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今では定番になっている 夏野菜カレーだけど、
これを見ると 決まって 子どものころを思い出す。
おらの近所の母親たちは 近くの農園の手伝いに出ていたから
夕方になると 年長の子らは遊びをやめて
早々に家に帰り、 夕飯の支度をするのが常だった。
おらのようなみそっかすは どこかの家に紛れ込んで
手伝うとか何とか言って そのようすを見ているのが好きだった。
おなごわらすも おどごわらすもワイワイ入り混じって
まるで実験のような料理を作って遊んでいたような気がする。
ある時、某宅の姉ちゃんが カレーに魚肉ソ-セージと大根を入れた。
辛味の強い夏大根だったから 大根臭くてとても食べられたものじゃなかった。(笑)

それから いくらか長じて おらも料理をするようになり、
得体の知れないシロモノを作っては 家族を悩ませた。
さらに長じて ふと例の大根カレーを思い出し、
ナスやピーマン、トマト、セロリを入れたカレーを作ってみたら、好評だった。
そのころ 某有名食品メーカーの 「オリジナルカレーのアイデア募集」に
これを書いて応募すると、入賞したらしく、メーカーの名入りのエプロンが届き、
それから数ヶ月もしないうちに 例のメーカーのCMで「夏野菜カレー」が…
あれはゼッタイ、おらのカレーのパクリだべさ。
↑ 他にも同じこと考えた人もいただろうけどね^^
子らには おらが 「夏野菜カレーの発案者だ
」と大ボラ吹いている。
σ(ΘωΘ)