大変長らくお待たせ致しました。



前回の


〜初めてのLINE編〜の続きです。




初めてのLINEのやり取りで、とりあえず形だけとはいえ食事の約束が出来たおばた。



こう言った時、具体的な日程の相談をしないと流れてしまう事は知っている。



そして、具体的な日程の相談をした時に

『ちょっとまだスケジュールがわからなくて、、、』

でやり取りを“終えられた“場合


相手は乗り気じゃないということも知っている。



鉄は熱いうちに打てと言うが


むやみやたらに力任せで打っては、流石に壊れてしまう。



だから僕は、熱いうちに、慎重にことを進めることにした。



おばた『普段仲のいいお友達とかと来られますか?

と言うか、どうしましょうか!2人で行けるとしたら僕はもちろん嬉しすぎますが、その辺りの判断はお任せします!!』



前回ブログでも書いているが



この時点で僕は、

テレビなんてほとんど出た事がない売れていない若手芸人。



相手は、フジテレビ女性アナウンサー。それもその中心にいる人だ。


積極性と同等に、しっかりとした配慮をしなければならない。



彼女は

『◯◯とか、◯◯を誘うことになるかと思いますが、聞いてみないとなんとも、、、と言ったところですね』


のような返事だった。



と言うかそもそもこの時期は年末。



彼女はレギュラーの番組に加え、バラエティの特番の収録、正月には生放送を何本もこなさなければいけない時期なので、ここでのやり取りはやんわりと、ざっくりとした日程を決めて

お食事の話を進めつつ、収めることにした。



そして、月日は少しばかり経ち


2017年1月6日。



おばたのお兄さんにとって、

人生が変わり始める日となる。




↑こちらでも細かく書いているが


小栗旬ものまねを披露し、スタジオ収録で大爆発した“あれ”がオンエアされる日だ。



固唾(かたず)を飲みながらリアルタイムで放送をチェックする。



自分が出ているコーナーが放送され、CMに入る。


すると、Twitterの通知や、LINEの通知が山ほど押し寄せた。


Twitterのトレンドにも『まーきの』が入った。


1時間も経てば、5,000人程度だったTwitterのフォロワーが
2万人程度まで増えていた。


やっぱりだ。あの時スタジオで感じた
『人生が変わる音』は勘違いではないと、ここで確信した。


と同時に
そうだ!山﨑さんに連絡しよう!
と思い立ち、彼女に連絡をする。


おばた『オンエア見ました!改めて、ありがとうございました!』


大量のLINE通知に紛れ、彼女から返信が来る。

『紛れ』とは言うものの僕からしたら
“白ばかりの抽選ボールの中からたった一つある赤いボールを掴む作業”の様だが。


山﨑『私も見ました!ありがとうございました!』


おばた『またお食事の日程も決められたら嬉しいです』


次の彼女の返信のニュアンスは、大分重要だぞ。

彼女は、これをかわすのか、、、どうなんだ??


山﨑『そうですね!決めましょう!』


そして、、、、日程を決めた。


先に謝ります。



ここからのやり取りは、興奮して覚えてません。

ただ、後日
結果的に2人きりで食事に行くことになったのです。


自分の人生が変わるかもしれない時に
同時にとてつもなく嬉しいことが起こってるんだから

まともにいられないのが普通だよね?

僕は今、忘れている自分を正当化している。


さぁ、とにかくだ!決まったんだ!彼女との食事が!
それも、2人きりでだ!


まず僕が考えたことは
【どんな店にすればいいんだ!?】ということ。


カッコつけて彼女には
『お店は僕が手配します!』と言ってしまったぞ。


彼女はフジテレビ女性アナウンサー。万が一2人で食事をしているところを週刊誌の記者に撮られてみろ。大迷惑をかけることになる。


セキュリティがしっかりしているところか、、、


後輩に西麻布で働いている奴がいる。


ひとまず、そいつに連絡して聞いてみた。
おばた『セキュリティしっかりしてる店教えてくれ!』

後輩『事情は察しました!任せてください!』


しばらくすると、後輩からまたLINEが入る。

後輩『店の入り口が表と裏で2つあり、全席完全個室、人と会わずに入店し、退店できます。お料理数品、飲み放題付き3時間で、1人1万円です。店の雰囲気は、落ち着いてたオシャレです。
いかがですか?』
画像とURLと共に、お店の情報が送られてきた。


デキる人は、簡潔だ。


おばた『そこに決めた!!』

モンスターボールがあれば豪速球を投げていただろう。


そして食事の日。待ち合わせは

お店の、個室だ。


僕は【2万円】を握りしめ、緊張しながら少し早めに店へと入る。


ちなみに言うがこの時

この月の吉本興業からの給料は 17,000円だ。


以前取材で40,000円くらいと言っていたが、この前確認したらそんなにもらっていなかった。笑


月収以上のお金を握りしめて、いざ決戦の舞台。


時間ぴったりに彼女は来た。

山﨑『お疲れ様です〜!いつもこんなラグジュアリーな所で飲んでるんですか!?笑』


第一声が“それ”なのも、魅力的だった。

おばた『アナウンサーさんって、こんなところばっかりで飲んでるんだと思いました!』


山﨑『人によると思いますが、私は全然落ち着かないです!笑。
でも、お店、ありがとうございます!』


完っ壁だ。模範解答。


どんな高級なところでも当たり前に平然とした表情でいる港区女子のそこのあなた、

このリアクションがお手本です。


そこから会話は、仕事の話や、趣味の話、お互いの地元の話


彼女の『銀だこ』のポイントがたくさん溜まっている話などをした。


退店が迫り、僕は個室の外で店員さんを呼び会計を済ませる。


そして3時間の楽しい時間がおわり

おばた『じゃ帰りましょうか!』

山﨑『お会計は??いやダメです。私も払います!』

おばた『そしたら今度、入り口が一つしかない大衆店行った時お願いします!!』


そういうと彼女は僕を立ててくれて、笑顔で了承してくれた。


店を出る時に
『タクシー呼んでもらいますか?』と僕は彼女に言うと

『まだ全然電車ある時間なので、電車で帰ります!ありがとうございます!』

といい、その場を後にした。



僕は完全に彼女の虜になってしまった。


テレビで観る姿そのまま、いや、それ以上に素敵な人で


まさに理想の女性だった。


そんな想いを噛み締めながら、寒空の下


歩けるだけ歩いた。電車賃を浮かすために。


さて、次は〜交際スタート〜編です!


なるべく間隔を空けずに投稿するので、毎日チェックお願いしますニヤリ