揺らぐ屋台骨と、そもそもの話 | 珈琲にハチミツ

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プロレスの話などをつらつら綴るブログです。

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組織の中で新体制が生まれたということは、同時に元の体制側からはじかれた者も出てくる。

弾かれた後は?このまま機を伺って組織に留まり機会を待つ。あるいは反旗を翻し組織に復讐を誓うか。これまで新日本を飛び出していった多くのレスラーは後者型が多い気がする。が長州力はすこし違った。

まずはクソぶっかけてやる!


以下、長州のコメント
オレの中ではあの人(猪木)はなんというか、感謝すらないですね。

なんとための代表取締役なのかっていう部分もあるし…そこを責めたって彼は彼で可哀想だなっていう部分もあるんだろうけど。※藤波に対して

ここ10年間世界発進っていったってな〜にやってたのかっていうか。なんのメリットが新日本にあったのか?-中略-なにひとつ身にはなってない。

オレはアントニオ猪木は常に怯えている人間だと思う。これは中傷でもなんでもないですよ。

ジャイアント馬場が最後まで信用しなかったっていうのはなんとなくわかる気がしますね。

何かコンプレックスがあるのか、やはり欠落してますよね。


…と、5月31日の退団会見では40分間の間ひたすら猪木(一部ドラゴン)への罵声と恨み節に終始。後ろ足で砂をかけて出て行くどころか、クソぶっかけて立つ鳥跡を濁しまくる始末である。

かつて新日本がUWFインターと一悶着あった際に「あの三馬鹿(宮戸、安生、鈴木)が死んだら、墓にクソぶっかけてやる!」と発言してたが、まさにそれを超えるほど怒りを露わにする長州の心中は余程のものあったのだろうとも伺える。
翌日、成田空港で長州に対し質問を受けた猪木は「オレに聞かないでよ。今さらケンカに巻き込まないでくれ!」と声を荒げながらも

「どいつもこいつも借金だらけ。まぁ長州についてはいい人生を送りなさいよと。金に困ったらオレの所に来いよ。ンムフフフ」

と若干の含みを持たせながら空港を後にした✈️


それにしても気になる長州の次の戦場だが、フリーとして他団体に打って出るか?それとも新日内で燻る長州一派(健介を筆頭に永島、越中とまだまだこの派閥の影響力は根強い)を引き抜いて新団体を立ち上げるか?何れにせよこうなってしまった以上はウソだろ⁉︎といった展開を期待したい。

しかしながらこの2年間で、橋本、武藤、長州とトップが相次いで辞めると同時に中堅レスラー陣、フロント陣も抜けていく新日本。このまま興行会社として弱体化に歯止めがかからないようではますますマット界の盟主として君臨し続けるのは困難ではないか。現にどんどんプロレスファンの信頼を勝ち得ているノア、勢力拡大にとどまるところを知らないPRIDE、K−1。なにやらゴシップばかりが先行する新日本に何か明るい兆しがないものか…

そして、長州問題についての橋本のコメントが面白かったのでこれも紹介したい。

以下、橋本のコメント
今まで結局、コイツらの揉め事の煽りを俺らが食ってるわけだよ。今さら何こいてんだバカ野郎って!

(猪木の写真を扇子でバンバン叩きながら)結局はこの人の会社なの。ワンマン会社なんだよ。

でもな、誰も好き好んで抜けたいなんて思ったヤツいないんだから。それにね。いい意味も悪い意味も含めて、欠落した人間しかプロレスラーってやらねえよ❗️まともな人間はこんな商売やらねえって‼︎」


…痛烈な言葉の節々に、なにか真理が見え隠れするような橋本の話で今回は締めようと思う。次回は再びあの空手家が牙を剥く!押忍!


続く