手順2:製品説明書の作成(Product Description)
1. 手順の目的
製品説明書とは、製造する食品の性質・組成・保存条件・消費形態などを明確に記載した文書のことです。
目的は次の通りです。
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危害分析(原則1)を行うための前提情報を整理する。
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製品ごとの安全管理方針と衛生上の留意点を明確化する。
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社内外(監査・行政)への説明資料として活用できるようにする。
2. 製品説明書に含める主な項目
以下の内容を網羅的にまとめます。
【製品名】
例:鯖味噌煮パック、冷凍うどん等
【製品の概要】
製造目的、主な特徴、販売形態(業務用/一般消費者向け)
【原材料名・配合割合(主原料のみでも可)】
魚肉、調味液、香辛料など物理的状態固体・液体・ペースト状・冷凍品など
【最終製品の形態・包装形態】
真空包装、トレー包装、瓶詰めなど
【加熱・非加熱の別】
加熱済み、非加熱、再加熱調理必要など保存方法冷凍(−18℃以下)、冷蔵(10℃以下)、常温など
【消費期限/賞味期限】
製造日からの設定日数
【出荷・販売条件】
自社出荷/委託出荷、流通温度、配送方法
【想定される消費者層】
一般消費者、業務用、乳幼児・高齢者向けなど喫食形態加熱して喫食、生食、解凍後そのまま、など
【特記事項(アレルゲン・添加物等)】アレルゲン含有、アルコール分、酸化防止剤使用など
【その他の留意事項】
再加熱温度、解凍方法、注意喚起表示など
3. 製品説明書の作成手順
1️⃣ 製品情報の収集
原材料規格書、製造仕様書、ラベル表示、製造工程表などから必要情報を整理します。
2️⃣ 品質管理部門と製造部門の協議
製品特性(加熱条件・保存温度など)は現場情報と一致しているか確認します。
3️⃣ アレルゲンや特殊成分の確認
原料由来のアレルゲン(卵・乳・小麦など)を整理し、消費者への注意表示に反映します。
4️⃣ 最終確認・承認
HACCPチームリーダーまたは経営責任者が最終確認し、版管理(改訂日・版数)を付けて保管します。
4. 製品説明書の例(抜粋)
【製品名】
冷凍うどん(250g)
【製造目的】
一般消費者向け冷凍麺製品
【主原料】小麦粉(国内産)、食塩、加工でん粉
【加熱条件】−
【保存方法】
−18℃以下で保存
【消費形態】
凍ったまま熱湯で3分加熱
【アレルゲン】
小麦
【想定消費者】
一般成人・家庭用
【包装形態】透
明ポリエチレン袋(密封包装)
【出荷温度】
−18℃以下維持
【注意事項】
再凍結不可、加熱後すぐに喫食すること
5. 作成・管理上のポイント
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製品ごとに1枚の「製品説明書」を作成し、製品コードや版数を明記する。
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新商品導入・原料変更・製造方法変更時には改訂を必ず実施する。
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危害分析の資料として、HACCP文書ファイルに添付しておく。
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外部監査や行政確認時に提示できる形で保管する(電子・紙いずれでも可)。