『タモリカップクルージング』(福岡→松山 その1 玄界灘) | なんちゃってオーシャンセーラーのブログ

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オーシャンセーリングに憧れて。。。
今は、実現に向けてヨットの整備と身の丈より少しだけ背伸びをした活動をしています。

『タモリカップクルージング』(BBQ後の福岡滞在。)http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11790366146.html からの続き。。。


とっても楽しかった『タモリカップ』も終わり、いよいよ西宮に帰るだけとなりました。。。


2013年は一つの航海で必ず一つの大きな出来事があったような気がします。


GWの往路は紀伊水道でノーズダイブブローチングをしました。。。


GWはの復路はなかなか帰って来れませんでした。。。


タモリカップ横浜の復路では台風に追いかけられました。。。


タモリカップ横浜の往路では台風崩れに大阪湾でいじめられました。。。


タモリカップ福岡の復路では不審船に関門海峡でビビらされました。。。



さあ、タモリカップ福岡の復路では何があるか乞うご期待!


『人の不幸は蜜の味』などと言わずに、ご自身の安全航海にお役立て頂ければ幸いです。。。


まあ、もう少し先の記事にはなりますが。。。(・・。)ゞ



2013年9月17日火曜日。


関門海峡の通過のために朝は苦手とは言ってられないので、7時に起きて出港準備。。。


関門海峡の早鞆の瀬戸の転流時間は16:53。できればプラスマイナス0の転流時間ちょうど、悪くても前後1時間以内くらいのプラスマイナス3ノット程度で安全に通過できるようにはしておきたい。。。


ただ早すぎるのもNG。早鞆の瀬戸では4ノット以上の対地速力をキープしないといけない。。。以前は3ノットだったそうだが。。。詳しくは『タモリカップクルージング』(松山→福岡 その4)http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11766473954.html の記事でご確認を。。。

さらに詳しくは関門マーチス『関門海峡海上交通センター』http://www6.kaiho.mlit.go.jp/kanmon/ のホームページや同センターへ問い合わせを!海上保安庁に問い合わせても教えてくれると思います。。。


まあ、遅すぎる(追い潮が速い)のも普段の感覚と違うので危険だと思うますが。。。



7時半にはもやいを解いて出港!

前日に早朝に出港すると事務所に挨拶に行っておきました。。。


空は台風一過で晴れ晴れとしています!


気持ちいい!!



こちらは一昨日のパレード?&レース?を辛うじて守ってくれていた『能古島』。。。


『福岡市ヨットハーバー(小戸ヨットハーバー)』に別れを告げて、


海から見る福岡のベストショットをカメラに収め、


のんきに進んでいると、うねりが大きくなってきました。。。


本当に『能古島』は福岡市ヨットハーバーをよく守ってくれているようです。。。


この写真↓中央やや右の岩が『象瀬』。。。レースの第一マークはこの辺りに打たれるはずでした。。。

能古島の南側と北側でこんなに風とうねりの差があるんだったらレースは中止になってよかったよ!!

軟弱な僕たち二人にはちょっと。。。船体保険も入っていないし。。。マストを折ったらと思うと。。。


残念ながら写真では何故か伝わらない海象。。。


なにか『ほっこり』とした気分にさせてくれる『玄界島』にも別れを告げて、


『志賀島』を過ぎると風が30ノットオーバー。。。


能古島と志賀島でパレード?&レース?の日はあれでも僕たちを守ってくれていたんだね。。。


昨日出港した広島の艇は艇以上に屈強な方々が乗っていたんだろうな。。。


『シタエ曽根』の『Q(9)15s』の浮標を右に観て、『倉良瀬戸』へ針路を向けると、うねりも風も真正面から。。。


こちらは『相ノ島』だったかな?


風が真正面なのでセールは揚げれないものの、うねりはそこそこ大きく連続して波に叩くようなことはなかったので何とか進めます。。。


しかし艇速はいつもよりマイナス1ノット。。。何とかエンジンを3200回転で頑張ってもらっても5.5ノット前後。。。いつもなら3200回転まで上げると6.5ノットくらいは出るはずなんですが。。。


右へグラ~、


左へグラ~、


時々バシャ~ン!となりながらも、コクピットはまだドライで快適。

風向的にメインセールを揚げてもタックもジャイブもないコースなので、コクピットテーブルもティラーにセットしたまま進みます。。。


今まで『倉良瀬戸』の『大島』のブランケットになっていたようで、30ノットの風で時々バシャ~ンと波に叩いていたものの、倉良瀬戸を抜けると少し風が上がって、うねりが大きくなって叩くこともなくなりました。。。ただ、風が強くなった分、機走が。。。


それでも大阪湾や東京湾で走ることを考えれば細かく高い波がないだけマシですね。。。まあ、完全な外洋の波という感じですが。。。オートパイロットにお任せできる程度ならOKです!


外洋とは言っても海底地形が安定して、そこそこの深さがあるおかげだと思いますが。。。


『倉良瀬戸』の北の端は『倉良瀬』(写真シートストッパーの左上)があるのですが、この倉良瀬と右の『地ノ島』の間はどうやら抜けれるようです。。。小型のタンカーはここを行き来しているようです。。。

この時も一隻抜けて行ったので付いていきたかったけど、1239の海図を持っていないので断念。。。


まあ、『倉良瀬』を大回りしても30分。30分のために『だろう』という考えで通ることは止めておきます。。。

通るときは海図を買ったとき、、、でも30分のために1枚の海図を買うかな???


艇速が遅いだけで快適な我が艇とは違い、たぶん大変なのはこちら↓の方。。。

初めて航行中の本船のバウスラスターが見えた!!

荷物が軽いのかな?

荒れて、こっちが上下するだけになったらバルバスバウを見せる本船はよく見るけど、スラスターを見せてくれたのは初めて!

写真の状態はハルの中央を波が支える、『ホギング』という状態です。

逆の状態が『サギング』。

もう一度バウスラスターを見せてくれないかなとカメラを構えてたのですが、残、、、じゃなくて、幸いなことにバウスラスターを見せることなく、倉良瀬を回って、関門海峡の方へ向かっていきました。。。


が、30ノットオーバーの風の中、ここ倉良瀬戸を抜けると転進して、こっちも関門海峡にバウを向けないといけないんだよね。。。

クローズホールド~アビーム。。。左右にゆらゆら~~。。。かな???


福岡からこの倉良瀬戸までが『玄界灘』、この倉良瀬戸を抜けると『響灘』ということになるらしい。。。



『タモリカップクルージング』(福岡→松山 その2 響灘)へたぶん続く。。。