『生き抜く 南三陸町 人々の一年』 | ブドリの森

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先日、映画 『生き抜く 南三陸町 人々の一年』を見て来ました。
 
南三陸町で被災した方々の1年を追った ドキュメンタリーなんですよ。。
 
単なる映画鑑賞とは違うから、何と表現したらいいのか。。
 
  
 
 
イメージ 1
 
 
                           http://www.mbs.jp/ikinuku-movie/
 


 
 
『遺体―明日への十日間』を見た時は、涙が出なかったけど、
 
今回は ボロボロでした。。 自分でもわかんないんですよ。。
 
 
上の写真の漁師の男性、娘さんがまだ行方不明で。。
 
町で一番先に 漁を再開したそうですが その理由がね、
 
「魚を獲るってよりも 娘が掛がんねえがなぁど思ってっさぁ」って。。
 
南三陸町って、気仙沼と言葉が同じだから、私の亡き父とカブるんですよ。
 
 
「泣いででもしゃあねえがら 笑ってんのっさぁ」
 
男性は終始 笑顔なんだけど…  
 
この言葉の裏に隠された気持ちが  すっごく分かる。。
 
私の父もそうだった。 弱音を吐けないから 笑って誤魔化すんだよね。
 
だけど 娘さんを亡くした悲しみが 手に取るように伝わってきて、
 
切なすぎて どうどうと涙があふれてきました。。  
 
 
 
これもぜひ 日本中の人たちに観て欲しいと思います。
 
 

 
 
ところで、ちょっとこのパンフレットのコメントを読んで見て下さい。 
 
                    全文はこちら
 
 
 
『生き抜く人間の姿は美しい。
 
娘さんを亡くした父親の深いしわが刻まれた顔が美しい。
 
身内を全て失って悲嘆にくれた顔が美しい。
 
〈中略〉
 
それらの美しさから、観客である僕らは貴重なものを受け取る。』
 
 
 
…不愉快に感じたのは私だけかなあ。。