政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は16日の衆院予算委員会分科会で、コロナの重症者数の推移について「すぐにピークアウトしないし、何カ月ということもないと思う。数週間で重症者もピークアウトする可能性がある」と述べた。
尾身氏は今後の重症者数に関し、ピークに達してから急激に下がる「マッターホルン型」か一定期間高止まりする「富士山型」のどちらになる可能性が高いかを問われ、「どちらかと言うと『富士山型』を覚悟しておいた方がいい」と指摘。「(グラフの下降線を)なるべく早く垂直にするための懸命な努力を国、自治体、国民が協力してやるべき時期だ」と強調した。立憲民主党の山井和則氏の質問への答弁。【青木純】