からの続き。


おふさに借金をこさえさせられた

文六の手引きで、

近江屋に侵入する松岡先生率いる盗賊たち。

もちろんその中に彦十の姿も。

倉にまで忍び込むも、

すでに火盗の面々がスタンバ~イ。


待ってました!!鬼平の名乗り!

今日のその時がやってきましたよ!


「火付盗賊改  長谷川平蔵!!」


その凛とした火事装束のお姿、眼光の鋭さ、

あと『火盗』の提灯、全て相まって……。

ぐわぁあ。長谷川様ぁ。かっこよすぎぃ…。


何度も巻き戻して観る。

感涙。シビレる。

あぁ、鬼平始まったんだなぁ。実感。


「である」をつけずに、

名前だけ名乗った五代目幸四郎鬼平。


かつての恩師・松岡先生、

いや、阿弥陀の松五郎との対面。

名前だけ言いきり型はストレートに、

松岡先生の胸を打ったのではなかろうか。

僅かに笑みを浮かべた松岡先生。

嬉しかったんだろうな。

ヤンチャだったけど、

見込みのある教え子が

『道場の誇り』となった姿が。


「阿弥陀の松五郎、潔く縛に付け」

く~。かっこいいんじゃ~。

この台詞回しが。

付きます、付きます!

自分、火盗案件な罪は犯してないけど、

潔く縛に付かせてくださいっ♡


「長谷川平蔵、待っておったぞ」

松岡先生も渋い!渋いんや……!

今回の捕物、この台詞が全て。


松岡先生と平蔵の最後の勝負。

先生、刀をこの日まで封印してたのか。

悪に対してブレない平蔵の一太刀。

勝負あったり。

松岡先生を胸に抱く、

平蔵の表情がなんともはや…。

哀しみと怒りに満ちて。


おふさと対峙した平蔵は、

まさに『鬼の平蔵』の姿。

おふさの無念の叫びと

座して待つ佐馬之助の姿がかぶる。

ただただ、……哀しい。


「人はいさ  心も知らず  ふるさとは  

花ぞ昔の香に  にほひける」

舟に揺られてキセルを吸う平蔵の姿と、

満開の桜屋敷の桜がひたすらに美しく…。

物語は終幕する。



吉右衛門版で何度も観たストーリー。

それでも、面白いものは面白い。

また一から楽しめた。大満足♪


メインも含めてキャストが皆良かった!

高杉先生の長谷川初範、

久しぶりにお見かけした気がする。

近江屋下働きおさだ・久保田磨希、

蓑虫の久・「今野!」浩喜が嬉しかった。



劇場版『血闘』に続く、

主要人物も最後に続々登場!!

網切の甚五郎・北村有起哉、

引き込み女おりん・志田未来。

そして、おまさ・中村ゆり!



予告に出た柄本明や中井貴一に、松本穂香。

特に松本穂香は大好きな役者さんだから、

おろく役が楽しみ♪

 


いざ!いざ!5月10日、映画館にて!!

毎週観に行くと思う!


(『ゴジラ-1.0』は3回観に行ったけど、

それを上回る予定)