ウインチの定期メンテナンス(洗浄編) | なんちゃってオーシャンセーラーのブログ

なんちゃってオーシャンセーラーのブログ

オーシャンセーリングに憧れて。。。
今は、実現に向けてヨットの整備と身の丈より少しだけ背伸びをした活動をしています。

『ウインチの定期メンテナンス(基本分解編)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11477834815.html からの続き。。。


すべてのパーツをパーツクリーナーで洗浄し、古いグリスを落とします。古いグリスが固くなってウインチを回すのが重くなっていることがほとんどです。最悪、固くて全然動かないことも。。。実際にいくつも(何艇も)見てきて分解も大変でした。。。


僕がヨットを始めた頃は軽油で洗っていたものです。『浸け置き洗い&乾きにくい』の時間がかかる二重苦でしたが、パーツクリーナーは洗浄力も高くて、揮発性も高いのでウインチのメンテナンスを気楽に行えるようになりました。。。僕は4年ほど前から使っています。。

って固くなるまでほったらかしだったのですが。。。(・・。)ゞ反省。。。


しかし、このパーツクリーナー、

寒いからといっても、絶対にキャビン内で使用し続けてはいけません!!使用する場合は換気を行い、火気厳禁!! 又聞きの話ですが、エンジンの洗浄にパーツクリーナーをキャビン内で使用し、タバコで一服しようと火を付けたとたんに爆発!!2人が怪我をし、艇はハルとデッキがガンネルの接合部から引き剥がされたという事故があったそうです!!!

しかも、気化したパーツクリーナーは空気よりも重いため、強制的に換気しなければキャビンに残留したままになるようです。

恐ろし~((((((ノ゚⊿゚)ノ


パーツクリーナーを、
なんちゃってオーシャンセーラーのブログ
吹きかけて、


なんちゃってオーシャンセーラーのブログ
吹きかけたパーツクリーナーが乾かないうちに歯ブラシでゴシゴシ、


なんちゃってオーシャンセーラーのブログ
面など広範囲の汚れを落とすときは、ウエスにパーツクリーナーを吹きかけて拭きあげます。


なんちゃってオーシャンセーラーのブログ
ギアの間は綿棒や爪楊枝でゴシゴシ、


なんちゃってオーシャンセーラーのブログ
ベースのシャフトの穴やドラムの内側などは、パーツクリーナーを吹きかけながら割り箸にウエスを巻いてゴシゴシ、
なんちゃってオーシャンセーラーのブログ

世間(パートナー談)では棒にウエスを巻いて掃除することを『マツイボウ』というのだとか。。。マツイさんという人が考案??

別に名前付けなくても誰でもやっていると思うのですが。。。

なんちゃってオーシャンセーラーのブログ
洗浄したすべてのパーツはウエスで綺麗に拭きあげて、新聞紙や段ボールの上にでも置いておきます。風で飛ばされないように!専用のボックスがあるとパーツの紛失の可能性も減少し安心できると思います。(この写真ではクラウンアッセンブリーも分解していますが、写真がないので別途『ウインチの定期メンテナンス(クラウン編)』で記事にする予定。)また、ギアの中に樹脂製のスリーブが入っていますがそのままにしておきます。無理に抜こうとすると破損する可能性があるし、交換するとき意外に抜く意味もないと思います。


なんちゃってオーシャンセーラーのブログ

ベースの洗浄も、できれば周りを養生しましょう。今回は省略して、ウエスで受けながらパーツクリーナーを噴きかけ洗浄しました。


ブラシやウエス、綿棒や爪楊枝なども使いましたが、大体はパーツクリーナーだけで古いグリスは洗い流せます。しかし、パーツクリーナーをかけ続けると、パーツクリーナーの気化が追い付かず、液状になったパーツクリーナーの始末が大変です。(まぁ、ほったらかしておくとグリスだけ残して気化しますけど。。)ブラシやウエスなどを併用すれば、後片付けも楽にできると思います。パーツクリーナーの節約にもなるし、空缶の処理も少なくて済みます。僕はたとえ数百円でも節約(><;)



『ウインチの定期メンテナンス(組み立て編)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11478678204.html へ続く。。。