ZERO-ONE旗揚げ戦 その2 | 珈琲にハチミツ

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まず先手を取ったのは大谷。殺伐とした雰囲気の中、場外の村上と睨み合いがつづく。
冷静さの中にも何か狂気を滲ませるこの表情。大谷の新境地か?そしてお株を奪われた格好となってしまった平成のテロリスト村上も黙っていない。リングインと同時に猛然とダッシュ、左右のパンチからキックでダウンを奪い返す。さらに踏みつけ攻撃!「立って来いオラァ!寝てんじゃねぇ‼︎」
ヒートアップした村上、制止する島田レフリーにも一撃。

ここから両者スタンドで打撃の応酬となるが、このスタイルでは村上に一日の長がある。なんとか渡り合おうとする大谷だが相手の土俵では本来の実力が発揮できるはずがなく、この以上喧嘩マッチに付き合う必要はないのだが…村上の右アッパーがカウンター気味にヒット。再び大谷ダウン!
なんとか立ち上がり、起死回生のバックドロップから胴締めスリーパーで反撃に転じるも試合の流れを変えることは出来ず、パンチのラッシュを浴びた後うつ伏せ状態へのスリーパーによって失神KO負けを喫しリベンジならず!試合後収まりつかない村上はレフリーを突き飛ばし、大谷のセコンド星川と小競り合いを起こす一幕も。

続くセミファイナル、12月有明の借りを返すため殴り込んできたノーフィアーを迎え撃つ高岩、アレク組のタッグマッチ。ゼロワン勢がスーパーヘビー級の体格を誇るノーフィアーにどう立ち向かうかが注目された。

試合はゴングを待たずして高岩、アレクの奇襲からスタート。早くもデスバレーボムをお見舞いし短期決戦を仕掛けていくが、やはりタッグチームとしては急造感は否めず、次第にノーフィアーのダイナミックかつ的確な試合運びに圧倒されていく。要所要所で分断を受け、高岩が孤立する場面が多くなってしまう。
意地を見せ、孤軍奮闘する高岩だったが、終盤高山が放ったハイアングルのヒザ蹴りがアレクの負傷箇所である額を直撃!悶絶するアレクは完全に戦線離脱となり、その間大森のアックスボンバーが炸裂し3カウントを聞く。

これで大谷、高岩ともに新日本プロレスからのゼロワン移籍組は黒星発進となってしまった…ともあれこれで全てのアンダーカードが終了、残るはメインのみとなった。


「真世紀創造。」いよいよ真打登場である。

場内暗転、ドッと巻き起こるどよめき、沖田リングアナが4選手をリングへ呼び込む。

まずは秋山、永田の順で入場。共に所属団体の世代交代を目論む新時代の申し子的存在でありながら、どこか突き抜けることのできないジレンマを抱える両者である。彼らの目に期するものが秘められているのは当然…自分たちの手で三銃士、四天王を超えるものを魅せてやる!「美味しいところはもらいますよ。」

続いて三沢の入場。耳をつんざくような大ミサワコール!日本武道館ではお馴染みの光景だが、ここは両国国技館。新日系のおひざ元にスパルタンXが鳴り響く若干の違和感と期待感が会場を包み込む。

そして、この日一番の声援を受けて、破壊王・橋本が入ってくる。入場曲はもちろん爆勝宣言!

ハッシモト!ハッシモト‼︎

垣根は全てぶち壊した。あの日の誓いが今、現実となって目の前に広がっている。後は己の生き様をリングでぶつけ合うだけ。

もの凄いハシモトコールのなか、橋本がリングへ近づくとサッと秋山が身を乗り出した。なんとロープ間を広げて橋本真也のリングインを促す挑発に出る策士ぶり。それを阻止せんと永田が蹴りで威嚇し秋山を退ける。

早くも火花が散るリング上、かつてないほどの期待と興奮が渦巻く両国国技館、メインイベント…闘魂対王道の火蓋が今切って落とされる!
続く