『タモリカップクルージング』(福岡→松山 その1 玄界灘)http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11795517392.html からの続き。。。
倉良瀬戸を抜けて関門海峡の方へバウを向けるとクローズリーチくらいでセイリングできそうです。
波と風の向きも合っていて、波高は高いけど波長は長いので快適そう。。。
とりあえず『わんわん』言いながらバウへ行ってNo3を固定していたショックコードを外し、ジブハリをセットします。
ウインチに適当にジブシートを2回巻いて、セールアップ!!
No3が揚げれたらジブシートを引き込みます。。。
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9ノット・ ・ ・
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どう見ても艇速9ノット・ ・ ・
エンジンのクラッチを抜いても9ノット・ ・ ・
ダメじゃん!!早すぎて!!!
でもコクピットはドライだし、あと数時間のためにストームジブに揚げなおすのも面倒だし。。。(いけない性格です。。。)
えーい!バックでプロペラ回しちゃえ!!
ギアをバックに入れ、1500回転まで上げても8.5ノット・ ・ ・
35ノットの風で波に叩かれなかったらこんなもんだったっけ???
5ノットがキープできたらいいんだけど。。。
太平洋なら大喜びのスピードだけど、そんなに早く行ったら関門海峡を通してもらえないよ!!
まあ、近づいてから調整するか。。。一人ならセール揚げたまま関門海峡を通過できないし。。。
と、あっという間に関門港へアプローチ。。。もともと『帆を減じて』いるのでそのまま突き進みます。。。
おや?あれは!!
おや?こちらは、左右合わせて『白島』で、左が『女島』で右が『男島』ですね。
『白島』の『男島』には『白石国家石油備蓄シーバース』があります。
どんどん、『例のあれ』に近づいて行きます。。。
『あれ』とはこちら↓。『タモリカップクルージング』(松山→福岡 その5)http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11767384912.html でご報告した『洋上風力発電』の風車!
前回、お世話になっている業者さんの回航のお仕事のお手伝いに乗った時には影も形もなかった風車。
来る前に水路通報で調べ海図の校正で確認したものの、往路は夜中だったので不気味な高い塔にしか見えませんでした。。。
場所は水路通報で分かったけど、実際にどれくらい近づけるんだろう?近づいて怒られても嫌だし、マストと風車が絡んでも嫌なので近づかないほうがよさそうです。。。
僕は『立ち入り禁止』の標識も立てるべきだと思うな。。。特に夜は距離感がつかみにくいので水面近くに風車の羽根のサイズで囲っておいてほしいな。。。
角度が変わると面白いのが『島』。この『白島』の『男島』が特に面白い。
『男島』をどれだけ開発したかは調べていないのでわからないけど、海図には東側に『備蓄船』を8隻泊めれるバースを造って、備蓄船を入れてから防波堤ですべて囲ったような造りになっているみたい。。。
海図はW1267しか持っていないので一部しかわからないけど、W1266を持っていれば全体も把握できるかな?グーグルアースやヤフーの地図の写真で見るほうが早いか。。。それより『白島国家石油備蓄シーバース』で調べるほうが確実か。。。
少し調べてみたけど備蓄船のメンテナンスのために備蓄船を出し入れできる『防波堤用ケーソンの移動開閉を可能とするシステムおよびケーソンの構造となっている。』ということらしい。。。けどどうなっているの?興味心身です!!http://oilgas-info.jogmec.go.jp/pdf/3/3315/199812_057a.pdf#search='%E7%99%BD%E5%B3%B6%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E7%9F%B3%E6%B2%B9%E5%82%99%E8%93%84%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B9'
ということは、写真で上部が白く、下部が赤いのが備蓄船で、赤い部分は船底塗料ってことかな?
東に目をやると、こちらは『藍島』。後ろの山々は山口県下関市、中央で尖がっている山がたぶん『鬼ヶ城』で、その右の一番大きな山が『竜王山』。
北に目をやると、『蓋井島』。
蓋井島の真南まで来ると、白黒の縞模様がおしゃれな灯台のある『白洲』。
バックの山が『蓋井島』。。。たぶん。。。
こういうボーダーの灯台好きだな。(=⌒▽⌒=)
藍島のブランケットに来たら海象が少し落ち着いたので、エンジンを前進に入れなおしてNo3を下します。。。
こちらはたぶん『馬島』と『六連島』がオーバーラップしている。。。マストとサイドステーの間の島が『和合良島』。
昼間の関門海峡にいよいよ初突入です!!
『タモリカップクルージング』(福岡→松山 その3 関門海峡前編)へ続くと思う。。。