2013 牡蠣クルージング (Day2 後編) | なんちゃってオーシャンセーラーのブログ

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オーシャンセーリングに憧れて。。。
今は、実現に向けてヨットの整備と身の丈より少しだけ背伸びをした活動をしています。

『2013 牡蠣クルージング (DAy2 中編)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11470013983.html からの続き。。。


『2013 牡蠣クルージング (Day2 前編)』

http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11469946841.html


11時に無事に係留することができました。

が。。。』


で終わったり、



『牡蠣クルージング (Day2 中編)』

http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11470013983.html


『訳がなければビールで乾杯だったのですが。。。』


と終わってみたりして、引っ張ってみました。。。


『係留することができたけど、どうしたの?』

『なぜ、乾杯しなかったの?』


という質問が聞こえてきたり、こなかったり。。。


つまりは

『係留できたけど、移動しないといけなかったので飲酒運転はできませんでした。』

ということなのです。


というのも、ここ『むろつ海宝 海の駅』は陸から見て係留場所はこんな感じ↓で、
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海岸に水揚げのための護岸を造り、その先に桟橋代わりの漁船をアンカーで固定しているのですが、西と南の風には弱く、一晩過ごすには覚悟が必要だと係留した瞬間は思っていましたが、、、

潮汐表を確認してみると、、、


係留し我が艇のデプスメーターが3.3m~3.4mを示していたのは11時30分。

我が艇のデプスメーターはセンサーからの距離。

センサーからキールの底までは2.1m。

喫水はカタログ値で2.43m。


つまり、係留できた時点でキールの底から海底までは1mしかないということ。


潮汐表が示していた数字は11時で+177cm、12時で+160cm。

さらに下がり続け、15時に+64cm、つまり係留したときから1m近く潮位が下がるということ。。。

17時にはこの日の一番低い+45cmになる。


つまり3時間以内に出港しないと座礁ということになる。

これは、前日のように間違えた日付の潮汐表ではありません。

この日の潮汐表です。


これで座礁して次の上げ潮までぐらぐらしながら耐えれたとしても、次の日の明け方4時には-22cmで完全に横倒しになってしまいます。ぐらぐらする気もありませんが。。。


まあ、これは想定していた計画の範囲内なので、焼き牡蠣の片付けが終わってから『海の駅 しおさい市場』へ向かいます。

『海の駅 しおさい市場』にも係留できない場合に備えて、ここ『むろつ海宝 海の駅』で牡蠣鍋用に剥き身500gも買ってから出港しました。


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右の金ヶ崎と左の君島の間を抜け、

(左から2番目の島は蔓島、奥の山並みは赤穂。)


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相生港を眺めながら、


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蔓島を左に見て、


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坂越湾の『海の駅 しおさい市場』のある漁港へアプローチ。


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16時に無事に係留することができました。

潮汐もチェックしましたが問題なしです。

『むろつ海宝 海の駅』からここまで約3マイル。


日曜日なのに賑わっている漁港に初めて入港しました。


というのも今が旬の牡蠣がメインの漁港のようで、レストランの方からは放送で順番待ちのお客さんの呼び出しまでしていました。


聞き耳を立てていると

『○○様何名様どうぞー』

これは定番ですね。

でも、

『込んでいますので席の移動ができる方は移動してください。』

どうゆうこと?

さらに

『ご案内まで3時間ほどお待たせしております。』

えっ!?


食材も購入済みの我々は上陸して漁港を散策することに。


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こちら、スターンアンカーで岸壁にバウ付けにした漁船から直接ベルトコンベアで、左の『かき処理施設』へ牡蠣をラインで流し、この中でたぶん剥き身にしてパック詰めをしたり、発送の準備をしていると思います。選別して余計なものや剥き身にした殻は海に返すための専用のいかだに流し、この施設の反対側では直売もしていました。

こちらは12件の水産会社がそれぞれ漁船を持っていて、共同でこの『かき処理施設』を使っているようでした。共同とは行っても中は一件一件仕切られているようです。


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先ほどの施設とは違う一角にも同じような施設があり、こちらは3件くらいの水産会社が入っているようです。

ここは店先で焼き牡蠣とカキフライの販売もしていました。


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ここの漁船。

牡蠣の水揚げ専用なのでしょう、すべてクレーンが付いています。

さらに、ほとんどの漁船は左舷に横向きでステアリングが付いています。

漁船やモーターボート・ヨットもですが、ステアリングホイルは前方を向いて握るものだという固定観念を持っていた僕にはちょっと面白かったです。



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ネット上で『海の駅 しおさい市場』として出てくるのはこちらの施設。

この、『くいどうらく』というところで屋内での牡蠣の食べ放題のレストランがあるようです。


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この『しおさい市場』には坂越湾の観光船もありました。
この観光船の前の小屋がたぶん屋外の牡蠣の食べ放題の場所だと思いますが寒いからか人はほとんどいませんでした。


お昼の焼き牡蠣で満足していた我々は、牡蠣以外の定食のようなものがレストランにないか期待したのですが、この施設に入るとすごい人混みで『くいだおれ』の入り口すら分かりませんでした。放送内容の理由が分かったような気がします。


通路を挟んだ反対側に直売所があり、牡蠣だけではなく、各地から取り寄せている魚介類が販売されていたので、晩御飯のメニューも決めないまま帆立を4枚買って、


日帰り入浴の案内が貼ってあったので携帯で『カシャッ!』

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艇に戻って、お風呂の確認をして、


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買ってきた帆立の残酷焼きをしながら、そのまま夕食へ突入。

帆立の口が開いたので、そこに指を入れて持ち上げようとしたらパックっと噛まれました((>д<))


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噛まれた仕返しにお腹の中へ。。。ヾ(@^(∞)^@)ノ

艇にあったジャガイモとチーズを焼いて
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昼食のために炊いていたご飯をカニチャーハンの素を使って炒め、
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適当な夕食を食べてから、タクシーで『かんぽの宿 赤穂』へ行って温泉に浸かってきました。

ここ『海の駅 しおさい市場』から一番近い温泉が『かんぽの宿 赤穂』です。


タクシーで片道2550円!!たぶん7km近くあったでしょう。

『艇から自転車降ろしてトライしなくてよかったねー』と往復5千円越えの交通費がかかった今回の一番の贅沢になってしまいました。


『2013 牡蠣クルージング (Day3 前編)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11470696430.html へ続く。。。