今年の抱負❶「路上ライブ再開する」 | オカハセのブログ

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僕は「ギター」「サックス」「オカリナ」全て路上で毎日長時間演奏することで、少しばかりは演奏することが出来るようになって行きました。
ギターは中学の時始めたので最初は路上ではありませんでしたが、18歳の時自転車で全国を放浪し始めて1年弱経った頃から旅の資金を稼ぐ目的で路上で演奏するようになりました。時代は数年後にバブルが始まるという頃で充分資金になったからです。当然ギターを弾く時間は飛躍的に増えました。まもなく、ギター1本でアドリブもバッキング付きの弾き方でインテンポでこなせるようになりました(その頃弾いてた曲は今は殆ど弾けません。良く弾いてたよなと自分でも感心します、笑)。
18歳から始めた放浪は長期間続き24歳からサックスを始めました。最初はアクセサリーの道売りの兄さんとかに「もう少し吹けるようになってから人前で吹いたら?」とたしなめられながら少しずつ吹けるようになって行きました。
それから28歳まで続いた放浪が終わり、時は飛んで41歳の時に四国の八十八ケ所のお遍路を始めた頃オカリナを始めました。これもお遍路をしながらお寺の前や遍路道沿いで人が比較的多い場所で、いわゆる【托鉢】という形で路上演奏しながらまわりました。四国には1年ほどいてその期間に少しずつオカリナ演奏がものになって行きました。
そして42歳(2007年)頃に静岡県に来て最初は工場で働き、その1年後には静岡市内の安倍川沿いでホームレスをしながら市内で路上ライブで食べていました。
半年ほどホームレス暮らしをしていましたが、そのあとミュージシャンばかりが住んでるボロアパート(家賃2万円)に縁があって入居しました。そのあとも頻繁に路上でオカリナやサックスを吹いていました。
そして6年前の2014年(49歳)、この頃から世の中は更にどんどん殺伐とし始めて、路上で演奏する時に浴びる通行人の視線がとても【見下すような乾いた視線】に感じるようになって行き、この頃から路上で演奏すればするほどどんどん自信がなくなって行きました。
やがて路上で演奏する回数が次第に減っていきます。そしてしまいには【全くやらなくなりました】。そして「ひきこもり」になりました。
そして翌年の2015年の夏頃からアメブロを始めてそのあとは路上ライブのことは一旦忘れてYouTubeなどで少しずつ演奏を紹介する方向に転換します。
現在では1年間に1〜2回程の路上ライブの回数に減っています。
僕は路上ライブの才能というかセンスが低いと思っています。何故なら19歳くらいから(ギターで)路上で演奏してるわけなので、2014の49歳までの30年間は路上で演奏してたことになるわけです。それだけの期間やっても、最後の頃には殆ど人は乾いた視線で通り過ぎて行きます。かたや路上ライブ始めるとお客が集まってくる奏者も多くはないけど確実にいるわけです。

まあ、はっきり言えばそういう【孤独な路上ライブに挫折した】敗北者です、ぶっちゃけ。

路上ライブで人が集まって来ない理由は音楽的な理由だけではありません。それに自分は路上ライブに対してどこまで【極めたい】と思ってるのかも疑問なのですが(つまり【音楽を極めたい】けど大道芸人として極めたいと思ってるわけでもないかも)、あまりここでそれを詳しく書いたところで【敗北者の言い訳】にしかならないのでこれ以上言いませんが。
だけど路上演奏を完全にやめてしまってる自分はちょっと悔しいと思っています。
今では路上に関しては通行人には期待していないスタンスでやるしかないと感じています。
「通行人の足を止めたい」という気持ちが過度にあったため勝手に孤独になってるので…
路上ライブで通行人の足を止めたいと思うことは普通に当たり前の感情ではありますが、その感情をなるべく感じないようにマイペースでやる。通行人に聴いてもらう気持ちよりも【音楽の神様に聴いてもらう】というスタンスで。結局はそれが通行人にも伝わる可能性があるのだと思います。
先日観た映画で強く感じたことのひとつに「たとえ1人になっても諦めない」ということを心に刻んで、また路上ライブをそろそろ始めようと思います。
まあ「そんなことどうでもいい」って皆さんは思うだろうけど(笑)。


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