『バウバースの改造(その15 桟の取り付け。』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11819302117.html からの続き。。。
無駄なマスト登りをしてしまった月曜日。。。
火・水・木は絶対に自分の仕事をするぞ!と決め、仕事にかかったものの、何と自分のドジで大失敗!!
作業道具を傷めてしまって発注したものの、入荷まで中1日。。。
つまり入荷は木曜日。。。
さらに何故か入荷が遅れて、ほとんど仕事にならなかった。。。
ストレス溜まりまくり!!
そんなストレスを抱えたままの金曜日。。。
お世話になっている業者さんに連行されて琵琶湖まで。。。
大した仕事ではないけど絶対に二人必要な仕事。。。
渋々承諾した仕事。。。
この仕事はかなり強引に入れられた。。。しかも、まだ”回航”も済んでいないうちに。。。
3連休を潰された上に、自分のドジで仕事が進まなかったイライラはかなりピーク。。。
『4月4日空いてるか?』と聞いてきたお世話になっている業者さん。。。
言葉を濁していた僕に対して、
『何かあるんか?』と聞いたお世話になっている業者さん。。。
これらの言葉がとても僕には引っかかる。。。
何度も言っているんだけど理解してもらえない。。。
僕が自分の仕事を止めて”お手伝い”に行っているということを。。。
何度も、”学生アルバイトを育ててください。”と言っていることを。。。
僕も自分の仕事を”リズムよく”進めたい。。。なので、リズムを崩されないなるべく週明けの月曜日なら”お手伝い”に行ける”可能性が高い”と言っているということを。。。
僕の工具は僕が貧乏で、業者さんを雇えないので、その業者さんを雇う費用を削って、工具と材料をそろえようとしていることを。。。
僕は業者ではないので、僕の工具を頼られてもサービスカーや倉庫にまとめて工具を常備しているのではなく、我が艇や、倉庫や部屋や、実家などいたるところに必要な工具があって、それをかき集めるだけで半日有することを。。。それらをもとに戻すのにさらに半日有することを。。。
僕の工具は完全にプライベートな工具であって、工具も消耗品だということも理解してもらえない。。。
”空いている”もしくは”空けることができる”時間にお手伝いに行くのはいいけど、連続でとなると。。。
自分のドジが引き金とはいえ、遂に自分の仕事にお手伝いに行くことによって支障が出てしまった。。。
予想ができないトラブルが起きるのが僕の仕事。。。なのであまり先のお手伝いの約束はしたくないので返事を渋ったんだけど。。。
僕みたいな素人を呼ばないで、しっかりしたプロの業者さんを呼んで仕事してもらえばいいのに。。。
本来ならその”プロの業者さん”の日当をお客さんである”オーナー”にしっかりと支払ってもらえばいいのに。。。
まあ、これをできないので『商売が下手』と言われるお世話になっている業者さん。。。
まあ、これをしないので『信頼が厚い』と言われるお世話になっている業者さんなのですが。。。
オーナーの皆さん!お世話になっている業者さんをいじめないで!!
お世話になっている業者さん!
僕の隠したい過去の経歴を新しいお客さんに言わないで!!
自分で目くじら立てながら話し出すのが分かるので!!
あと、絶対にお客さんやクルーに直接、
『〇〇に聞け!』とは言わないで!!
自艇のことは大抵わかるけど、他艇のことは分からないし、考えているだけでも時間が奪われる!!
お金がないから”時間”を使って自艇の維持管理をしているんだから!!
お金がないから”工具と材料”を買って”時間”を使って、自分で作業しているんだから!!
と、ちょっと、イライラして愚痴を言って、お世話になっている業者さんのことを少し暴露してしまった。。。
反省。。。m(_ _ )m
とは、言いながらも今月は後1回だけ作業に付き合うんですけどね。。。これは絶対に月曜日ということにしてもらった。。。
まあ、仕切り値でこれから回してもらえるということなので、今のペースで必要なものをお世話になっている業者さんから購入すると、数年で今までの自前工具の持ち出し分(消耗分)はチャラにできるかな。。。
まあ、個人輸入する手間が省ける程度の金額だと思うけど。。。
それでも今度からは即答で、
『空いていない!』
と答えよう。。。
でも、僕がヨットを続けている限り、ずっと業者さんでいてもらわないと困るので、なるべくお手伝いには行くようにしよう。。。
僕のような社会性に乏しい人間が買掛金で物を買えるところなんて他にないですからね。。。
売掛金で売ってくれる、お世話になっている業者さんに感謝感謝です!!
って僕は、お世話になっている業者さんを何歳まで働かせるつもりやねん!!僕のおやじ世代のお世話になっている業者さん。。。
そうやな~後50年くらい頑張ってください!!о(ж>▽<)y ☆
とにかくストレス解消には自艇の作業が一番!!
いつもながら前置きの長いブログですが。。。(・・。)ゞ
2014年4月5日土曜日。
パートナーは珍しく土曜日出勤。。。
僕は朝から倉庫を捜索。。。
バウバースの天板の型取りに使えそうな材料を探し出す。。。
何やら片面だけ黒く塗られた9mm合板が。。。
前から目を付けていたけど、何に使っていたのかが分からなかった。。。
どうも兄貴がパソコンデスクとしてスチールのフレームを組んで天板として過去に使っていたらしいことが判明。。。
もう必要ないらしいので、昼から適当にカットして、艇に持っていく。。。
で、適当に置いて、
一枚当たり3本のビスでズレないように、先日取り付けた桟に固定。
この黒い板は単なる廃材利用ということで、モックアップでもなんでもない、ただの作業台のようなもの。
後で紹介する『ティック・スティック』の『ティックボード』という部分。。。
でも、僕は直接『ティックボード』としては使わない、本当に正確に型は取れるけど、後でモックアップになる部材に写し取るのが厚身分大変だから。。。
そこで僕は表面が紙質の養生テープを用意する。。。まあ、幅広のマスキングテープでもいいんですけどね。。。
さらに、A3のコピー用紙の裏紙を適当に切り、先ほどの『ティックボード』の上に貼る。
ティックボードは各隔壁に対し直角になるように置いて固定して、ティックボードの間隔を後で合わせやすいように測っておく。。。
そのティックボードの端に合わせるように、コピー用紙を貼っておく。
こんな感じで。。。本当は、トレーシングペーパー(マイラーフィルム)などがいいそうだけど、僕は実物を知らない。。。どうも収縮なくピタッと平らになるので、製図などに使われるらしい。。。最近はほとんどCADで図面を描いてA3で出力の僕には手に取る機会もなく、A3の裏紙も大量にあるのでこちらを使う。。。
ここまで、準備できたら、『ティック・スティック』を用意する。。。
ティック・スティックは僕は適当に合板を使ったけど、本には松かモミの角材を使うように書かれている。。。
でも、本当に正確に型を取りたければ、アルミの角パイプの端を斜めに切り落としたものを使うほうがいいと思う。。。
なのでこの方法のベストは『トレーシングペーパー(マイラーフィルム)』と『アルミの角パイプ』を使うのがいいと思う。。。
僕は後で多少の誤差は修正するので適当に。。。
さあ、この『ティック・スティック』と『ティックボード』をどのように使うかと言うと、
固定したティックボードの上にティックスティックを置いて、斜めに切り落としたティック・スティックの先端を、型を取りたい部分に当てて、ティック・スティックを定規のように使って線を引く。。。ティック・スティックの角度は適当でOK!
線を引いたら、ティック・スティックとティック・ボード(ここではティックボードの上のコピー用紙)の両方に印をつける。(できれば『レ点』が後々確認しやすい。)
このティック・スティックに付けた『レ点』が後々のすべての基準になる。
後は適当な間隔でティック・スティックを移動して、ティック・スティックをティックボードに当てたまま、ティックスティックの先端を型を取りたい部分に当てては、線を引いて、先ほど付けたティック・スティックの『レ点』の位置と同じティックボードの位置に『レ点』を打つ。
こんな感じで↓。。。
フレームなど複雑な形の部分ほど、ティック・スティックを当てるピッチを狭くするとかなり正確に型が取れる。。。
この型取りの方法の一番のメリットは、正確に距離を測らないで済むこと。
去年の『バースクッションの製作(2)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11450580664.html
では、単純な形だったので、合板の一辺を基準に10cmピッチでハルまでの距離を測ったけど、今回は2か所にフレームがあったので、この手法に。。。
この方法はアメンバー限定だけど『チャートテーブルの改造(その1)』
http://secret.ameba.jp/oceansailor/amemberentry-11508358062.html
で使った、『ティック・スティッキング』という方法。。。
(ティック・スティッキングの詳しい説明は『Yachting』誌の1987年10月号116・117項に載っています。もしコピーが欲し方はアメンバーであればPDFファイルでお送りします。)
左右合計4か所。天板2枚分の型取りが終わりました。。。コピー用紙とコピー用紙を貼りつけている養生テープはそのままに、ティックボードから丁寧にコピー用紙を外します。。。
前方2枚分の型が取れたら、ティックボードは使いまわし。。。
手前のもう一枚のために、必要な長さに切り出し、仮止めします。。。
先ほどと同じようにティック・スティックでパターンを写し取っていきます。。。
『パターンを写し取る』とは、先ほどの、
1、ティックボードの上にティックスティックを置く。
2、ティックスティックの先端を型取りしたい場所に当てる。
3、ティックスティックに沿ってティックボードに線を引く。
4、ティックスティックに『レ点』を打つ。
5、ティックボードにもティックスティックの『レ点』と同じ位置に『レ点』を打つ。
6、ティックスティックを動かして型取りしたい場所に順次当てていき、3と5を繰り返す。
という作業。
まあ、専門家は違う言い方をしているかもしれないけど、ここでは適当に。。。
ちなみに、L・B艇のキールの改造の時に、元のキールの型を取るのにヨットデザイナーのTさんがこの方法を使っていて、
僕が、
『古いヨッティング紙にこの方法載ってたよ。』というと、
Tさんは、
『やるな~、ヨッティング紙!』と言っていました。。。
『バウバースの改造(その17 バウバースのモックアップ天板の切り出し。』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11821743418.html に続く。。。