ワレカラ水槽(その3) | 超小型オーバーフロー水槽 【オブロン】のブログ

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 前回のワレカラ水槽では、最初にクロコソデウミウシが2個体見つかりました、念の為、現場の水温に近い空調していない場所に有る、残渣水槽に1個体を分けて、ワレカラ水槽が落ち着いた頃撮影をしました。
 その後、1週間以上経ちましたが、どちらの水槽の個体も元気に動き回っていたので、観察しやすい様に、空調している部屋のオブロン水槽に2個体を纏めました。

 ウミウシは、刺胞動物やコケムシ、カイメン、群体ボヤなどを食べるそうです、確かに今回見つかった環境にはいずれの生物もいますし、水槽内では微小な節足動物も増えていますが、これらの餌料生物の飼育は難しそうで、何を食べるのか良く分からないので、ワレカラ用に与えている、冷凍ワカメやエビ・ザリガニの餌などの粉なども浮遊濾過して食べてくれる事を期待しています。

 クロコソデウミウシは、ヒドロポリプ(ヒドロ虫)の上を通ってもポリプ(ヒドロ花)は千切られないので、食べない様です、ミノウミウシだけなのかな?
 フサコケムシの上を動き回る事が多いが、これを食べているのか、それともその上に付いている微小な節足動物を食べているのだろうか?と思っていたところ、折れたフサコケムシを振り回して、しゃぶっている?なめている?のが見つかったので撮影しました。

※動画をご覧になる場合は、YouTubeの全画面モードでご覧下さい。
【動画】YouTube 


BGM: Life of Riley by Kevin MacLeod
YouTube Audio Library

 暫くすると、もう1個体のクロコソデウミウシが接近遭遇、どうなるかと思いましたが、折れたフサコケムシを奪うでも無く、何もなくすれ違いました。

 そう言えば、寄生虫駆除の為に避難しているアミメハギは、水面からピンセットでアサリの小片を与えると、1個体が咥えて後ろに下がり引きちぎります、上手く捕獲して口元に餌を持ったアミメハギは、他の個体から口元のアサリを狙われて、奪い合いになり、取られてしまいます、この光景は結構楽しめます。

 野生生物の場合、1個体だけで可哀そうは通用しません、生きるか死ぬかの世界なので、自分の餌を奪う邪魔者、自分を食べに来た、など多少なりとも牽制をするのが普通です、なので積極的に繁殖を目的にしない場合には、1個体で飼育する方が無難です、ただ、急にその個体に何かが起きた場合には、複数飼育していれば、複数の個体に同じ症状が現れた場合に、環境の影響が考えられますし、1個体だけなら、その個体特有の症状だと考える事が出来ます。

 どうも、フサコケムシが餌の様ですね、取敢えずは、新鮮なフサコケムシを補給するとしても、触手冠が開いているのを見た事が無いので、敏感なのか既に生きていないのかは分からない、アルテミアの栄養強化剤のDHA藻類でも与えてみますか?








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