小川洋子 | 個別指導塾プラスの塾長の塾と本のブログ

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猫を抱いて象と泳ぐ/小川 洋子
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前回に続いて、この本の感想。


読み終わって、切なくもあり

うーんと考えさせられもあった。


人は、どちらかといえば自分を大きく

みせたいものだと思う。

そしてもっと大きくなるにはどうしたら、

もっと目立つようにするにはどうしたら

と考えがちである。


違う人もいるかもしれないが、

少なくとも私はそうだ。

どうやったら大きくなれるか、

どうやったら上へ

上がれるかと、

いつも考えている。


しかし、この主人公は

小さく小さく、目立たないように

自分の居場所はそこしかない、

それを不幸だとも思わず生きている。


大きくなることだけが幸せではなく

自分が幸せと感じるのはそれだけだと

チェスに向き合っている。


大きくなる=幸せ


ではないんだよね。


私にとって、そこにいるだけで幸せ

それをやっているだけで幸せ

富も名声も何もいらなって感じられるものって

なんだろう?


一つ思いついたのは、やっぱり本本 かな。

図書館や本屋なら1日いられるし、

老後は古本屋のオヤジにでもなりたいと思ったりもする。ニコニコ


それにしても、いい本でした。




チェスも覚えてみようかなって気になった。

将棋もできないんだけど。

覚えてみると、また違う世界が見えるかな。