37.再手術開始 | 脂肪肉腫との戦い

脂肪肉腫との戦い

2015年8月14日に腹腔内の巨大脂肪肉腫の摘出手術を受けました。
その後、2016年9月、2017年11月、2019年9月、2020年9月、2021年6月、2021年10月、再発手術を受けました。
私にとってまさに戦いです。
これまでの経過を綴っています。

再手術に向けて準備が進んでいます。この日、母親、長男が見舞いにきてくました。見舞いに来て早々、医師から再手術のことを聞き仰天です。この日、パートに出ていた妻も途中で抜けて急遽熱海病院に駆けつけてくれました。
寺岡先生は午後4時に到着予定で、準備が整い次第オペ開始です。
この日は土曜日で通常オペは休みの日です。しかし、緊急ということで麻酔科の先生も駆けつけてくれ、準備が整いました。
私は寝ているベッドに乗ったまま手術室に向かいます。移動中の振動が傷口に響きます。特にエレベータの乗り降りの際のゴットンという振動はこたえます。
手術室に着くと高くて細い手術台に乗らなければなりませんが、私自身は相変わらず全く身動きが取れません。身体の下に大きくて丈夫なシーツを敷いて、周りにいる数人の医師、看護師さんたちが持ち上げてくれます。そのなかで71才のブラックジャック寺岡先生も一緒になって持ち上げてくれます。寺岡先生が掛け声をかけます。「せぇーの!」で私は一瞬宙に浮き、次の瞬間、手術台に綺麗に着地。午後6時に手術が始まりました。