッチの重量を量り、箱に戻し、、、

1層目の重量を量り、箱に戻し、、、


バウバースの上に用意しておいたエポキシの主材と硬化剤を混ぜ、全体に塗り塗り、、、


塗り塗り、、、


全体にエポキシを塗り終わったら、1層目のダブルバイアスのEグラスを箱からひっぱり出してポリエチレン手袋をした手で馴染ませる。。。


やっぱり畳んだらサイズが変化するので、あっちを引っ張ったり、こっちを引っ張ったりして整える。。。


位置が決まってある程度しわも伸ばせたら、エポキシをローラーで塗り塗り、、、



塗り塗り、、、ぽたぽた、、、


塗り塗り、、、


塗り塗り、、、


塗り塗り、、、ぽたぽた、、、


塗り塗り、、、ぽたぽた、、、


全体に均一にエポキシを塗り伸ばすことができたら、少し強く押し付けるようにローラーを動かしてエアーを抜くと同時にダブルバイアスのEグラスにエポキシを良く馴染ませる。。。


強く押し付けるだけではダメで、たまに戻ってエポキシの量を加減する。。。


本当は”ウールローラー”を使うと塗り過ぎた不要な樹脂を吸収して、足りないところに上手く行き渡らせることができるようだけど、素人には安い使い捨ての小さなローラー(ポリエステル起毛)で塗り伸ばしたり押さえ込んだりすると問題はないと思う。。。


まあ、塗り過ぎた分は再度ピールプライが上手く処理してくれるだろう!!


が、使い捨てのローラーだけでは上手くエア抜きができないところも。。。汗


広い面だとローラーだけでエアーが抜けたり、脱泡ローラーやゴムベラを使うこともあるけど、、、


アンカーウェルのような小さな入隅が何か所もあるような場所は刷毛を使う!


刷毛なら、樹脂を付けて塗ることもできるし、刷毛先で叩くようにすればエアーが抜ける!!



ペタペタペタ、、、トントントン、、、ペタペタペタ、、、トントントン、、、


アンカーウェルのパッチも刷毛で、、、


ペタペタペタ、、、トントントン、、、ペタペタペタ、、、トントントン、、、

エポキシが少し足りずに大慌てあせる


追加で150:50でエポキシを作り、、、


ペタペタペタ、、、トントントン、、、ペタペタペタ、、、トントントン、、、


ペタペタペタ、、、トントントン、、、ペタペタペタ、、、トントントン、、、


パッチの積層が終わったら、、、


箱から2層目のダブルバイアスのEグラスをひっぱり出してきて、、、


広げて、、、


置く。。。


あ〰、、、前後に伸びて左右の長さが足りない〰!!


引っ張って、引っ張って、、、

何とか形を整えることには成功、、、右舷の前のほうが5mmほど足りないけど、、、まあ、いいか!!たぶんマイクロバルーンエポキシパテを出っ張るように盛りつけた部分だからエッジ部分はどうせ3~5mmは削り取るし。。。



2層目のダブルバイアスのEグラスを1層目と馴染ませることができたら、大急ぎで用意していたエポキシの主材と硬化剤を混ぜる。。。


エポキシを攪拌で来たら、ローラー用の容器に移す。。。


また、ローラーでエポキシを2層目のダブルバイアスのEグラスに塗りつけ、、、


って、写真はこれだけのようです。。。


1層目と同じ作業なので写真を撮るのが飽きたようです。。。


僕は変わらず、ローラーでエポキシを塗り塗り、力加減を変えながらエアーを抜いたり、エポキシを均等に塗り伸ばしたり、、、


刷毛で塗り塗り、トントンしたり、、、


何とか2層目も積層が終わり、、、


仕上げのピールプライを箱からひっぱり出し、、、


積層が終わった上に置いて、、、


エポキシが固まらないうちにローラーで馴染ませる。。。


し、しわが取れない〰あせる


えいっ!と端を浮かせて反対からローラーで押さえつけていく。。。


アンカーウェルの複雑な部分には別に小さく切って持ってきておいたピールプライを貼りつける。。。


エアーが抜けにくい部分はハサミで切込みを入れたりしながら刷毛でトントントン。。。



まあ、多少のピールプライの貼りつけ不足はあるけど、まーまーのできかな???


ということで、この日の犠牲は、1Lのディスポビーカー2つ、200mLのディスポビーカー1つ、刷毛3本、ローラー1本、ローラー用使い捨てペイント容器2つ、脱泡ローラー1つ。。。

まあ、ディスポビーカーはたぶん復活できる。。。元々”ディスポ(使い捨て)”だけど。。。


ローラー用の使い捨てペイント容器もたぶん復活できる。。。元々”使い捨て”だけど。。。


ローラーは何とか回る状態までは回復したけど、軸からローラーが外れない。。。汗ローラーを叩き割って軸だけでも復活させようかな???


脱泡ローラーもカチンカチン。。。回らない。。。まあ、これもローラーの軸と一緒に復活させよう。。。


刷毛、、、これだけはさようなら~。。。ご苦労様でした!!



ディスポビーカーやローラー用の使い捨てペイント容器はポリプロピレンかポリエチレン製なのでエポキシとは基本的に引っ付かない。。。


なので復活可能!!


まあ、傷が多くなってきたらその傷に引っかかって取れなくなったり、余ったエポキシが深い時にはエポキシの反応熱に耐えきれなくて変形してしまったりして使いものにならなくなる時もあるけどね。。。


暇な時にでもパリパリと取ろうかなと思って、変形していない容器は保存してある。。。


ローラーや脱泡ローラーは固まったエポキシをバーナーで200度以上になるまで加熱して、エポキシを燃やして炭化させると、後はドリルに付けたワイヤーブラシで磨けば綺麗に再利用できる。


なるべく雑費も抑えないと、、、塵も積もれば山となる〰!!!


手慣れた助手がいないのでこの程度の犠牲は諦める。。。



後は、パートナーが持ってきてくれた焼きそばや餃子で晩御飯、、、多過ぎたけど。。。ぶーぶー


『バウの修理(その78 バウデッキのコアの接着の段取り。。。)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12041288365.html へ続く。。。