尊敬する天野祐吉さんの訃報を聞いて、


その昔広告業界にいた頃を思い出しました。


当時は「広告批評」や「宣伝会議」をむさぼるように読んでいました。


当時感動した何冊かは、今でも手元にとってあります。


(今流行りの「断捨離」とは正反対の私…

いつも人と違うことばかりやっております。)

(;^_^A


今でも時々読み返すのですが、全く古さを感じません。


それは、情報が古いとか、新しいとかいうことではなくて、


感性が新鮮だからなんだと思います。


(。-人-。)


その頃、私は毎日コピーライターのお師匠様に、絞られており、


何度も会社で徹夜をしておりました。


(_ _。)


そんなある日、お師匠様が、


「コンセプト・ワーク」という、ぶ厚い本を私のデスクに置いて、


「おまえ、これ読んで勉強しろ」とおっしゃいました。


(=◇=;)


毎日キャッチコピーを出すのに何時間も苦しんでいた私に、


今思えば、お師匠様からの愛のムチだったような気がします。


(T_T)


私は、とにかく、その本を読み、ひたすらノートに要点をまとめました。


φ(.. )


コンセプトワークは「企画」の段階の作業ではありますが、


商品を理解し、その特徴をきちんと把握し…と一応、基本中の基本。


ここからが、プロとアマの違いになります。


デザイナーやメーカーさんと色々な意見を出し合いますが、


センス、経験、才能、実力…


これがはっきりとわかってしまうのです。


(T▽T;)



毎日忙しく、何本もの仕事を同時進行していて、


いろいろなメンバーとチームを組んでいたので、



多くの人から学ぶことが沢山ありましたが


とにかく、行くところ、行くところ、


上には上が一杯いるので、毎日緊張の連続でした。


(((( ;°Д°))))



とにかく、必死で世界中のことを吸収しようとしていた


若かりき日の私…


o(・_・= ・_・)o



〆切りに間に合わないで残っている私に、


そっと何文字か助け舟をだしてくれた…


そんな優しいお師匠様のお陰で、


プロ意識を育てていただき


仕事も一人立ちして取材から全てこなせるようになりました。


(T_T)


若い時の、「いい大人との出会い」は、


親の教えのようなもの。


いくつになっても身についたものは役にたっています。



(T_T)



テレビや新聞で天野祐吉さんの写真を見ていたら、


そんな広告業界賑やかだった頃を懐かしく思いだしました。


(‐^▽^‐)



最近お師匠様は、年を重ねるごとに、

何やらビジュアルがカラフルになってきており、

次はどうなるのかハラハラさせられております。

(;^_^A

子を思う親心。親を思う子心。

親の心子知らず…というほうがきれいですかね。













ついこの間行ったばかりの伊豆大島が、


台風被害で新聞の一面に…


(T_T)



大島は船の着く港が2か所あり、


その日の天候や潮の流れによって、


東京からの船がどちらに着くか決まります。


今回の元町もそのひとつで、


山間部ではなく、


どちらかというと、ひらけた町です。



島を一周しましたが、


どうしてここで災害が起きたのか、


不思議なくらいです。


砂地や切り立った崖、


深い山があるところの方が、


ずつと面積が広いからです。




三原山の登山口の茶屋でお世話になったおばさん。


車を貸してくれた民宿の若旦那。


大島プリンを売ってた娘さん。


波浮の見晴らし台のベンチで、

野生のリスを教えてくれたおじいさん。


椿ラインの駐車場で道案内してくれたバスの運転手さん。


野菜を売ってた港の前の家のおばさん。


波浮港の名物コロッケ屋のおばさん。


(=⌒▽⌒=)



どこへ行っても、親切にしてもらいました。


みなさん、平和で、仲良く、暮らしています。


車にキーをつけたまま置いても、全く配ないくらい、


とにかく、平和なところなんです。


o(^▽^)o



ご無事をお祈りしています…


(。-人-。)












六本木

東京ミッドタウン・ウエスト1F

フジフィルムスクエア


友人の写真展へ行ってきました♪

(≡^∇^≡)


第10回フォト・パラダイスアカデミー写真展


友人は山登り好きのかなり年配の女性。

シロウトの写真好き、くらいにしか思っていませんでしたが、


やはり、

富士フィルムフォトサロンは立地も客層もいいので、

誰にでもギャラリーを貸すわけないですね。


「ここ審査が厳しいのよ」

と友人が言うだけあって、レベル高いです。

(。-人-。)


実際の景色より綺麗なのではないかと思うような写真が勢ぞろい。

( ̄□ ̄;)


うつろい行く自然現象を、

こんなに美しい静止画にとらえることができるなんて、

まさに、神業……


ひんやりして空気や…


暖かい光や…


小さい水滴の輝きや…

川面に映る銀河の神秘…


時間が止まったようなひとときを過ごさせていただきました。


:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


そのあと、


ふらりと昔のカメラが展示してあるコーナーへ歩いていくと…

「木村 伊兵衛」の写真が展示したありました。


木村 伊兵衛

1901~1974

東京台東区生まれ

写真家


写真が撮影されたのは、


1936年頃の琉球と

1953年頃の秋田


終戦の前、まだ沖縄戦が始まっていなかった頃の

沖縄の町や人々の姿が残っていました。


市場を行き交うおばあたちの着物の柄や

籠にのせた野菜。


薄化粧をして髪をあげた若い芸者さんの、

あどけない微笑みが愛らしく。


平和でのんびりと、活気あふれるその写真は、

その後の沖縄を知るものとしては、

もの悲しさとともに、胸がしめつけられる思いがしました。


(ノ_-。)


うってかわって、秋田は寒さが厳しいので、


顔に手拭いを巻いたり、

布で覆ったり、マントを着たり…


南の沖縄と違って、モノクロ写真でも、

柄や色が少ない全体がモノトーン。


その中で、パンフレットの表紙にもなった、


編み笠をかぶり、顎をしっかりと編んだ紐でしばり、


どこか一点をみつめた少女の写真は、


観る人の目を釘づけにしました。



ほとんど化粧っ気のない素肌に、


口紅だけが凛と描いてある顔。



やや伏せたまつ毛と、おとした目線が、



何を見つめているのか、


今は知るよしもありませんが。



1953年を生きた少女のありのままの美しさが、


1953年という時代を語りかけてきます。



「美しい人」



その姿であり、年齢にふさわしい心もちであり、


厳しい寒さの中で生きる人間の姿であり、


その時の想いが現れている瞳であり…



「美しい人」



という言葉が、とても厳粛な響きをもった、


日曜日の昼下がりでした。


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