蔵出しネタです。
2013年12月15日
翌週に控えたキャビンでのクリスマスパーティーを快適にするために電源不要の灯油ストーブを買いました。
今まではカセットボンベが2本使えるユニフレームの『ワームⅡ』と湯たんぽを使っていました。。。
『ワームⅡ』は屋外専用となっているのですが、我が艇のキャビン容積に対しては。。。
右側の湯たんぽが一番最初に買ったものですが、お湯を入れるキャップが本体に対して内側にあるのでお湯が入れにくい。。。当然出しにくい。。。そのうち家庭用に降格です。。。
左の湯たんぽは持ち手と反対側のエッジにキャップがあるのでお湯を入れやすい。。。これをできればゲスト用にもあと4つ欲しいけど、普段ほとんど来ないゲストのために使える予算が。。。
湯たんぽは夜寝るときや航海中にも重宝します。
朝起きてストーブとヤカンでお湯を沸かしてキャビンが温まったころには、一晩たってもまだ暖かい湯たんぽのお湯をシンクのポリタンに移して朝食の後片付けのためのお湯としても使います。
本当は軽油のFFヒーターを設置したいのですが費用的に。。。やはりきっちりと固定できてキャビンの空気を汚さない暖房が欲しいです。。。
FFヒーターは夢として、今回はとにかく今までより少しでも冬のキャビンライフが快適になるように、オリオン兵藤さんのブログ『気ままにヨットライフ』http://blog.livedoor.jp/orionhyodo/ で知った、『フジカハイペット』http://fujika.co.jp/html/products01_kheater.html という灯油ストーブを買いました。。。
色々な類似品もチェックしましたが安全性やサイズからやはりこの『フジカハイペット』がいいという結論に達しました。。。
しかし、少しお高い。。。送料込みで30240円。。。
キャビンライフだけの暖房なら絶対に買わない金額。。。
では、なぜ買ったかというと阪神淡路大震災を経験しているから。。。
電気・ガスが止まって大変でしたよね。幸い我が家は水道だけは通っていました。。。
電気・ガスの代わりに、当時父が持っていたモーターボートの中にあったカセットコンロとカセットガスを自転車で取りに行った記憶があります。。。
まだ、寒かったですよね。。。自分の家が落ち着いたら、マウンテンバイクで知人の家に食材を届けたり、高校が大変だったので休校状態になったので、学校有志のボランティアで市の避難所になっている体育館にパーテーションを作りに行ったり、救援物資の運搬をしたり、マウンテンバイクでバイク便をしていました。。。知人のモーターボートで大阪から芦屋や神戸に炊き出しボランティアの人や資材の運搬のお手伝いをしたり。。。
電車は動かないし、幹線道路は大渋滞、、、車で行っても瓦礫で目的地にたどり着けなかったり、、、しばらくすると緊急車両しか通れなくなったし、幹線道路以外は、自転車で行っても自転車を担いで超えて行かないと行けなかったり、、、
自転車で走っていればそれなりに体が温まったのですが、止まっているとやはり寒くて、、、
で、やっぱり熱源はカセットコンロだけではなく暖を取るためにたき火をしたりして。。。
で、こんな経験があるから、この『フジカハイペット』の購入を決意したのです。
この『フジカハイペット』の利点は、
1、転倒しても燃料が漏れない。(近距離のクルージングなら持って行けますよね。。。)
2、電源不要。(これは他社でもありますが。。。)
3、煮炊きができる。(ヤカンに水を入れて上に載せておけば。。。)
4、小型で重量バランスがよさそう。(狭いキャビンでは重要。。。)
というところでしょうか?
つまりはキャビンライフだけではなく災害時の備えとしても使用できるのが一番のメリットだと思って購入しました。。。実際にはパートナーが10年ほど貸していたPCの御礼にと買ってくれたんですけどね。。。(・・。)ゞ
家でも節電目的で使うこともできるだろうし。。。
ただ、数回だけ艇から家、家から艇へ持ち運んだものの最近はずっと艇に置きっぱなしです。。。
次は東南海地震による津波を警戒するように呼びかけられているのですが、艇に置きぱなしで大丈夫かな?
一応我がハーバーは津波なども想定した高さの杭を打っていて、潮位の変化も1mほど上がるといわれているだけですが。。。でも、また想定が変化したそうですが。。。
我が家のある地域の想定浸水被害は当初1mほどだったのですが、最新の想定では1階部分は全滅だとか。。。生活基盤を2階にして、カセットガス式の発電機も買っておきたいな。。。
世界各国で使われているようで、箱には、、、
こっちは、左がブラジル語(ポルトガル語)??、右がアラビア語???
箱からも国際的な商品だということがわかります。。。
まあ、すべての言語で『使用前に取り扱い説明書を読んでください。』と書いてあるんだろうけど。。。
じゃじゃ~ん!!なんか、かわいいスタイル。。。
上の蓋を開けると鍋釜を直接火にかけることができます。。。
お湯を沸かすには蓋も取らずにそのまま上に置いておきます。。。灯油の火なので直接火にかけるとススでヤカンが汚れるかと思って。。。
マメにお湯を沸かしてシンクのポリタンに移して、シンクでお湯が使えるようにしたり、先日はパートナーが持ってきてくれたおでんもこのストーブで温めました。。。
あっ!古いほうのヤカンをポリタン用の湯沸し用に持って行っておこう。。。ポリタンのお湯を沸かしている途中でゲストが来たり、自分たちも温かいものが飲みたくなったりするので。。。
ポリタンの水はポリタンからフットポンプを使った洗い水専用なので。。。
飲み水は別の飲み水専用のポリタンから直接使うので。。。
古いほうのヤカンには常時ストーブの上でお湯を作ってもらって、新しいほうのヤカンには温かい飲み物用のお湯をいつでも沸かせるようにスタンバイしておいてもらおう。。。
あ、暑い!!
反射板付のモデルだけど、反射板の後ろがちょうどいい感じ。。。
定位置はパートナーと2人の時や突然来たゲストの時はキャビンのテーブルの上。。。
我がハーバーは本当に波が立たない。。。時々、モーターボートが引き波を立てていくけど、カタマランタイプのメインの浮桟橋が波を消してくれるので、少し波があるのがわかる程度。。。『耐震自動消火装置』がついているけど、波では今まで一度も働いたことがない。。。運搬中にガシャン!って音がして働いたことがあるけど、火が点いているときには今まで一度も。。。
クリスマスパーティーの時にだけ床の通路に置いたけど、反射板の後ろは全然熱くならない。。。それ以外の場所も頻繁に熱くなっていないかチェックしたけど、まあ、手で触れる程度だったので通路でも問題はなさそう。。。でも心配なのは通路では服とかクッションとかを落としてしまうこと。なので定位置はテーブルの上になりました。。。
暑さ対策は、バウとメインキャビンの扉の開け閉めとスライドハッチの開け閉め。。。
ストーブが点いている状態ではスライドハッチは3分の1は開けた状態がほとんど、、、バウハッチは完全に閉まらない位置で固定。。。
ストーブを点けたまま鍋を同時にしようものならスライドハッチは全開にしてジャンバーどころか、暑くてフリースも脱ぐ。。。
このストーブの欠点は、火の調整が少々面倒、付けたり消したりするのはさらに面倒で、着火後の火が安定するまで時間がかかることと、着火後と消火後が臭いこと。。。初めて使ったときはむしろ懐かしい匂いだったけど、慣れてくるとやはり臭い。。。
なので、温度調整は扉やハッチの開け閉めになる。。。まあ、換気をしないといけない暖房なのでちょうどいいかと。。。
このストーブが来てからキャビンライフが長くなったような。。。で、夜帰るときに、キャビン内の温度と外気の温度差でびっくりして、車の中でエンジンが温まって温かい風が出てくるまでガタガタ震えるようになったのでした。。。
できれば一酸化炭素警報器を取り付けたほうがいいでしょうね。。。
あっ!ガス警報器も付けなきゃ!買ったのに!!
このストーブを導入した日は、ストーブのチェックをしながら、もう一つの調子の悪くなった『プッシュボタンキャビネットロック』の修理をしました。
以前(『キャビネットの『取っ手』兼『留め具』修理』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11507809385.html
)
のように、壊れたプッシュボタンキャビネットロックを分解し、
サイズ違いの新しいプッシュボタンキャビネットロックから共有パーツを取り出し、
という2013年12月15日でした。。。