先日に引き続き、今日14日もアニオールズカップの観戦に行ってきました。。。
当然、また、大会の説明や成績発表は公式ホームページにお任せておいて、僕は『なんちゃって』レベルで観て感じたことを。。。
とはいっても、まずは観覧艇のクライナーベルグにご挨拶がてら、昨日疑問だった艇と大学の見分け方を教えてもらいました。
やはり予想通りバウパルピットの右舷側に取り付けられたカラーの旗が大学の識別旗だそうです。
僕の勝手な下馬評順とともに各艇のカラーは、
赤色=神戸大学
普段の海域で、もっとも環境に恵まれ、自分たちの普段の使用艇でレースができるので。
青色=防衛大学校
普段の使用艇がJ24なので。
緑色=明治学院大学
徳島まで学生だけで来るというスキルは神戸大学以上だと思うので。
黄色=日本大学
ごめんなさい。下馬評を最下位にした理由は特にありません。単に僕があまり存じ上げていないだけです。。。
と、なっています。。。
まあ、乗員の学年を合わせて考えると、また、違った下馬評になるのですが。。。昨日までは上記が僕の中での勝手な下馬評ですが、昨晩、公式ホームページを再度確認して乗員の学年を照らし合わせると、
明治学院大学→日本大学→防衛大学校→神戸大学
というような気もします。。。
まあ、練習量や経験を僕はほとんど知らないので本当に勝手な下馬評と受け流してください。m(_ _ )m
さあ、今日は優秀なカメラウーマンが我が艇に上等のカメラ(キャノンIXY610Fというコンパクトデジタルカメラ)を持って乗艇です。
昨日に引き続き、5レース目(R5)。
09:55の予告信号のはずが、風向が少し振れたり、本部艇のアンカーが効かなかったのか、約1時間ほど遅れてのスタートです。
昨日も今日も僕たちが普段参加しているレースから比べるとびっくりするほどスタートラインが短い。
だけど、そのおかげで迫力のあるマミューバが見物できる。
『R5((たぶん)今回初のマークタッチを披露してくれたのは、明治学院大学。)』
その明治学院大学の後ろでポートの防衛大学校がスタボーの神戸大学に突っ込んでいたようだ。(この写真を見るまで分からなかった。。。)
中央、右へバウを向けているのがマークタッチの解消のために360度を回る明治学院大学。その向こうでポートで伸ばすのは神戸大学。
一番左は防衛大学校。そのまま行くと思っていたら何故か防衛大学も360度の回転を。。。
???だったけど、もう一枚上の写真のようにスタボー・ポートのケースで、たぶん後ろを走っているジュリーボートからすぐにジャッジを下されたのではないだろうか?
『R5(一番右、日本大学はかなり遅れてのスタート。。。一番左は360度の回転直後でジブを引き込んでいる防衛大学校、中央がポートで我が道を行く神戸大学。)』
『R5 (360度回転後の防衛大学校。)』
『R5(防衛大学校。)』 J24はこの角度から見るのが一番かっこいいと思いませんか?
『R5(全艇スタート後の落ち着いたひと時?の本部艇のリンクワークス。)』
本部艇の写真を撮っている間にレース艇には追いつけないくらい置いていかれてしまいました。。。(・・。)ゞ
なんとか上マークでのスピンアップの写真が収めれるぎりぎりの場所まで追いつき、
『R5(トップでマークを回ってスピンを揚げる神戸大学。)』バタバタバター。。。
『R5(トップでマークを回ってスピンを揚げる神戸大学。)』バタバタバター。。。
『R5(トップでマークを回ってスピンを揚げる神戸大学。)』ポンっ!
『R5(3番手でマークを回ってスピンホイスト中の防衛大学と、あと1艇身でマークを回る日本大学。)』
『R5 (マークを回ってスピンを揚げる日本大学。)』バタバタバター。。。
『R5 (マークを回ってスピンを揚げる日本大学。)』バタバタバター。。。
『R5 (マークを回ってスピンを揚げる日本大学。)』ポンっ!
日本大学のスピンアップの写真を撮ってから、下マークへ大急ぎで帰るものの船底が汚い我が艇の機走能力では神戸大学&明治学院大学の下マークの回航に間に合いませんでした。。。
まあ、下マークは本部艇が観覧のベストスポットなので、本部艇からの写真を期待してください。。。
なんとか追いついたのは防衛大学校の下マーク回航。。。
ちょっとカメラウーマンがサボっていましたが、何やらトラブルです!!
『こういうシーンを撮ってあげると後で楽しめるんだよ!ブログのいいネタになるんだよ!!』
と、カメラウーマンを働かせます。。。
ストボーでマークにアプローチをしてきた防衛大学校。
まず、マーク回航の準備のためにジブを揚げようとしたけど、何故かジブハリが重くてジブが上がりません!!
スピンハリとジブハリを絡めてしまったのか?いやいやスピンを張ってからジブを下しているのでその確率は低い。。。
しかし、バウンスで大学生が体重をかけてもジブが上がりません。。。J24のジブが我が艇のメインセールより重そう。。。
ひょっとしてマストの上のシーブとシーブボックスの間にハリヤードが噛みこんだ?
とにかく、何かトラブルです。パートナーに写真を撮るように促します。。。
『R5(ジブを揚げれないまま、スターボードタックで下マークをそのまま通過する防衛大学校。)』
『R5(防衛大学校がトラブっている間に追いついてくる日本大学。)』
『マークから離れまい!』とたぶん苦渋の決断でポールを外しつつジャイブ。
ジャイブをしながらスピンを下し始めると、引っかかっていた”何か”が外れたのかジブが揚がる。
『R5(スピンを危うく船底に引きずり込みそうになりながらもなんとか耐える防衛大学校。)』
『R5(『人の不幸は蜜の味』と言わんばかりに、その隙に下マークを回る日本大学。)』
『R5(何とかジブが揚がりきり、スピンも回収できそうな防衛大学。。。が、しかし、、、』
『R5(少しのきっかけで一気に流れ出てしまったスピンを一生懸命回収する防衛大学校。)』
『R5(何とかスピンの回収とポールの処理を終えてアップウインドの準備が整った防衛大学校。)』
『R5(次のスピンランに備えて色々なところに絡まってしまったスピンシートを整えながらアップウインドを帆走る防衛大学校。)』(バウマンの腕がバウに見えています。)
残念ながら我が艇はレース艇の邪魔をするわけにはいかないのでレース海面内にはすべての艇の風下側でレース艇にブランケットを作らないように観覧します。。。
本来はレース海面には入ってはいけないかもしれないけど、とりあえず関係者を乗せているわけではないのでクライナーベルグよりは近づかせてもらいます。。。ただし、ジュリーボートよりは近づきません。。。
ということでアップウインドを帆走る艇は船尾からか横からの写真になってしまい、ダウンウインドを帆走する艇は横からか前からの写真になってしまいます。。。
本格的なカメラマンなら『超望遠レンズ』で撮影するのでどこからでも写真を撮っているように見えます。。。
そんな訳でトラブルを起こして遅れてしまった防衛大学の後ろを付いて行っていたので、上マークの回航は見れませんでした。。。
『R5(上マークを回航して一番手で戻ってきたのは神戸大学。)』
おや?よく見るとスピンの形がおかしいぞ!
何やら艇が左右に大きく振られてしまっています。。。
あっ!スピンポールのパロットピークとスピンのタックがかなり離れているぞ!!
どうもツイーカーも全く引いていない様子。。。
だからスピンがかなり高く飛んでしまって形が少しおかしく見えるんだ。。。
スピンランでは基本的にアフターガイ側(スピンポール側)のツイーカーはすべて引き込んでおいて、バウマンはスピンアップ&ジャイブ後にはスピンポールとスピンのタック(タックはジャイブすれば左右入れ替わる)が接しているのを確認して、この写真↑のようになったらバウマンがスピンポールを前に押し出して、スピンポールとスピンのタックが接するようにすればローリングが抑えられて艇速も上がると思うよ!!
バウマンでは無くても気が付いたらバウマンに指示を!!
スピンシート側のツイーカーはクリューの位置がポールと同じ高さになるように適当に引いたり出したりして合わせてみよう!!
ポールの高さは僕は今一つわかっていない。。。しかもJ24のポールのマスト側の構造も理解していない。。。ということであまりはっきりしないことは書き出すと終わらないので今回はやめておこう。。。
あくまで『クルージング派』の『なんちゃってオーシャンセーラー』なので。。。(・・。)ゞ
でも、スピンポールとスピンのタックは接していないと艇は安定しないしスピンが高く上がりすぎるということくらいはわかっているつもりです。。。(間違えていたら学生たちのためにもご指摘ください!!
m(_ _ )m)
まあ、明治学院大学の監督さん(コーチさん?)のお顔を今日海面で見つけたので、僕がここに書くまでもなく既に指摘されているとは思いますが。。。
『R5(ということで神戸大学の君たちもスピンポールとスピンのタックの位置を注意して!)』(明治学院大学の写真を見て『君たちも』ということを発見しました。。。)
この日の1レース目(全体を通しての5レース目)は、
1着、神戸大学
2着、明治学院大学
という着順でした。
当然、同型艇のため着順がこのレースの成績になります。
ただし、レースは合計15レースで行われ、成績に応じてポイントで計算され、さらに一番成績の悪かったレースは『捨てレース』として、成績に反映されないという方式です。
詳しくはレースの公式ホームページをご覧ください。日々の成績や写真がアップされています。
http://anioruscup2014.jimdo.com/
昨日、電話とメールでの無責任で簡単な『なんちゃってレベル』のアドバイスをしたけど、寝る前にイメージトレーニングをして、朝から桟橋で前後トリムを写真を撮ってもらいながら確認して、背も高く体格ががっちりした二人が後ろの乗員バランスを克服して格段に帆走りがよくなりました。。。
かなり適当だったんだけど。。。(・・。)ゞ
たぶん僕なら『こう聞こえて、こう感じて、こうするだろうな。』という思い付きを話しただけなんだけど。。。
それより、それを一晩で忠実にできたのは、まだまだ頭の柔らかい学生ならではですかね?
僕なら頭でわかっていても、クルージングセーラーの僕は、めんどくさくてやらないし、体が動かなくてやれないし。。。(・・。)ゞ
でも、アドバイス通りにやってくれて昨日より風と波のあるコンディションで、このレース1位を取れたということは、僕の『こう聞こえて、こう感じて、こうするだろうな。』という内容はまんざら間違えてもいなかったということかな?
でも神戸大学の皆さん!明治学院大学はケースを起こして360度回ったことをお忘れなく!!
ケースがなければ怪しかったかもですよ!!
ちなみに僕は神戸大学のOBではありません。。。
ただのお知り合いであり、勝手にヨット仲間の若い衆と思っているだけです。。。
『てめーなんか、俺たちのヨット仲間なんかじゃないわ!!』と思われているかもしれませんが、すごくいい子ばかりなのでそんなことを思っていても口には出さないでしょう。。。(≡^∇^≡)
たぶん明治学院大学の一部の学生もこのブログのことは知っていると思います。なのでここで勝手に適当なアドバイスを。。。
昨日・今日の感じでは、成績は振るわないものの防衛大学が今日のトラブル以外では主だったミスはしていないので、
どちらかというと、
微風にかなり強い神戸大学。(アドバイスにより強風のレベルが上がったような。。。)
強風にかなり強い明治学院大学。
オールラウンドな防衛大学校。
という感じでしょうか?
ちょっと気になるのは日本大学。乗員内のレベル差があるようで中々思うように艇を操れていないのですが、指示内容を聞いている限り、指示を出している側はよく分かっているような気がします。
1レース目が終わり、パートナーは回答旗が揚がるまでゴロンとお昼寝。寝る前にお湯を沸かして温かいスープを入れてくれました。。。
しかし、回答旗が上がって全艇がジブを揚げたか揚げないかくらいのタイミングで再び回答旗が。。。
その後レースの延期と陸上へ戻るようにとの合図の回答旗とH旗が揚げられました。。。
どうやら、1艇にレース続行不可能のダメージが発見されたので、本日のレースは取りやめになったようです。。。
明治学院大学のブログhttp://blog.livedoor.jp/fdl1545/ によれば、明日からは3隻でレースをするようです。。。
僕には配艇の想像が全くでききません。。。詳しくは公式ホームページにアップされるかもしれません。。。
しかし、毎日艇長会議が行われているので、そこでの報告だけで終わるかもしれませんね。。。
1レースしかなかったので、僕たちもホームポートに早く帰って、のんびりと?過ごせました。。。
神戸大学へ行って今日の写真を入れたCDを渡して、その帰りにこの4月にオープンする潮芦屋の『水春』という温泉施設の場所を確認して来て、ハーバーに戻ってからご近所の沖縄レースに参加する艇に貸し出した我が艇のイマージェンシーラダーの取り付けのお手伝い。。。
という一日でした。。。
『アニオールズカップ観戦Day3ーR6』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11798553320.html へ続く。。。