ワレカラ水槽(その4) | 超小型オーバーフロー水槽 【オブロン】のブログ

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超小型オーバーフロー水槽 オブロン S-15 の使用例や情報交換のブログです。

 クロコソデウミウシの餌として、フサコケムシを採集に行ってきました。

 フサコケムシは生きているのか解り辛かったのですが、死ぬと崩壊しやすくなるようです、枝サンゴのように水中造形物になれば良いのですが、嵩が減りぺシャンとなってきます。

 また、フサコケムシが元気なのか見たいのですが、触手冠は非常に敏感で、水の揺れや光の当たり方の変化で一瞬で中に萎み、中々出て来ません、出ている所を見つけるのですが、撮影しようとしても難しいです。

 クラゲなどの浮遊生物と違い、生息環境が固定される付着生物には限りが有ります、取った後どの位の期間で新たに繁殖するか分からないし、水槽での飼育も難しいと思うので、小量しか採取出来ません、コケムシの仲間とかカイメンとか、群体ボヤなど色んな生物が付いているので気を使います。

 フサコケムシを採取する前に、ウミウシなどが居ないか探してみたところ、トゲアメフラシの様な大きなウミウシの仲間を見つけました。

※動画をご覧になる場合は、YouTubeの全画面モードでご覧下さい。
【動画】YouTube


BGM: BGM maker 小さな旅の物語【Short ver.】
https://www.youtube.com/watch?v=Ut1TPGFG9fo

 ヒカリウミウシかと思ったのですが、きしわだ自然資料館の柏尾翔様にお伺いしたところ、フジタウミウシとの事でした、前回のクロコソデウミウシも、フジタウミウシ属なのですが、その特徴を私は、前縁部と鰓近くの長い突起だと思ったので、その特徴が無いので、フジタウミウシは見た事が有りましたが、頭の中から除外していました、こちらでは、フジタウミウシよりも、ヒカリウミウシの方が見掛ける事が多いです、ただ、紫外線ライトに反応しないし、オレンジの斑紋が点では無く線状で違うのでお伺いしてみました、ご教示有難う御座いました。

 コケムシの餌が分からなかったので、栄養強化剤の藻類や人工餌料の粉末などを懸濁させて与えてみました、壁面が赤いのは、富栄養化して撮影用に強い光を当てる時間が長かったので、シアノバクテリアが繁殖したのではないかと思っています、渦鞭毛藻の仲間を餌として与えた記載も有るので、ヤコウチュウもすり潰せば食べるのかな?ヤコウチュウを食べてくれる生物がいれば餌の補充が楽なので助かるのですが・・・・


 クモヒトデも多く混じってきます、棘皮動物と言えば5放射相称だと思っていたので、腕が全て6本で不思議でした、これは、チビクモヒトデの仲間の様です、前出の柏尾様から伺いました、大阪湾では、チビクモヒトデとダイ(ニチ)リンチビクモヒトデが良く見つかるそうです、飼育が難しそうなので、2個体だけ持ち帰りました。


大きい方の個体です。


小さい方の個体です。


 イソガニを毛むくじゃらにした様な、甲幅1cm位のカニです、ワレカラが乗っていました。


 アクチヌラでしょうか?(その1)で3回連載をしたナマコが成長した姿でしょうか?この連載はプラヌラの様な浮遊個体を見つけましたが、動きが違うのと足が生えてきたので、この様なタイトルの連載になりましたが、ナマコの幼生だと分かりました。

 オブロン水槽での観察対象としてはちょうど良いサイズですが、何れも暗い所や狭い所が好きそうなので、オブロン水槽でも隠れて見えないかも知れません、小さいと言えども、ワレカラ水槽には、既に色々な生物が入っているので、取敢えず残渣水槽で待機して戴きます。

 岸壁などの潮間帯の生き物なども掲載された、「写真でわかる 磯の生き物図鑑 今原幸光著 トンボ出版の2011年版」が売れ残っています、携帯するにはちょっと大きいですが、その分写真が大きいです、以前は宅急便扱いでしたが、郵便局のクリックポストとゆうパケットの手続きをしてきましたので、送料は全国一律200円から300円位で送れそうです、興味のある方はお問い合わせ下さい。





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