長くこのブログをご覧の方にはもう十分ご承知のことと思うが、昨日は31日なので、何もしない日。掃除、ギターの練習、エレクラ、そしてブログを書くこともお休みの日なのね。といっても、先月は歯痛、発熱、その他めんどくさいので何もしない日ばかりだったので、あまり意味のある日じゃないんだけど。
で、何をしていたか、というと、姫が先日お話ししたあのイラストを完成させ、取りに来たければ取りに来ればいいじゃない、という強圧的なメールをよこしたので、取りに行ってきた。ついでにハーフマラソンの準備でごった返す丸亀辺りをフラフラ。
イラストはまた後日発表するけど、昨日はそれともうひとつ、王子に逢うのが目的だったんだ。実は姫の元に王子が降臨してから、私が逢うのは初めて。って事でね、その小生意気な面を拝みに行ってきたのさ。まだ、誰が誰だかわからないので、私の顔を見て笑っていたので、こっちもいい気になって遊んでやったりした。しかし、そういう顔で見ると、姫は王子の前ではやはり母であり、それはまたオモシロいもんだな。
で、姫んちに行くと、テレビが点いてあって、私は姫といろいろ話しているんだが、ついテレビを見てしまう。それで話が脱線するんだな。
今日も、テレビ朝日開局50周年の報道特集をやっていたが、まぁ、自画自賛で最後に埋め合わせ、って感じ。でも、いろいろと歴史的な映像が流れるからさ、楽しみに見ていたのさ。さて、これまた長期私のブログマニアの方はご存じだと思うが、日曜、月曜はPGAの中継で徹夜。見てから寝る生活。だから、昨日もずっと夜通し起きてたのさ。そして、昼頃に起きたのさ。
掃除とか、いろいろやることあるから、早めに切り上げて、とか、見ながら掃除とか思ってたんだけど、見始めると、ついつい見てしまうのがテレビってモノ。朝生の歴史的瞬間、とかってCM前に言われるとさ、とりあえずそれを見てから掃除、ってなって、結局最後まで見ちゃったんだよね。
最近の若い人は知らないけど、少なくとも私たちの世代は、若かりし頃はみんながテレビッコ。学校から帰るとまず、テレビを点けてウルトラマンの再放送を楽しむ、というライフスタイルだったのね。だから、今でも家に帰ると、まずテレビ、朝起きると、まずテレビ、なのね。けっこう私はそれから早くに脱却した方だと思うんだ。家に帰ったらまずCD、とか、朝起きたらまずFMとか。そういうライフスタイルに早くに移行したんだけど、やっぱり音がないと手っ取り早くテレビを点けてしまう。何かやってるだろ?って感じで。
テレビって、どういう仕組みになっているのかわからないけど、やっぱり見てしまう、っていう魔力があると思うんだ。人を惹きつけることに関しては、インターネットよりもっと強力だと思う。
ただ、今日のその特集で言ってたんだけど、それはテレビの本質的力だ、みたいなことを言ってたけど、それは違うと思うんだよね。人が必要としているのは、情報であって、その一番普及した電送装置がテレビなんだと思うんだよ。テレビって箱に写っているのは、それがたとえDVDであっても、それがニュースであっても、それがゲームであっても、あくまでそれは情報なんだと思うんだ。
そして、テレビが伝えることによって、人の意識を一色に染めてしまう、といっていたけど、それはある意味正解だけど、今の時代では古い考えだと思う。人はすでに、情報を取捨選択する、っていうことを覚えてきているし、ただ、そこから何かに変換する能力が拙いだけで、テレビがひとつのことしか伝えないから、そうなるだけなんだと思うんだよ。
結局その論法は、伝える側が自重しなければいけない、という結論にいつも陥るんだけど、それは間違っていると思うんだ。伝える側は、偏向報道やりまくり、人の欲を強烈に刺激し続けるモノを垂れ流し続ければいいと思うんだ。作りたいモノを作って、やりたくないことはやらないでイイと思うんだ。その上で、見る側に選択してもらう。見たくなければみなくてけっこう、って胸張って言えばいいと思うんだよね。
なんとなく視聴者は善人、弱者、という意識の現れだと思うんだ。リテラシーを信用して無いというか。見る側も、そのカテゴライズに安寧している所があると思うんだよね。私は前から言っているように、そういう被害者意識ってのはもう辞めるべきで、私たちには曲がりなりにも、チャンネルを変えるとか、スイッチをオンオフさせる、そういう権利を持っているんだから。
特に思うのは、子供の見せたくない本とか、番組とかってよくあるじゃない?そんなの親の責任だろ?見せたくなければ見せなきゃいいじゃん。でも、子供はそういうのを見たいんだよ。そして、いつか気が付くんだよ。いろんな事を。そういうのを信用していた方がいいと思うんだけどね。
もう何度も言ったことだけど、テレビから悪影響を受けないように、じゃなくて、テレビからちゃんと正しいことを、良いことを取捨選択するように教育する、っていうのが大人の役目だと思うんだけどね。誰かが私や、私の子供を悪くし向けた、みたいな被害者意識はもう捨てようよ。
私がその辺の事を勉強したのは、「ニュース・ステーション」だった。先日の記事で、政治に興味を失った、って事を書いたけど、それは「ニュース・ステーション」が終わった時期と、ぴったりシンクロするんだよね。
若い人はもう知らないかもしれないけど、今やっている「報道ステーション」の前に、伝説のニュース・ショーがあってね。それが「ニュース・ステーション」だった。私はそれを毎日欠かさず見ていた。その時だけは、どんなことがあってもテレビの前にいた。だから、ケータイを持っていない頃、その時間には必ず部屋にいるから、家に電話する時はその時間、って「ニュース・ステーション」をやっている時間を指定していたくらいなんだ。
ちなみに私の心の師、山川健一師が、その番組を題材にした「ニュースキャスター」という小説も書いたりしています。
- ニュースキャスター (幻冬舎文庫)/山川 健一
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良く覚えているのは、細川連立政権が誕生した時で、アレはテレビ朝日が作った政権と言っても過言じゃ無いと思うんだよね。そして、その課程から何から全ての情報を、私は「ニュース・ステーション」から得ていたんだ。でも、その時に、ちょっとした違和感というか、湾岸戦争の時に表面化した、情報の扱い方ってモノがついに一国の政権を換えてしまった、みたいな気がしたんだ。
それで、目の前で起こっているのはあくまでショーであって、久米さんが言っていることは、あくまで久米さんの意見、っていう風に距離を置くようになったんだ。そして、そこからある程度贅肉を落とした情報ってモノを、抽出するように心がけた。純化した情報っていうのは、その後でてきたインターネット、というメディアの方がはるかに手に入れやすかったから、自然にそっちの方に移行していったんだよね。
情報を得て、自分で考えて、行動する。私の場合、それは前も言ったけど、お嬢さんの興味を惹きつけることにだけに向けられるんだけど(笑)。だから、よくお嬢さんに言われたのが、しまさんは政治のことをよく知っている、って。そういう人が家族に一人いると心強い、って。いやいや、それは私がそのように思わせているだけであって、ちゃんと情報は君の目の前に転がっているんだよ、と。
今の朝青龍のガッツポーズ問題にしても、私はすがすがしかったし、アレで泣けた部分は大きい。若麒麟の大麻だって、別に若麒麟が相撲取りだから逮捕されたワケじゃないでしょ?相撲協会の言い分もわかるし、だけど、中継にしろ生でアレを見ていた私の心持ちって言うのも事実だし。大麻は法律で禁止されていることは知っているけど、私は別にそれぐらい許してやれよ、って思うし。
テレビや新聞で、ヤツは悪い、って吊し上げるのに乗っかる前に、自分の気持ちにもっと自信を持った方がいいと思うんだよね。その上で、やっぱりヤツは嫌いだ、と思えば思いっきりバッシングすればいいと思う。出来れば、その報道にかかっているある種のベクトル、まで感じ取られれば言うことないんだけどね。
なんて休養充分で、悪態を付いてみたが、新たにまた私の身体に異変が。
なんかさ、頭の一部分がズキズキするんだよ、それもずっとじゃなくて、時々。前からそういうのたまにあったけど、こんなに痛くて、こんなに頻繁なのは初めてなんだよね。喉も痛いんだけど、別に熱が出ているとか、伏せってしまうほどではない。とにかく昨日は酷かったんだけど、ちょっと動くとズキってするんだよ。それもいつもじゃなく、時々。何だろうね?
少なくとも、確実に一度ズキっとするたびに、私の脳みそが壊れていってるんだろうけど。このブログを読んでいる、脳神経に詳しい方とか、ちょっとエッチなナースの方とか、こういう症状は病院に行くべきか、否か、是非御教授いただきたい。
それでは今日はこの辺で、ご機嫌よう。