バウの改造(その22 バウバースサイドの物入れの検証(2)。 | なんちゃってオーシャンセーラーのブログ

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オーシャンセーリングに憧れて。。。
今は、実現に向けてヨットの整備と身の丈より少しだけ背伸びをした活動をしています。

『バウの改造(その21 クラッシュバルクヘッドの水密ハッチの向き変え。。。』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11827679101.html からの続き。。。



話は前後するけど、、、


2014年4月17日、木曜日、、、


早く家に帰って、晩御飯を食べる前に、『バウの改造(その20 バウバースサイドの物入れの検証(1)。』
http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11822029819.html でティック・スティッキングで取ってきたハルのRを型板として起こします。。。


倉庫にあった端材で型板を作ります。。。この端材、『何かな~?』と考えていると、メインキャビンのセティーバースの背もたれ部分を改造した時の端材。。。なのでRがついているのですね。。。


右の四角い綺麗な板は、バウバースのモックアップ天板に使った端材。左のRのついた長い板が、セティーバースの背もたれ部分を改造した時の端材、その上の小さな台形の板は、バウバースの天板の型紙を作るときに使った板。。。


ティック・スティッキングで取ってきた型紙(ティック・パターン)から、ティック・スティックを使って(表現合っているのかな?)型板になる端材にハルのRを描き写していきます。。。


片側ができたら、同じ要領で、


もう片方も。。。


両舷のRを写し取れました。。。当然左右は同じ形のはずなんですが、ほぼワンオフ艇の我が艇のフレームは左右で形が違うので、そのフレームの形を正確に取るため。。。(ここで取らないでもいいということに気が付いていれば。。。)


ティック・パターンから型が写せたら、ジグソーで切り出します。。。


かなり大雑把に切り出したら今日はここまで、あまり夜遅くまで作業をすると隣家に面した倉庫なので迷惑になります。。。

と、いうことなので、大雑把に切り出せたら晩御飯を食べて、『バウの修理8その1 恐れていたことが。。。)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11826886304.html で書いた、パッドアイの取り付けに行ってきました。。。


そういえばパッドアイが取り付け終わって、クラッシュバルクヘッドのハッチを外そうと奮闘している最中に雨が降ってきたな~。。。パッドアイの取り付けはギリギリセーフだった。。。(*゚.゚)ゞ

コーキングの接着後に降られても大丈夫ですからね。。。

流石に艇から車まではびしょびしょになって、帰って直ぐにお風呂に入ったけど。。。(・・。)ゞ


パッドアイの取り付けが終わって、クラッシュバルクヘッドの向きを変えてから、モックアップバルクヘッドのまだコーキングで固めていない上面を固めることに。。。

雨も降り始めたとこなので、湿気もまだ大丈夫だろうと思いつつ、アセトンでコーキング塗布面をきれいに拭き取ります。。。水性ペンキは乾いたら水でも取れないけど、アセトンでは溶けるのね。。。下地の青い部分が出てきてしまった。。。



ここも、『バウの改造(その20 バウバースサイドの物入れの検証(1)。』
http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11822029819.html で書いたように、化粧合板に、


『自在錐(自在ホールソー)』で、


丸い5枚のRを付けれるヘラを作りました。。。

一枚作ってから確認すればよかったのに。。。


モックアップのバルクヘッドや水密隔壁はすべてバウ側でぴったりになるように作ってから、バウ側でマイナス15mmに切って、15mm厚のクッション材であるカネライトフォームを入れました。。。


当然、12mm厚を適当に切ってクッション材を入れると、船尾側では15mmより広い隙間になります。。。その広くなった分の計算も計測もせずに、先日ちょうどよかったサイズの丸のサイズで切り出せるだけの丸い板を切り出してしまった。。。


それに気付かず、コーキングを塗布して、その丸い板で形を整えようとしたら、当然、台形に切ったクッション材の斜めの部分に丸い膨らみが触れてその部分のコーキングをすべて削り取ってしまいました。。。


コーキングの意味ないじゃん!!(><;)


大慌てで代わりの板を考えると、以前何かで切り出した板で、『バウの改造(その9 モックアップ水密隔壁の固定)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11774142783.html で使ったのと同じ板がまだ余っていて艇にあったのでそれを使います。。。


本当は180円のコーキングをケチりたいのでRを小さくしてコーキングを節約したかったのですが、やり始めた以上、手を止めるわけにはいきませんでした。。。


とこんなことがあったので、コーキング後の写真がありません。。。バタバタ。。。(・・。)ゞ



2014年4月18日、金曜日、


仕事が終わって、疲れていたのでジムをサボったけど、19日中にレーダーの再装着(レーダーについてはまた、機会があれば記事に。。。)をしたかったので、ジンバルの再チェックを倉庫でしていました。。。



2014年4月19日、土曜日、


10時半にパートナーと我が家で待ち合わせだったので、9時半過ぎに起きて朝食を食べようとするも、腰の調子が。。。


久々にリアルに調子が悪く急いでパートナーに電話!!


『腰が痛くて動けない!整骨院行ってくる!!』と。。。


整骨院の予約が取れたのは12時半。。。


パートナーは13時頃に来ることに。。。


腰痛の原因は仕事なのか、レーダーのジンバルテストか自分ではよくわからなかったけど、整骨院に行くと張り具合から仕事が原因だということが。。。まだあまり無理をせず、ストレッチをしながら仕事をしないといけないようです。。。Y(>_<、)Y

お昼ご飯を食べてから整骨院へ。。。


帰って来てしばらくするとパートナー登場。。。


パートナーが来てから直ぐにハーバーへ行けるように午前中に倉庫でしようとしていた作業は腰が痛くてできず。。。


そんなわけで、とりあえず整骨院で腰をほぐしてもらって、痛みが和らいだので何とか作業を開始。。。


木曜日にジグソーで切り出しておいた型板を鉋で仕上げます。。。


本当は継目を他の材料で固定して鉋で仕上げたかったけど、面倒だったし、この部分はフレームで分断される場所なので直線に近くてもいいかなと。。。でた!いい加減な性格。。。(=`(∞)´=)

ただし、なるべく小口が直角になるように作業台になる合板を置いて、その上に15mmほどの台を置いて、さらにその上に型板を置いて、鉋を作業台に当てたまま動かします。


鉋使いの下手くそな僕には何故かこのRを鉋で”引いて”削ることができません。。。

なので外国の道具の様に”押して”削ります。。。


一枚目が削れたら2枚目も。。。

不幸中の幸いか、引いて削るより押して削るほうが腰には負担がないようです。。。ただし、あまりきれいな仕上げではないですが。。。


まあ、作業上、これ以上、正確にもできないので自己満足のレベルで納得します。。。

鉋を研ぎ出したらもっときれいにできたかも知れないけど、研ぐ時間も気力もないし、研いだところで。。。


大手の造船所の様にコンピューター制御の『CNCカッター』を持っているわけでもないし、木造船を作っているプロでもないので適当に削ったにも関わらず、まーまーの出来だとは思います。。。


自分を慰めるためにもパートナーにも見てもらいます。。。

パートナーの目線に削り出した板を持って行ってRを確認してもらいます。

『わ~!Rになってる!!』とパートナーに言ってもらったので合格です!!

о(ж>▽<)y ☆


念のために2枚のRも確認すると自分でもびっくりするほど、ほぼぴったり!!


Rとは言っても2mの長さに対して膨らみは10mm程度なんですが。。。別に直線でもいいじゃん!!っていう程度の自己満足です。。。


まあ、折角、自分の艇を改造するんだから人がどう言おうが自己満足にはしたいよね。。。


『自己満足』=『妥協』ともいうかも知れませんが。。。(・・。)ゞ



削り終わった型板を車に積み込んでハーバーへ出発です!


ハーバーについてまずはレーダーの取り付け。。。



レーダーの取り付けが終わったら、まずは3連休初日にKYCのIRCレースに助っ人に行くために我がハーバーから、新西宮ヨットハーバーまで乗って行って、そのままバウバースサイドの物入れの検証をするために積んでいた自転車にバウバースから退いてもらいます。。。

しかし、パートナーと二人でびっくりするくらい、メインバルクヘッドとバウバースの間の空間にフィットする自転車です。。。


まあ、無駄にトイレの足元が広いというか、自転車がコンパクトというか、、、


マストを支え、キールをぶら下げている構造体が前後に長すぎるというか、、、


この構造体のせいで、トイレの扉が狭くなりそうというか、


この構造体のおかげで、トイレの足元が広くなり、ここに自転車が置ける空間ができたというか、、、


レースをして、ジェネカーやスピンネーカーをハッチから取り込まない限り、ここに自転車置き場を作ってもいいような気がします。。。


流石に2台は並ばないかな。。。


自転車に退いてもらってから、作ってきた型板を置くための台を設置します。。。この台の高さはマットレスと同じ100mm(実際は99mm)。

本当は、ティック・スティッキングの時に使った合板を角材の上に置きたかったのですが、家に忘れてきました。。。


代わりに、モックアップの製作用に置いておいた、12mmの床材の端材を高さ調整のために置きます。。。


この台の上に、切り出してきた型板をフレームに当たるように置きます。。。


この型板はフレーム部分はまだ切り出していません。。。


フレーム部分は架空のハルのRに削り出してあります。


バウバースの天板から100mmの高さで切り出してきた型板が前後のフレームに当たるように何度も確認します。。。


ズボラをして、仮固定はパートナーにも押さえてもらって人力で行います。。。押さえておかないと、床材の端材が軽くて浮き上がってしまいます。。。型板の位置が床材の下にある角材の位置より外側なので。。。


きちんと前後のフレームに型板が当たったら、その型板の真下にあたる部分に小さな差し金(L字型定規)で印をつけます。この位置がフレームの100mmの高さから下の部分が100mmの高さのマットレスで隠れる部分。

この部分にマットレスの天の高さを合わせると、バースの幅をその分広くすることができます。。。


反対側も同じように。。。


ここまでできたら、お世話になっている業者さんが来艇。。。

前日、『○○の海図ないか?』と聞いてきた業者さん。。。

『○○の海図は2番目の縮尺しかないよ。とりあえず見る?』と言って僕が艇に持って行っていました。。。

『○○は浅すぎて、僕はこの海図だけだは行かないよ。』なんて会話をお茶を飲みながら2時間ほど話してから、お帰りに。。。



外は何故か強風。。。こんな天気予報だったっけ?


寒くて買い物に行くのも嫌になった僕たちは、ストーブを点けて、レトルト食材で簡単に晩御飯を済ませます。。。

僕は『麻婆丼』、パートナーは『ハヤシライス』。。。


パートナーに晩御飯の準備は任せて、僕は用意ができるまで作業の続き。。。


天板にマーキングができたので、型板のフレームが当たる部分を切り出します。。。


手持ちのマルチインパクトドライバーのバッテリーが使える丸鋸で危険な方法での作業です。。。

良い子はマネしないでね!!電動であればジグソーを、手動であれば『畦挽き鋸』を使いましょう!!!


写真の様に丸鋸のガードを押さえながら丸鋸は使ってはいけません!!!!

ちなみにこのような使い方をして怪我をすると、仕事中であっても労災保険は使えないそうです。。。

なので、このブログを見て、このような使い方をして怪我をしても当方は責任を負わないのでご了承ください。m(_ _ )m

僕は悪い見本を紹介して、ジグソーや『畦挽き鋸』を使うようにと注意喚起していますので!!


と、しっかりと責任逃れをしてから、丸鋸で切れない部分と、手鋸で切れる部分は手鋸で切ります。。。

丸鋸で切ったのは時間もなく、陸電もない我がハーバーでの苦肉の策です。。。

しかも、キャビン内で使うと、埃がすごいので僕もあまり丸鋸をキャビン内で使うのは好きではありません。。。

って、こんなに適当に切り出すんだったら、片方だけの型紙&型板でよかったじゃん。。。

頭が悪いと無駄な作業が多いな。。。(=`(∞)´=)


後部(スターン側)のフレームに当たる部分の型板を切り取れたら、前部(バウ側)のフレームが当たる部分も切り落とします。。。


ちょっと危険な作業に見合わない、単なる確認ですが、ほぼぴったり、、、


正確に確認するために、もう一度台を置いて、その上に型板を置くと、ほぼぴったり。。。


反対も確認するとこちらもほぼぴったり!!


この『ほぼ』はどの程度かというと、長い部分はプラスマイナスで言うと1mm以下。。。


突合せなのにきちんと固定しなかった短いほうでも、プラスマイナス2mm以下という感じです。。。


『ティップ・スティッキング』は改造には、なくてはならないテクニックですね!!!


で、この高精度(自画自賛)な型板を、小さな差し金(L字型定規)で印を付けた天板に置いて、型板を使って天板に線を引きます。


これで天板には、マットレスの厚み100mmの高さの部分のハルのRを、その高さでフレームの厚身分内側に入れ、さらにその内側に入れた距離のちょうど真下に、マットレスの厚み100mmの高さの部分のハルのRが写し取れたということになります。


まだ、『なんのこっちゃ?』ですよね?

僕もこれ以上の説明はできません。。。

パートナーもこの『バウの改造』の作業は、作業が終わるまで頭の中で『なんのこっちゃ?』が続くと思います。。。


さらに、天板と接している前後のフレームの内側100mmの位置に印をつけて、その前後の印を直線で結びます。。。


その線の少し外側に38mmの長さのビスで天板を桟に固定して、すべて固定が終わったら、すべてのビスをまた抜いて、すべての天板や型板を持って帰ります。。。


早く天板を加工しないと、僕の爪が剥がれそう。。。天板の左右には爪が入るゆとりすらなく、前後だけは少しゆとりを見たものの数ミリだけなので爪を入れるのがやっと。。。



さあ、続きはどうなるでしょうか!?

あれ・クイズになっちゃった。。。(#⌒∇⌒#)ゞ


ヒントはこの写真↓の2本の角材。2本の角材の中央が、最後に天板に引いた線の位置。


次回をお楽しみに!!


『バウの改造(その23 バウバースサイドの物入れの検証(3)。』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11829585865.html へ続く。。。