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どんよりとした空から粉雪がチラついて底冷えがする日だった。
この時期になると 思い出すのが 「フランダースの犬」の話。
ネロ少年は、クリスマスの数日前におじいさんを亡くして一人ぼっちに。
さらに牛乳運びの仕事も奪われ、家も追い出されてしまい…
後はご存知のとおりですね。。 (´;ω;`)

去年、行方不明になった気仙沼のY君とかぶって よけいに切なくなる。。
それから「マッチ売りの少女」の話も 悲しいよね。。
この子は父子家庭で マッチが売れないと 父親から殴られたそうだ。
子どものころ 読んだ時、
「マッチ売りの少女が 雪が降る夜に外で凍えているのに
この家の家族はどうして気づかないんだろう。」 と不思議だった。
また 「これは昔の話で 現代ではそんなことはない」 と思っていた。

でも、この二十一世紀の日本にも こういうことがあるんだって。。
児童虐待、ネグレスト、孤児、いじめ
子どもだけじゃなく、大人でも ホームレス、孤独、貧困…
大阪のブロ友さんから 越冬闘争という言葉を聞いた。
路上生活者を凍死や暴行から守るために組織的な夜回りと炊き出し、
また雨風をしのぐプレハブのシェルターの設置などを行うそうだ。
本当に頭が下がります。
今の時期は どこの家でも食べきれないほどのご馳走と
楽しい笑い声に満たされる中で、こういう状況に置かれている人たちもいるんだね。
また、震災で家族を失い、こみ上げる悲しみに堪えている人たちもいるんだよね。
もっと 「窓の外に」目を向けなきゃ…。 そう思った。