相も変わらず、座りっぱなしで
尻っぺたは痛かったけれど、
歌舞伎座に丸一日いられる幸せときたら♪
~壽初春大歌舞伎 夜の部~
高麗屋三代共演【息子】は別枠で⏬
⚪️【鶴亀】
女帝・福助、亀・松緑、従者・左近、
鶴・幸四郎、従者・染五郎による舞踊。
新春を迎えた宮中。
女帝の前で舞い踊る鶴と亀。
神々しささえ感じさせる美しさ、
女帝・福助。圧倒的な存在感で、
自分もひれ伏してしまいそう。
素敵なお色の衣装を身にまとった、
松緑&左近親子、幸四郎&染五郎親子。
なんとも優雅なお姿と舞にうっとり。
特に幸四郎&染五郎は、
さきほどまでの生々しい(笑)
喜劇をやっていたのが嘘のような。。
本当に一緒の役者さんかな?って思う。
いや~、歌舞伎役者ってすごい!
こういうことを肌で感じられるのも、
生で観る楽しさ♪
⚪️【寿曽我対面】
富士の巻狩りの総奉行を任じられた
工藤祐経の館で宴が催されている。
理知的な兄、曽我十郎・扇雀
血気盛んな弟、曽我五郎・芝翫が
やってきて父の仇である祐経・梅玉との
初対面を果たす。
ハマった大河『鎌倉殿の13人』を
思い出しながらの観賞。
その様式美と迫力に大興奮!
大磯の虎・魁春と化粧坂少将・高麗蔵の
衣装の豪華さ(帯すごい)と所作に目を奪われ、
「何があって今そのお姿に……?」と
思わせる梶原景時・錦吾
景高・桂三親子の髪型と髭の奇抜さよ!
『鎌倉殿』景時の獅童のかっこ良さが
吹き飛ぶ、憎まれ役への仕打ちや容赦なし!
小林朝比奈・彌十郎・時政パッパの
愛嬌あるタフガイっぷりが楽しくて。
すんごい衣装の重さだろうな。
十郎五郎兄弟のキャラの違いが際立ち、
幼い五郎がすぐに荒ぶっちゃうので、
その度になだめる十郎が健気。
まぁ、父の仇が目の前にいるんだもんね。
荒ぶっちゃうよね。
和事十郎、荒事五郎。
登場から衣装や見得まで、全てかっこ良し!
そして仇ながら、
器の大きい祐経にあっぱれ!
絵面の見得にシビレて、幕切れ。
大満足な一幕!
⚪️【京鹿子娘道明寺】
壱太郎バージョン♡
初役とのことだが、
素晴らしかった!!
美しくって美しくって…。
ほうっと見惚れてしまう。
美しすぎる白拍子姿の花子・壱太郎。
衣装や小道具、そして踊りが
どんどん変わってゆくのが楽しくて、
目が離せず。
引き抜きでの衣装チェンジに感嘆し、
毬をつく花子が可愛くて♡
でも、すっげぇ体幹!
手拭いを使って踊るクドキの場面では
柄にもなく自分も花子に感情移入。
恋する女子の喜び、悩み、妬み…。
だんだん花子の正体があらわになって…。
自分、伏し目の壱太郎が好き。
うまく伝えられない語彙力のなさ、
お許しを。
瞳ぱっちりの普段のお顔も大好きなのは
当たり前なんだけど、
…すっと目線下げただけで、
あんなに色気溢れるもんですかね!ねぇ!
…と身悶えしたくなる艶っぽさが滲み出て。
ずっきゅ~ん♡とハートを奪われて以来、
壱太郎を観るとドキドキする自分。
今回も壱太郎の伏し目を堪能できて嬉し。
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自分の歌舞伎座初め!
最高の一日でありました!
さあ、今年も歌舞伎を、
幸四郎の立つ舞台を、
たくさん観られますように!
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