平成27年7月13日、県立がんセンターの診察です。分子標的薬ヴォトリエントの服用を開始してから3週間が経過しました。3週間前は腹囲93センチでしたが、その時は95センチとむしろ大きくなっていました。大きくなった理由は分かりません。お腹を叩いてみると腫瘍の他にかなりの水分があることが分かります。腹水も相当溜まっている可能性があります。
低たんぱくになると浸透圧のバランスが崩れて血液中にあるべき水分が、血管の外に出てしまいます。そのため、腹水が溜まります。また、足も浮腫んできます。靴下を履いているとゴムの部分の皮膚がめり込んだ状態になりその段差は1センチほどにもなり、なかなかもとに戻りません。いろいろなところに異常が起きているようです。
ヴォトリエントの効果はまだ判定できません。しかし、主治医と相談して効いていることを前提に1日2錠を3錠に増量することに決めました。なんといってもこれ以外に頼るべきものがないのです。
一方で、職場復帰は7月21日からです。それなのにヘモグロビンは6.6ｇ/ｄｌとこれまでの最低値を更新しフラフラ状態。義兄と相談して7月15日から3日間義兄の病院に入院して、アルブミン点滴医と輸血をすることに決めました。ほとんど綱渡りの状態です。