中世の街、コルド=シュル=シエル!天空の城ラピュタのような「空の街」 | O'BON PARIS BLOG

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フランス、パリの魅力を現地から届けるO'BON PARISのブログ :-)

フランス南部にあるタルン県(Tarn)。

トゥールーズの西側にある美しい街の一つです。

 

ここは、中世の古い町並みが多く残っていて、

ジブリの世界に迷い込んだよう、、。

 

そんなタルンの中でも人気の

コルド=シュル=シエル(Cordes sur Ciel)について

見ていきましょう〜ドキドキ

 

 

タルンの魅力

タルンは、タルン川が県の中心部を横断する街。

タルンの魅力は、何と言っても長閑な田園風景ドキドキ

ジブリ映画で見るような、

のんびりとした田舎風景が広がっています。

 

タルンは丘になっている場所が多く、

ぶどうなどの果樹園が点在しています。

 

フランス国内でもこの地域で作られた

タルンワイン(Gaillacワイン)や、

肉、果物、野菜は有名。

地元で採れた美味しい食材を使ったグルメも魅力の一つです。

もう一つの魅力は、自然ビックリマーク

緑豊かな地方にはフランスの歴史が深く刻まれ

歴史の足跡をあちこちで見つけることができます。

 

タルンの自然遺産は、

フランスでも最も風光明媚な場所の一つに数えられ、

それこそがタルンを訪れる最大の理由なのです。

 

 

 

中世にタイムスリップできる村

タルンには、中世の建物や道を

そのまま残した村が点在していますキラキラ

 

そのほとんどが12世紀後半から13世紀初頭にでき、

要塞となりました。

それは、その当時この地方で起きた

大きな紛争の数々が由来しています。

中東で起こった十字軍についてご存知ですか?

当時、カトリックを拒絶し、

カトリック教会とは異なる信念を発展させた

カタリ派が生まれました。

 

カタリ派は特にトゥールーズの王によって

オクシタニア(現在の南フランス)で受け入れられ、

保護され、勢力を拡大していました。

 

このカタリ派を征伐するため、

1209年にローマ教皇によって十字軍が呼びかけられました。

 

この十字軍の目的は、宗教的対立もありますが、

それに加えて豊かで独立している

オクシタンの領土を侵略するという

北フランス王の思惑もあったのだとか。

タルンの主要都市であるアルビは、当時カタル派の拠点で、

カタリ派に対する残酷な作戦は

アルビジェンス十字軍として知られていました。

 

タルンの多くの村では、

十字軍から市民を守るため、要塞が建てられました。

 

南フランス王国が最終的に敗北すると、

今度は村はその周辺の地域を支配するために

侵略者たちによって使われました。

タルンの多くの村は18世紀までとても繁栄していましたが、

19世紀以降は人々が村からどんどん離れていきました。

 

それゆえタルンの多くの村で古い建物がそのまま残され、

歴史的な建築物も非常に良い状態で保存されているのです。

 

壮絶な歴史を経た建物や町の風景は、

なんとも感慨深く、

多くのストーリーがあったのだと感じさせてくれますキラキラ

 

 

 

コルド=シュル=シエル, Cordes sur Ciel

コルド=シュル=シエルは、タルンの中でも丘の上にある村。

丘の麓の町に駐車場があり、

そこから徒歩で行くことができますグッド!

ただし、体力が心配な方には徒歩はちょっとキツいかも。

そんな時は小さな観光列車(3ユーロ)や、音声ガイド付きツアーシャトル(40分、6,5ユーロ)を利用できます。

画像 : memoiredelivrade

曇りの日には、村の周りを雲が覆い、

空に浮かんでいるように見えます。

だからこそ、「空の上の村」と呼ばれているのです。

まるで、「天空の城ラピュタ」みたいラブ

コルド=シュル=シエルは13世紀に

トゥールーズのレイモンド7世伯爵によって、

十字軍から地域を守るために作られました。

 

戦後、村は貿易の中心地となり、

多くの裕福な商人が印象的なゴシック様式の宮殿を建てました。

このゴシック様式の建物は現在でも綺麗に残っています。

町の古い門の近くからは、美しい田園の景色が見渡せますラブ

村はとても観光客が多く、

たくさんのレストランやショップがあります。

地元の手作りの手工芸品が販売しているので、

オリジナルのお土産をお探しの方におすすめです恋の矢

 

 

 

コルド=シュル=シエルへの行き方

タルン観光は公共交通機関が通っていないので、

車なしでの観光はとても困難です。

タルンの主要都市のアルビからは

バス707番線でコルド=シュル=シエルに行くことができます。

ただし、本数がとても少ないのでご注意をビックリマーク

 

夏のバカンスシーズンなら、

週末にMontaubanから

ブリュ二ケル、ペンヌ、コルド=シュル=シエルへの

バス107-30番線もあります。

 

他にはトゥールーズ観光局主催のバスツアーもあり、

それだとアルビとコルド=シュル=シエルに

行くことができます(3月から11月までの毎週火曜と土曜)。

 

レンタカーを借りるなら、1日ですべての村を回って、

自由にフランス南部を楽しめておすすめです。

 

 

他にもパリのショップやレストランの

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