バウの改造(その20 バウバースサイドの物入れの検証(1)。) | なんちゃってオーシャンセーラーのブログ

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オーシャンセーリングに憧れて。。。
今は、実現に向けてヨットの整備と身の丈より少しだけ背伸びをした活動をしています。

『バウの改造(その19 バウバースのモックアップ天板のペイント。)』
http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11824964512.html からの続き。。。


2014年4月12日、日曜日、


朝から色々と考える、、、


『バウバースサイドの物入れは、できれば直線ではなく、軽くRがあったほうが落ち着くかな~。。。』


と。。。


では、その『R』はどの程度のRにしようかな。。。


『よし!マットレスの天の高さのハルのRを、そのまま、フレームに持って来よう!!』


と言うことにする。。。(なんのこっちゃ?)


必要なものを車に積み込んで、昼ご飯を食べてから一人でハーバーへ向かう。。。


パートナーは母親とおばあさんと3人でお墓参りドライブ。。。


先日、コープへ晩御飯の買い出しに行ったときに、新西宮ヨットハーバーでボートショーが開催されているのを知ったので、少し覗きに行くことに。。。


丁度、新西宮ヨットハーバー前の駐車場に車を止めるとY艇のKさんから電話。。。


『先日、借りたマニュアルをお返ししたいんですが、どちらですか?』と、、、

『今、新西宮ヨットハーバーにボートショーを見に来ました。』というと、

『そう!ちょうどよかった!艇まで来て!!』と言われてしまった。。。


し、しまった。。。

断るのが大の苦手な僕はしぶしぶ向かう。。。


で、当然、エンジンの確認を。。。


『海水冷却水系統は、、、清水冷却水系統は、、、燃料系統は、、、オイル系統は、、、空気系統は、、、』

色々と追いかけて自分でも納得しながら説明。。。海水フィルターがあるにも関わらず、一度も掃除をされていないようだったので、とりあえずそれだけその場で分解(というほどでもないけど)して掃除の方法をレクチャー。。。歯ブラシとかで掃除してください。。。


僕は初めて『ターボチャージャー』というものを目にした。。。車にもついているけど何のことか全然わからない機械音痴だったけど、見て納得。。。空気系統でエアーフィルターがついているということは、『ターボチャージャー』はいわば『ふいご』と同じ役目だと理解できた。。。が、どうやって機能しているかまではわからなかった。。。(帰ってから調べると、なんと排気圧で回しているということを知った。。。)


日々、勉強です。。。(・・。)ゞ


しかし、海水も循環させているからには海水系統のどこかに『ジンク』があると思うんだけど発見できなかった。。。ないことはないと思うんだけど。。。


最終的には、

『自信のない整備はエンジニアに任せてください。パーツ代+α程度でやってくれると思いますよ。』と言うアドバイスを。。。


ミキシングエルボが取り付けてあるターボチャージャーにかなり錆が回っているので、ミキシングエルボ内に穴が開いて、排気側に海水が飛び散っているのではと判断。。。


『完全に穴が開いて、キャビン内が排ガスや冷却水まみれになったり、ターボチャージャーが完全にイカレる前に、エンジニアに作業費を払うほうが安くなると思いますよ。』と脅かしておきました。。。(笑)

事実ですよね?


結局1時間以上エンジンの『なんちゃってレクチャー』をしてから退散。。。


既に駐車場の料金が発生してしまったので、開き直ってボートショーを覗く。。。本当は駐車場1時間無料分だけ覗こうと思っていたんだけど。。。(・・。)ゞ


グルッと一回り。。。

今回、一番気になったのは、『回航のお手伝い2014(横浜→下田)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11817332744.html で出会った『グランドバンクス54』。。。


いや~、、”す・ご・い”の一言。。。


今まで、人を雇ってまで遊ぶのはどうなの?なんて、貧乏人の僻みみたいなことを思っていたのですが、ここまで凄いと理解できました。。。しかも強引な(スパルタンな)クルールームがある今まで見た大型ヨットと比べると、とても豪華なクルールーム!!


この艇ならエンジンの勉強をしてクルーとして乗り込みたいな!!まあ、オーナーの人柄にもよるけどね。。。


お値段も聞けば『3億円』だとか。。。僕でも『3円を置く。』ことはできるけど。。。

ベタでした。。。(●´ω`●)ゞ


で、3円しか置けない僕は、艇全体ではなく、その艇に着いているパーツやギミックを確認するためにしかボートショーには行かないんだけど、このグランドバンクスの『扉』にすごいギミックが!!!


なんと!『水密扉(?)』!!!


扉の受け側にしっかりとしたゴムのシールが一回り固定されていて、扉のノブを回すと、何と回したノブと連動して上下の固定具も同時に回る!!


バウハッチを閉めるときにテーパー状になった金具でパッキンを抑え込むじゃないですか。。。あの金具が3つついていて、中央だけがノブになっていて扉の中で上下の金物とリンクしてあるようで、片手で一ひねりすると3か所が同時に圧をかけて閉めれるようになっていた!!!

船は買えないけど、この『扉』がほし~い!!!!たぶん、『扉』も買えないけど、この『金具』がほし~い!!!!!


グランドバンクスの代理店の方と、お世話になっている業者さんが知り合いのようなので聞いてみようかな。。。さすがに無理だろうな。。。


この扉をバウとメインキャビンの扉に使えば、メインキャビンとクウォーターバースの扉に使えば、5つの水密区画が簡単に作れるんだけどな。。。


軽くてしっかりしていて、デザインのいい水密扉がほしいな。。。これを参考に考えよ。。。


さあ、駐車場代が200円のうちに自分のハーバーに戻ろうと思ったら、仮設テントで何やらレーダーの講習会が開かれていた。。。高くて買えないフルノ電気さんの講習会。。。


テントの外で覗いているとスタッフらしき方から中へ案内され、そのまま吸い寄せられるように着席。。。

既に使っているのでそれほど難しくはなかったけど、確かレイマリンのレーダーにもついている『エコートレイル』の説明が分かりやすかった。。。今まで使ったことはなかったけど、今度試してみよ。。。視界不良の時は役に立ちそう。。。


今、僕は『レーダー=目覚まし』という使い方しかしてないからね。。。(・・。)ゞ



そんなこんなで、駐車場代400円を払って、やっと自分のハーバーに着いたのが既に夕方4時。。。ただでさえ作業が進んでいないのに何をやっているんだか。。。


でも、4JHのエンジンの勉強にもなったし、素晴らしい『水密扉』も参考にできたし、レーダーの勉強もできたし、まあ、いいか。。。



一人の時は、家から水筒に温かい飲み物を持ってきます。。。パートナーがいれば適当にお茶を入れてくれるのですが、一人の時は、買いに行くのはめんどくさいし、もったいないし。。。

『回航のお手伝い2014(串本→淡輪)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11819107275.html のどこかでお世話になっている業者さんに食べられてしまったブルボンのプチシリーズの『うす焼』をお供に作業を始めます。。。


A3のコピー用紙の裏紙はこんなファイル↓に入れてあります。。。このA3のコピー用紙の裏紙と、養生テープと、


持って来た合板を使って、『ティック・スティッキング』でハルのRを写し取っていきます。。。


バウバースのモックアップ天板の型を取った時と同じ作業です。


マットレスの厚みになるように87mmの角材を置いて、その上に持ってきた12mmの合板を置いて、さらにA3の裏紙を養生テープでペタペタ。。。


バウバースの長さが2100mmに対して合板は1820mm。。。

なので、こんなに隙間が空いてしまうのですが、『ティック・スティッキング』なら問題なし!


ちょっと長い目のティック・スティックを用意して、写し取りたい場所をドンドン描き移していきます。。。


こんな感じで↓。。。


反対も、


同じように、


写し取りました。。。

後は、このコピー用紙を合板から剥がして持って帰って『型板』を作ります。。。



今日はついでにもう一仕事。。。


端材(廃材)の合板に、これまた端材(廃材)の化粧合板をビス止めして、『自在錐(自在ホールソー)』で丸い化粧合板を切り出します。。。


端材の合板は自在錐のセンタードリルのガイドとして必要な下板。。。


下板を使用せずに穴を開けると、貫通した瞬間に支えを失った自在錐は大暴れ!!何度か痛い目にあいました。。。


一度はもっとパワーのあるコード付きのドリルで24mmの合板に自在錐で穴を開けているときに、この自在錐のアームにコードが巻き付いて、その、コードが手にも巻き付いて締め上げられとても痛い目にあいました。。。数か月ジンジン痛んでいたな。。。Y(>_<、)Y


皆さん!材料はしっかり固定!道具は安全を確認して使いましょう!!!

小さすぎました。。。


もう一つ大きなものを。。。


まだ、小さすぎました。。。


さらに大きなものを。。。


合格です!!

切り出した丸い化粧合板のバリをカッターで切り落とし、ヤスリである程度きれいに仕上げます。。。


この、丸く切り出した化粧合板をヘラとして使って、先日、水が溜まっていた一番前の部分をコーキングで仕上げます。。。先日、水が溜まっているのを発見して直ぐに拭いて乾かしておきました。。。

少しづつしか進まない『改造』。。。『その〇〇。。。』はいつまで続くんだろう???


まあ、仕方ないか、土日とたまの夜にしかしてないんだから。。。


まだ、モックアップすら完成していないけど、マストを倒して造船所に運び込んだら、たぶんここまでの作業は数日なんだろうけどな。。。

その分、費用は。。。


いやいや、費用がどうのこうのではなくて、『大きなプラモデル』の改造を楽しんでいるんだよ!!

お金を払って、人に楽しいことさせてどうするってんだい!?

о(ж>▽<)y ☆


『バウの改造(その21 クラッシュバルクヘッドの水密ハッチの向き変え。。。)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11827679101.html へ続く。。。