見抜く力 | 個別指導塾プラスの塾長の塾と本のブログ

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栃木県鹿沼市の個別指導塾プラスの塾長のブログです。
鹿沼生まれ鹿沼育ちの塾長が鹿沼の子の為に開いた個人経営の塾です。
読書大好きなので本の紹介もしています。

小、中学生やバイト講師達への
コーチングのヒントになればと思い読んでみました。

金メダリスト、北島康介のコーチの著書です。

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レースが終わったあとなど、

選手同士でしゃべっている姿を見て、

放漫な態度をとっている選手は、なかなか伸びていかない。

みんなに「協力してやろう」と思わせる選手にならなければ

いけないのだ。

伸びる選手とは、周りが伸ばそうとしてくれる選手でもある。


中学3年生の時に康介の練習を見ていて、ジュニアオリンピックで

中学記録がでそうになることがあった。

しかし直前の練習を厳しくして疲れさせてわざと負けさせた。

正直に言えば、「負けて良かった」

このとき中学記録を獲らせていたら、おそらく「心、技、体のバランス」

は狂ってしまっただろう。

私達は、もっと遠くを見つめているんだという気持ちがあった。


康介に要求していたのは

「普通の人間と同じ価値観で無いものを

勇気をもってやる」ということだった。


誰かが言ったことをそのまま鵜呑みにし、誰も検証してみようとしなかったら、

いつの間にかそれが常識や固定観念になってしまったのだ。

だが実際に検証してみれば、常識とおもわれていたことが非常識であることに気づく。


「信長は同じ成功をしないようにしていた、

それには大変な努力が必要なんだぞ」

と先輩に教えられた。

いい記録が出たときには、「どうして成功したのか」をきちんと頭で整理しておいて、

つぎに同じ成功を繰り返そうとしないように心がけた。

成功したときこそ、そのパターンを踏襲しないように心掛けないと、

新しいことが発見できないのだ。




印象に残ったところだけ、あげようとしたのですが

長くなってしまいました。

それだけ書きとめておきたい言葉が多かったです。

特に同じ成功を繰り返さないってのは、聞いたことなかったので

勉強になりました。

失敗した時は反省しますが、成功したときは意外と何でうまくいったか

考えなかったりしますからね。


経営者や教育者、部下をもつ方なんかにはお勧めの一冊です。


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