こんにちは。
今日もまたお目にかかれたこと、とても感謝です。
どうもありがとうございます。
ネット上の記事で読んだことですが、
1990年にすでに今の伝染病と異常気象が予測されていたとか。
時期も「2020年」、そして異常気象で免疫力の低下を指摘、温暖化で洪水を警鐘など。
一瞬、何かの予言かと思ってしまいました。
でもよく読んでみると、
WHOがオゾン層の破壊による被害を予測して警鐘をならしたという記事内容で、
30年前、これだけ正確に未来を予測していたということが驚きでした。
ことあるごとに最近は、「今年の状況は誰も予想していなかったから」という言葉を聞くのですが、
ちゃんと予想はされていたのですね。
起こりうる未来が解っていながら、
なぜ何の対策もしなかったのか? ・・・と、思います。
こんなに大変になることが解っていたなら、
きちんと対策をとっておくべきだった! なんて、
みんな思っているでしょうけれど、
ヒトって、なぜかそれができないものなんですよね。
不都合な事柄には目を背けるのです。
自分も含めてですが、困ったものです。
今日はサファイアの話をしましょう。
まだ呪術が政治を判断する材料として重要視されていたような古い時代の話です。
中世ヨーロッパでは、サファイアを身につけていたのはキリスト教の聖職者たち。
彼らは、自分の生きる道しるべとして
ジュエリーを活用していたことが知られています。
この石は誠実や貞操をあらわし、
悪い考えや色欲をいさめるとされていたから
常に正しい判断ができるようにと、
ジュエリーと、その宝石に信頼をよせていたのです。
・・・というのは建前ですね。
本音は権力の象徴としてすばらしい装飾品を身につけたいだけだったのでしょう。
当時キリスト教では、
サファイアは聖職者の石と言われるほど珍重されていて、
特に身分の高い枢機卿などは
たいへんに見事なサファイアとルビー、二つの指輪をしていました。
この時代、一般民衆にとっての教会は
恐怖以外の何物でも無かったのです。
というのも、教会は宗教の名の下に民衆を従わせようと
とんでもなく圧力をかけていたからです。
反抗する者は魔女狩りと魔女裁判で、速攻、火あぶり!
そんな時代の逸話があります。
ある大司教が任務地で突然亡くなって、サンタ・マジョーレで荘厳なお葬式が行われることになりました。
その大司教は大変に豪華な法衣と、素晴らしく美しい
サファイアやルビーの指輪などを身につけていたのです。
埋葬されるその瞬間、
常に圧力を加えられ苦しめられていた民衆がなだれ込み
よってたかって亡骸が身につけていた宝石と法衣をすべて
身ぐるみ剥がして奪い合ったという記録があります。
やっぱり、やり過ぎはダメですね。
民衆を従わせるにはムチだけじゃダメ。
飴も必要・・・、って、そういう問題じゃ無いですね。
せめてサファイアの指輪でも見ながら、
民衆に対する態度はこれでよかったのかと、
自らを省みる事をするべきだったってことですね。
明日もサファイアの話を続けます。