47.ハプニング | 脂肪肉腫との戦い

脂肪肉腫との戦い

2015年8月14日に腹腔内の巨大脂肪肉腫の摘出手術を受けました。
その後、2016年9月、2017年11月、2019年9月、2020年9月、2021年6月、2021年10月、再発手術を受けました。
私にとってまさに戦いです。
これまでの経過を綴っています。

食事の内容が普通食になったばかりのころ、あるハプニングが起こりました。
その日の午前中、久しぶりに入浴しました。おそらく手術後1か月半くらい経っていたと思います。その時、湯船につかり温まり、相当汗もかきました。
そして、昼食です。メニューはカレー。がっついて食べたせいか、直後に目が回り始めました。視点が全く合わないのです。呼吸も苦しくなってきました。ベッドの上でのたうち回りながら、ナースコールのボタンを探します。普段、ベッドの脇にあるはずのボタンが目が回っていることも手伝ってなかなか見つかりません。
そうしているうちに、目の前が見えなくなり、過呼吸と異常発汗。
やっとボタンが見つかりプッシュ。
看護師さんが駆けつけてくれ、すぐに血圧、体温などを測り、そうこうしているうちに、先生も来てくれて点滴開始。酸素マスクを着用し、心電図・血圧のモニターを取り付けて監視体制も整いました。まるで集中治療室に戻ったようです。
1時間ほどすると落ち着きを取り戻しましたが、その日の午後は全く動けず久しぶりの寝たきり状態でした。
午後3時にリハビリの齋藤さんが来て、集中治療室さながらの状況を見てびっくり。もちろん歩行練習は中止。
おそらく午前中入浴の後、水分を十分補給せずに食事を取ったことが原因だと思います。
ちょっと恐ろしい体験でした。