大阪・道頓堀の観光名所として親しまれる巨大看板「グリコサイン」に4日、今年創立100年を迎える江崎グリコの特別映像が映し出された。「世界中の人々のココロとカラダの健康に貢献するため」などの文字とともに、おなじみの「ゴールインマーク」を表現した。
創業者の故・江崎利一氏が、大阪市内の人気百貨店で栄養菓子「グリコ」を売り出したのが大正11年2月。江崎グリコは今月11日でちょうど100周年を迎える。
グリコサインの特別映像は28日まで期間限定で流れる。「100年間ありがとうございました」などのメッセージも映し出す約1分間の映像で、期間中は毎日午後8時の消灯まで、15分ごとに出現する。
看板は通常、日没の30分後にライトアップされており、特別映像放映初日の4日は午後6時に1回目の映像が流れた。看板を管理する江崎グリコの広報担当者は「長い歴史を築けた感謝と未来へ向けた決意を表した」と話している。
グリコサインは昭和10年3月に建設された。その後複数回デザイン変更を経て現在は平成26年から続く6代目。令和3年7月の補修で新たに取り換えられた照明には14万個のLED電球が使われている。