55.現在に至る | 脂肪肉腫との戦い

脂肪肉腫との戦い

2015年8月14日に腹腔内の巨大脂肪肉腫の摘出手術を受けました。
その後、2016年9月、2017年11月、2019年9月、2020年9月、2021年6月、2021年10月、再発手術を受けました。
私にとってまさに戦いです。
これまでの経過を綴っています。

平成27年12月、世間はクリスマス気分です。もうすぐ年末です。
会社の産業医からは、12月中は勤務時間は10時~16時と言われていましたが、自分としてはもう慣れてきたのでもう少し勤務時間を伸ばしたいと感じていました。

11月2日の退院後、初めての検査を12月19日に受ける予定でしたので、ここで問題がなければ、朝と夕方それぞれ30分伸ばしたいと申し出て、産業医のOKをもらいました。
12月19日、1ヶ月半ぶりの熱海です。
CT検査の結果は、問題なし。
週明けの21日から9:30~16:30の勤務になりました。
そうこうするうちに年末、年明け。箱根駅伝の青山学院2連覇など慌ただしく過ぎていきました。
やはり、仕事を始めて普通の生活を送るようになると回復も早いものです。
平成28年1月14日からは、朝は通常勤務と同様8:45に繰り上げ、エンドは変わらす16:30、2月からは通常勤務の8:45~17:10となりました。(ただし、残業なし)
そして、3月19日、退院後2回目のCT検査。

(腎臓は1個しかありませんが、頑張っています。)
再発なしの結果となり4月からは、残業も可の本当の普通勤務の許可が産業医からおりました。

現在の体調は、普通の生活をおくるには問題ありません。走ることはまだできませんが・・・。
不自由な点をあげると、腹部の長い傷跡です。
痛みはありませんが独特の違和感があります。たとえて言うと、直径3センチ、長さ10センチのバネを30センチに引き延ばし、腹部に縦に埋め込んだような感覚があります。引っ張られるようで背中が猫背になりがちです。
そうならないように意識して胸を反らすようにしていますが、油断するとすぐに猫背になってしまいます。
あとは、これは年のせいかもしれませんが、腕を高く上げることができません。上着をきるのも痛くて仕方がありません。
これらは、少しずつ改善していくかもしれませんし、現状維持でこれからも付き合っていく必要があるかもしれません。
残るリスクは、この病気を患った方はみな抱えているリスク、再発リスクです。
これは、定期的に検査を続けていくしかありません。CTや血液検査を続けていきます。
私のように気づいた時には既に数キロになっている場合もあります。
一方、発見が早くものが小さければ打つ手はあります。
あまり恐れ過ぎずに日々を大切に生きていくことが大事だと感じています。

ブログの中の時間が現在に追い付きました。
そして、今年も桜を見ることができました。


(東名高速下り大和バス停)
今、こうしてブログを書いているのは、幸せなことです。
今後は、脂肪肉腫、医療、病院、健康状態、定期検診、今まで書き漏らしたことなど、同種の病を持つ方に役立つとこ、その他思い付いたことなどを書いていこうと思います。
ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。