金融工学だよ､ハニー｡先日熱狂の全英オープンの真裏で､NHKスペシャルなんかやってまして｡ついでにトップランナーのゲストは張栩五冠だよ｡イイ時代になったモノね､ちゃんと録画して､さっき見た｡まぁ､それに絡めて､やっと暴言が吐けるな､と｡
NHKスペシャルの方は､最終回の一歩手前で､マネー資本主義の中で､一番分かり易かったかな､なんて｡私はずっと前にも言ったけど､苦手な分野に果敢にチャレンジするのがお好みで､それが今のところ､経済の分野であるわけで｡財布の中身は､出来れば彼女に全部任せたい､そういうめんどくさい事は他人がやってくれればなおのこと良い､という性格なので､全く不景気とかに無頓着｡でないと､この時代に気楽にニートなんかやってらんないのね｡
世の中の豊かさの裏にあるのは常にリスク｡正の部分がある時には､必ず負の部分があって､ポジティブなスピリットの裏には､絶対にネガティブな心持ちがたゆたっている｡つまりこの世はこのアンビバレンツのバランスで成り立っていると思うのね｡
そして､番組ではアメリカの状況を語っていたけど､なんだコレって日本のバブル崩壊と全く同じストーリーじゃん､と思ったのね｡たぶん､それをNHKも匂わせていたのだと思う｡バブルはバブルで､日本はある意味恩恵があったと思うのね｡そしてその後の崩壊でも､失ったモノは大きかったけど､それなりにいろんな良い部分もあったと思うのよ｡バブルは悪い､バブル崩壊は悲劇､と一色で塗りつぶしてしまうのはあまりに短絡的だね､とここでも何度か喋ったと思うのね｡
で､私としては､その時に学んだ事は､リスク･マネージメント､という言葉だったと思う｡最初はこの小説でなるほど､と思ったのね｡
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まぁ､人間の意志って元々が脆弱だから､今は必要以上に怖がってしまって､結局悲観的になっていると思うんだけど｡まぁ､それは私の感覚だから､それぞれがいろんな思いを自分自身で感じ取って欲しいけど｡
それで､結局今回の金融危機っていうのは､まさしくリスク･マネージメントの失敗､巧みにリスクを隠した末の結末､なんていうのが番組の趣旨だったと思うのね｡結局､日本人もそれに巻き込まれたのは､ちょっともう古い話になってしまうけど､派遣切りとか､そういう問題の根本には､いざというときの備えが出来てなかったっていう事だと思うのね｡そこら辺は過去記事を参照してもらえればいいけど｡
で､話はトップランナーに移るけど､囲碁っていうのは､最初に布石､っていうモノを打つのね｡一見関係のないところに石を打っているようで､それが終盤になって効いてくる｡そういうモノを最初にちょっとずつ､ちょっとずつまさにそこに基盤を確保しておくのね｡
それもある種のリスク･マネージメントだと思ったのね｡囲碁の事はよくわかっていないからイメージだけど､最初に､ここは絶対に自分の陣地､っていうところを確保しておく｡そこからちょっとずつ冒険に出ていく｡ある時敵と遭遇する｡その時にいざとなれば陣地に逃げ込めば安全｡ヨセっていうんだけど､そこで細かく陣地の奪い合いをする｡最終盤になって､どっちが広い陣地を獲ったかで勝負が決まる｡その時､この石が効いてましたね､なんて事になるワケね｡
そこら辺を読む､というのは囲碁の場合､感覚というか､それこそ人間の頭が鼻を利かせるんだと思うのね｡確かに金融工学のように､ある程度のリスクを数字に置き換える事は出来るかもしれないけど､あくまでそれは確率の問題で､未知のデータに関しては裏付けがないと意味がないのね｡
まぁ､ざっとそういう感じで二つの番組を通して見たんだけど､確かに未来がなんとなく見渡せれば､それに越した事はないと思うのね｡それは安心に繋がる｡絶対に儲かりますよ､というのに損が出ない保証が付けば､誰だって飛びつくわな｡
今日本の一番の関心は､衆議院選挙､だと思うのね｡政治家が何をしようと知ったこっちゃ無いが､今私達が考えなければいけないのは､自分たちの投票行動だと思うのね｡
さて暴言です｡今回は二つ､用意してます｡
まずは､選挙に行かないヤツは親になる資格無し｡
だって政治とかよくわかんないし､誰がなっても一緒だし､行くのめんどくさいし､と言っている老若男女のみなさま｡それはあなた､その時点で負けなんですよ｡こう考えたら如何でしょうか?その一票は､未来に何を託すか､という希望だと｡これから政治家の皆さんはね､いっぱい好い事言ってくれますよ｡セックスして中出ししたら子供手当を､とか､せっかく作ったETCゲートを無効にして高速道路を無料にします､とか｡他にもいっぱい､あなたの生活が良くなりそうな事をいっぱい言ってくれますよ｡
そのどれが一番､自分にとって役に立ちそうかを選べばイイだけです｡簡単でしょ?それでも選べないとか､よくわからない､っていうのはね､それはもう恥ずかしい事ですよ｡選択する能力が欠如しているっていう事ですからね｡それこそ､あなたの子供たちに何を示す事が出来るっていうんですか?この日本という国で安心して歩いていける道を､ちゃんと子供たちに残してやるのが親の義務じゃないですか?
こんな事を中卒のロクデナシ独身ニートに言われたくなかったら､ちゃんと8月30日は投票所に行きましょう｡ちゃんと選択し､貴重な一票を入れましょう｡願いが叶ったら､それは自分の行動に誇りを持ちましょう｡もし失敗したら素直にそれを認めましょう｡もし裏切られたら､思いっきり文句を言ってやりましょう｡それもコレも､人として大事な事ですよ｡その為にも投票に行きましょう｡
で､その時に､さっきのリスク･マネージメント､が効いてくるわけ｡ゴルフでも､今はどうしたってフェアウエイに出すしか出来ない､グリーンと反対側に打つしかない､という状況でもね､ちゃんと､一打は損するけど､次にはビタッとピン側に打てる位置に出そう､と考えるモノです｡つまり今回は損をするけど､次回はそれをプラスに変えていく｡それがリスク･マネージメントだと思うのですよ｡
今回選挙に行ったからったって､イキなり明日がバラ色､なんて事になるわけはないですよ｡それぐらい選挙権を持っている大人なんだからわかるでしょ?でも､私達はその一票一票が､必ず未来に繋がるんです｡少なくとも､いつかは､そして今､親になる人達はその姿を子供に身をもって示すべきです｡私はそう思いますね｡
ちょっと長くなるけど､少し言っておきましょう｡では私達が考えるリスクって､何かな?と考えるわけです｡お金でも仕事でも生活でも勉強でもなんでもイイです｡何が私達にとってストレスの原因になるのでしょう?
それは私が思うに､自分の思い通りにいかない事､だと思うのですよ｡歳を重ねると､それが当たり前､って昨日も言ったように諦めの空気が次第に色濃くなるんですけどね｡でも､当たり前､と思った次に踏み出す時代に差し掛かっているんじゃないかな､と最近思うわけです｡
コレまでは､自分の思い通りにいかない事を､なんとか思い通りにいくように､という事が主眼になってました｡でも､それとは違う別の道がね､何処かにありそうな気がするんですよ｡私にはまだわかりませんがね｡でも､そんな気がするんですよ｡それはもっと頭のいい人が考えればいいと思いますし､そういう人をネ、輩出する社会を形作る事がある意味､まだ私の手には残っているような気がするんですよ｡だからネ、私はたとえ白票を投じるにしても､ちゃんと投票所に行って､投票箱に私の一票を入れようと思うんですね｡
で､もうひとつですけどね｡まぁ､コレは私にとっては暴言ですけど､皆さんには関係ない事ですから安心してください｡それはね｡
投票率80%を超えたら､ニートを辞める｡
ちゃんと仕事さがして毎日働きますよ｡ブログよりガンプラよりエレクラより何より､まずは仕事をします｡どんな結果が出ても､ですよ｡とにかく､まずは投票に行く事です｡その国民の意思を私は評価したい｡そう思うんですね｡
なんてね､言って自分がヒヤヒ～ヤしてみました｡当たり前の事を､という方がいらっしゃるかもしれませんけどね､あんたがおかしいんだよ､なんてね｡それは重々承知｡でもある意味それは私の今のアイデンティティーを捨てる､っていうことでもあるんですよ｡それぐらいの意気込みだって事です｡それは誰にも負けないと思ってますよ｡どうですか｡といいつつ､鬼姫の続きがめんどくさくておざなりになってます｡明日中に書けなかったら前言を翻す可能性もあり､という事で｡
それでは今日はこの辺で､ご機嫌よう｡