芋の皮むきをしながら観た、 いい番組のハナシ^^
φ(゚▽゚*)o
BS TOMORROW 「住まいに希望を託して」(2)
イタリアのジャーナリスト、アレッシア・チェラントラさんが、
2009年に発生した イタリア中部地震の その後を取材した後に 東北を訪ね、
各地で建設が進んでいる復興住宅の状況を紹介するという内容。
途中から観たので 後半の釜石市唐丹町小白浜地区に建設予定の
災害復興公営住宅 の取り組みだったが、実に興味深かった。
「公営住宅」と聞くと 無機質な鉄筋コンクリート建ての建物を連想するが、
小白浜地区の復興公営住宅は景観にマッチしているし、
これまで長年、日本家屋で暮らしてきた 地元の方々にも 馴染みやすい。
完成予定図 (20世帯入居予定の四階建て)
また、かつての町のつながりを できるだけ再現しようと取り組んでいる。
例えば 震災前の小白浜地区の人たちは みな顔見知りで親密な間柄。
家々が 小路を挟んで隣接し、窓越しに互いの気配を感じながら暮らしていた。
そのために あえて隣家の窓を 向かい合わせにしないようにずらした設計を変更し、
元来の「ご近所同士の顔が見えるコミュニティー」を再現しようと 窓を近づけた。
さらに 段ボールで造られた原寸大の模型に、入居予定者が実際に入って
各プランの部屋の大きさなどを体験しながら 使い勝手を確認するという取り組みも。
「鮭をさばくので シンクを60センチ幅から75センチ幅にして欲しい」
「足が不自由なので 浴槽の高さを40センチにして欲しい」
「ベランダに置く 魚介類の冷凍庫用に 防水式のコンセントが欲しい」…etc…
こうした 実際に住む人たちの意見を取り入れて 練り直されたプランに、
ますます 自分の家を持つという期待が高まっている。
住民の声を取り入れた 釜石市のこの取り組みは ホントに良かったですね。
久々に気持ちが爽やかにされたカンジ^^
小白浜地区の復興公営住宅は来月11月の着工予定だそうです。
完成したら、ぜひお邪魔したいですね。 ヾ(・∀・`*)o