北国というと 夏は涼しいと思うかもしれませんが、盛岡は内陸の 盆地型気候なので、
冬はギンギン寒く、夏はぐわーっと蒸し暑い。。 一年の最低気温と最高気温の差が45℃以上。
人にとっても 植物にとっても かなり過酷なところです。
職場の庭のガクアジサイが 色づきはじめました。
日陰のブルーのアジサイって、いかにも涼しげですね。

春には陽があたって いろんな花が咲き乱れていた 庭も
今はまわりの木々の葉が生い茂って、緑陰になっています。


でも、残念ながら 中からは見えないので、
庭に出てくる機会がある Sさんと、男性職員のNさんと ウチしか知らないのでした。
実はこの「秘密の花園」には やはり誰も見たことがない一本の バラがありました。
樹齢は推定10数年 樹高は1.5m 剪定されずに 高づくりになってしまった老木です。
陽あたりが悪いために、毎年かろうじて花を一個咲かせる程度でした。

6月上旬のようす 新芽が出ました。
せっかくのバラも これじゃ あんまりかわいそうなので、
今まで何度も「 陽あたりの良い所に植え替えしましょう
」と言っても、
室長から承諾が得られなかったので、ほったらかしにしていましたが、
室長が退職したので、Nさん に手伝ってもらって 4月上旬に こっそり植え替えをしました。

チュウレンジハバチの幼虫に 葉っぱを食べられてしまいました(泣)
掘り上げるために まず古い枝を短く切り詰めました。
掘ってみると 根が深く張っていたので、しかたなく太い根を途中で切ってしまいました。
かなり手荒なことをしたので、 Nさんとウチは バラを枯らしてしまったかと不安でしたが、
ちゃんと数本の新枝が出てきて、つぼみを付けました

7/11 遅ればせながら、やっと開花~

「え~っ
こんなバラがあったなんて知らなかった~
」
名前も知らないバラですが、やっと陽の目を見て みんなにほめてもらえるようになりました。
バラも若返って、第二の人生()のスタートです。
こっちは毎年、勝手に生えてくる 野バラです。

つるバラの原種だそうですが、素朴なところが好きです。

日あたりのいい所にありますが、ある意味、これも「陽の目を見ない」花です。
窓から身を乗り出さないと 見えないところに ひっそりと咲いているんですから (笑)