三陸鉄道(本社・宮古市、望月正彦社長)は15日、東日本大震災で被災した
南リアス線(盛(さかり)-釜石、36・6キロ)の盛-吉浜(よしはま)間(21・6キロ)の
運行を 4月3日から再開すると正式発表した。
急ピッチで進む南リアス線の復旧工事。


今回の再開区間はすべて大船渡市
内で、通学に使う高校生や沿線の
地元関係者は期待を寄せる。
同社は運行再開の記念乗車券も発
売。 16日には新型車両が盛駅
付近に到着の予定で、「復興レール」
再始動に向けた機運が高まっている。 再開初日の4月3日は記念臨時列車を
3往復運行。
最初の1往復のみ一般公募で、その後の2往復は予約不要で自由に乗車できる。
一般乗客は無料で、団体申し込みの場合は団体運賃が必要。

運行時刻や公募受け付け方法は後日発表する。
翌4日からは平常ダイヤで運行。
当面は震災前より5往復少ない1日7往復となる。
基本的に1両編成で、安全確認のため当面、
時速45キロで運転する。運賃に変更はない。
営業運転再開に合わせ、4日には大船渡の被災
マツを利用した記念乗車券を千枚発売。
盛-吉浜間の片道乗車券で、盛駅の窓口販売と通信販売を行う。
岩手の第三セクター・三陸鉄道は2011年3月11日の大震災で被災し、全線が不通に。
しかし、地元住民の思いに応えようと 社員総出で復旧作業に携わった結果、
同年3月中に北リアス線の宮古 - 小本間と陸中野田 - 久慈間が、
2012年4月には田野畑 - 陸中野田間がそれぞれ復旧し、
宮古 - 小本間・田野畑 - 久慈間の各区間で折り返し運転を行っている。
名物のこたつ列車 も趣きがあっていいね。 (#^.^#)b