こんにちは。
とても気持ちの良い気候の、4月最後の日曜日でした。
日差しは明るく、穏やかな風が吹き、夕方にさっと降る雨も適度な湿り気を運んでくれて、
時に大きな災害をもたらす大自然でも、こうやって人間にふんだんに心地よさを与えてくれることもあるのだなと思いました。
心地よい気候は、それだけで大きな幸せを感じます。
そのような本日ではありましたが、
一部の地域では今日から緊急事態宣言が発令されました。
私の住む地域はその真っただ中です。
緊急事態は今に始まったことではないので、
生活態度は昨年からと同様、特に変わることはありません。
可能な限り人込みは避け、手洗い、マスクは欠かさず、大人数での会食は避け、近しい人との会話でも羽目を外さないで過ごすといったことです。
要は自分の身を極力守っていく方向で生活すればよいのです。
私のような、日がな一人で仕事をしている身にとっては何でもないことですが、
毎日お勤めしていたり、学生さんだったり、
さらに接客業や飲食関係のお仕事をされているとなると、
コトは同じ次元では語れないでしょう。
あらゆる立場の人がいるので、
皆さまとてもご苦労されていることは簡単に想像がつくことです。
どうぞ、心の健康を失わず、感染症にも経済の悪化にも負けずに過ごしていかれますように。
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ということで、本題となります。
今日は、19世紀から20世紀初めの、イギリスのある王妃についてお話ししたいと思います。
約100年前のこの方、どういった女性だったのでしょうか。
アリックスと呼ばれた王妃、
アレキサンドラ・オブ・デンマーク(正式にはアレクサンドラ・キャロライン・マリー・シャーロット・ルイーズ・ジュリア・オブ・シュレスヴィグ=ホルスタイン=ゾンダーバーク=グリュックスバークという長いお名前)は、デンマーク生まれの英国のエドワード7世の妃です。
この方は、写真の通りとても美しく、その明るい性格もあって、当時の社会に様々なファッションの流行を生み出しました。
その一つがこの写真にもあるように、チョーカーです。
チョーカーというのは、ネックレスの一つの種類です。
ネックレスは長さによって名称が変わります。
中でも一番短いものをチョーカーと言いますが、
その他の長さも含めてここでご紹介します。
チョーカー
長さ30~35センチ。首にぴったりくっつくほどの長さ。
プリンセス
長さ40~45センチ。シャツの襟にちょうど納まるような長さ。
マチネー
長さ50~55センチ。テーラードカラーのラインに沿うような長さ。
オペラ
長さ80センチ。マチネーとロープの中間の長さ。
ロープ
長さ107センチ以上。先端がウエストくらいまでに達する長さ。
それぞれの名称には由来などもありますが、そのお話は今後おいおいに。
20世紀初頭、このチョ-カーの流行を作ったといわれる英国女王のアリックスですが、長い髪をたらしたり、パラソルを持ち歩くなどのファッションを流行らせたという逸話があります。
次回、美貌のアリックスの生涯に触れてみたいと思います。
どうぞお楽しみに。