…
今日は父の命日だった。
死ぬにはまだ早過ぎたし あっけなく逝ってしまったんで、実感がないまま
一人、病院の裏口に立って 遺体搬送車が来るのを待ってだった。
ほとんど記憶がないが、徹夜明けのまぶたが熱かったことだけは覚えった。

病院に連れて行くのか 老親の手を引いて歩く親子を見ると
もう少し長生きしてくれて
一回ぐらいは あぁいうごどをさせでもらいたがったな。。
とも思うんだけんど、それはただの無責任な感傷だ。

実際問題だば、遠くにいる おらはほとんど手汚さずで
同居している姉夫婦に全面的に頼らざるを得ないしな。
そういう点では 父も母も「子ども孝行」なんだべな。
今日は 雪混じりの冷たい雨の じんなり寒い日だったが
何となく 一日中、そんなごど考えらさったゎ。