HACCP認証取得して分かった、本当の話。

第8話は、「時間の作り方」です。

 

HACCP認証取得を目指していた当時、私は工場長として日々の製造管理を行いながら、認証取得の準備も進めていました。

 

通常業務だけでも時間に余裕がないなかで、

「書類を作らなければならない」
「現場も改善しなければならない」
「社員への説明やミーティングも必要」

と、やるべきことは次々に増えていきました。

 

そのため、最初の頃は夜や休日の時間を使って準備を進めていました。

 

そして私は、

「HACCP認証を取得するには、徹夜や休日出勤をしなければならない」

と思い込んでいたのです。

 

しかし、実際に取り組みを続けて分かったのは、単純に長い時間をかければよいわけではないということでした。

 

目的や優先順位が整理されていなければ、時間をかけても作業は進みません。

 

必要性の低い書類を作り込んだり、同じ内容を何度も修正したり、準備不足のままミーティングを開催したりする。

 

このような進め方では、時間だけを消費し、現場の負担も大きくなってしまいます。

HACCP認証取得に必要なのは、長時間労働ではありません。

 

取得までに必要な業務を整理し、計画的に時間を配分することです。

 

私が特に重要だと感じたのは、次の三つを分けて考えることでした。

 

書類作成
手順書や記録様式を整え、現場で使用できる形にする。

 

現場改善
施設、設備、作業方法、清掃や衛生管理の状態を改善する。

 

ミーティング・社員教育
目的や進捗を共有し、従業員の理解と協力を得る。

 

この三つを一度に進めようとすると、担当者の負担が大きくなります。

 

そこで、

「今月は何を完成させるのか」
「今週はどの現場を改善するのか」
「ミーティングでは何を決めるのか」

を明確にし、あらかじめ時間を確保することが重要です。

 

また、HACCP認証取得の予定日から逆算して、

・現状把握
・改善計画の作成
・書類や記録様式の整備
・社員教育
・運用と記録
・内部監査
・審査への準備

を段階的に進めることで、無理のない計画を立てられます。

 

衛生管理を担当者の夜間作業や休日出勤に頼ってしまうと、その仕組みは長く続きません。

 

認証取得後も運用を続けるためには、衛生管理を通常業務の中に組み込む必要があります。

 

清掃、点検、記録、教育、改善。

これらは余った時間に行う仕事ではなく、安全な食品を製造するために必要な業務です。

 

従業員に、

「衛生管理も業務の一部である」

と理解してもらうためにも、会社として時間を確保し、役割を明確にすることが欠かせません。

今だから伝えたいことがあります。

 

認証取得日から逆算して時間を配分し、無理なく継続できる計画を設定してください。

 

短期間で一気に完成させるよりも、毎週少しずつでも確実に進めることが大切です。

オーシャンブリッジ株式会社では、HACCP・JFS-B認証取得に必要な書類作成だけではなく、

認証取得までのスケジュール作成
優先順位の整理
現場改善の進行管理
社員教育とミーティングの設計
認証取得後も継続できる仕組みづくり

まで、企業の状況に合わせて支援します。

 

食品事故を防ぐことは、お客様の命を守ることです。

 

同時に、会社の信用、社員の雇用、事業の未来を守ることでもあります。

 

「通常業務が忙しく、HACCPに取り組む時間がない」
「担当者の残業や休日出勤に頼っている」
「何から、どの順番で進めればよいか分からない」

このようなお悩みがありましたら、プロフィールのリンクからオーシャンブリッジ株式会社へご相談ください。