実は今回の写真は、3月の上旬 に撮っていたのを
3/11の夜に、更新しようと 思っていたものなんです。 更新できなかった理由は…
ご想像通りです…
ちょっと季節はずれになったけど、見て下さいね。
早春の岩手山麓の農村風景 日に日に強くなる日ざし… 光の春
ですね。

この雪どけ水は どこへ行くんでしょう …ちょろちょろと 小さな 畦の流れ になって…

田んぼのわきの 用水路に注いで、勢いよく流れだしましたよ。

中にはダイレクトに、 しぶきにジャンプイン
する 雪片も…^^

コンクリート製の 大きな水路に合流しました。 うわ~
青空~

時には 自然のままの 渓流になって… 倒木は 野生動物用の 丸木橋かな

この 葛根田川に たどり着きましたよ。 むこうに 見えるのは 雫石スキー場

葛根田川は 雫石川と 合流し、大きな川になって、やがて、この御所湖を 満たします。
御所湖は 盛岡市民の水源ですが、ウインドサーフィンやカヌーや釣りも楽しめますよ。

御所湖の湖畔のつなぎ温泉 震災後は被災者の方たちが、宿泊しています。

御所湖に集められた水は、ダムから放流されて、再び雫石川となって…

盛岡駅裏で北上川と合流し、無数の支流を加え、大河となって 太平洋を目指します。
( 宮澤賢治が名づけた イーハトーブ国の首都、モリーオの夕暮れです)
およそ 70km下流の 奥州市 小谷木橋付近 (4/7の地震で通行止中)
川沿いのゴルフ場では、たくさんの人たちが 春の日差し
を楽しみながらプレーしていました。
岩手山麓からは ここまでは軽く140kmは あるでしょうか

さらに 宮城県石巻市の 追波湾まで およそ100kmの長い長い旅をしながら…
地を潤し、実りをもたらし、さまざまな生き物たちに 命を与えます。
余談ですが、なんと 3/11の津波は 河口から50km上流まで 遡っていたそうです。

さて、先月、岩手山麓で ウチが見た 雪どけ水は どこまで行ったかな
(本音は こんなのん気なことを言ってていいのかなって、複雑な心境です。)