24.ヴォトリエント継続 | 脂肪肉腫との戦い

脂肪肉腫との戦い

2015年8月14日に腹腔内の巨大脂肪肉腫の摘出手術を受けました。
その後、2016年9月、2017年11月、2019年9月、2020年9月、2021年6月、2021年10月、再発手術を受けました。
私にとってまさに戦いです。
これまでの経過を綴っています。

平成27年6月29日、分子標的薬ヴォトリエントを服用して1週間。検査のためがんセンターに診察に来ました。血液検査、胸部レントゲンを撮影し主治医から、問題ないのでさらに2週間継続して服用するよう処方されました。
薬の効果は1か月程度経過観察しないと分かりません。
効くことを信じてひたすら飲み続けるしかないのです。1日2錠。寝る前に祈りを込めて飲みます。
7月4日、義兄の病院でアルブミンの点滴を受けました。低たんぱくを少しでも食い止めるためです。根本治療ではありませんが、生き延びるための手段として極めて有効でした。
アルブミンの基準値の最下限3.8g/dlに対して、血液検査の結果は2.4g/dlと相変わらず大幅に下回っています。このころから今までは何ともなかったはずの車酔いも酷くなり、この日は病院から自宅に着くや否や昼食を嘔吐しました。厳しい状態が続きます。
貧血も相変わらず酷い状態で、ヘモグロビンが男性の基準値の最下限13.5g/dlに対して8.3g/dlしかなく、少し動くと息苦しさを感じていました。
しかしそんな中、もう3か月も会社を休んでおりこのままでは復職も難しくなると考えて、会社の産業医と面談して勤務時間を制限して10時から16時の勤務であれば可能ということになりました。今から考えるとかなり無理をしていたかもしれませんが、その時はもう手術はできないので、このまま薬による治療を続けるながら、仕事を続けるしかない状況でした。
勤務開始は、7月21日からに決まりました。腹腔内巨大腫瘍が発見されてから丁度5か月です。