『SDGsの17の目標』をわかりやすく解説。 | ★マエちゃん噴泉記★【大阪DE農業】

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SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「持続可能な開発目標」と訳されています。2015年9月の国連サミットで採択された、2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標です。(「持続可能な開発のための2030アジェンダ」)


SDGsは、17の目標と169のターゲットで構成されています。ターゲットは、17の目標を達成するための具体的な行動内容を定めています。

 

1.貧困をなくそう

経済的な問題だけではなく、教育や社会的な差別などさまざまな「貧困」に対して、2030年までに解決しようという目標です。日本でも子どもの貧困などが問題になってきており、途上国のみならず先進国の中でも問題が表面化しています。
 
2.飢餓をゼロに
貧困にも関連付けられますが、世界各地で食料供給の問題があります。2020/21年度の世界の穀物生産量は適量で、少しだけ消費量が上回る見通しですが、これが続くと慢性的な食料不足になる恐れがあります。

飢餓に苦しむ主な原因は、土地の悪化や気候変動の影響で生産量が不足していることです。この課題を克服するため、国際社会が連携し最新の技術を使うことで持続可能な農業を行い、安心・安全な食料の確保と十分な栄養摂取ができるようにすることを目指しています。
 

3.すべての人に健康と福祉を

日本ではあまり見かけなくなりましたが、世界ではHIVやマラリア、結核など感染症が蔓延し命を落とすことが少なくありません。現在のコロナもそうですが、すべての人が適切な医療サービスを受けられ、医療格差がなくなることを目指しています。

4.質の高い教育をみんなに

世界中の問題やSDGsで提唱している「持続可能な社会」を実現するためにも、質の高い教育が必要です。また国や地域によって教育の格差が生まれることがないよう、すべての人が平等で公正な質の高い教育を受けられる機会を作ることを目指しています。
 

5.ジェンダー平等を実現しよう

これまでの風習や宗教などにより、女性に対して教育や社会参加の機会が制限されることが多くありました。これからの持続可能な社会を実現するためにも、政治や意思決定の場で女性の能力が十分発揮できるような環境を作り、性差別のないより良い社会を目指しています。

6.安全な水とトイレを世界に

7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに

8.働きがいも経済成長も

9.産業と技術革新の基盤をつくろう

10.人や国の不平等をなくそう

11.住み続けられるまちづくりを

12.つくる責任 つかう責任

13.気候変動に具体的な対策を

14.海の豊かさを守ろう

15.陸の豊かさも守ろう

16.平和と公正をすべての人に

17.パートナーシップで目標を達成しよう

私たちは生活の豊かさを求め発展してきましたが、その裏では自然環境や貧困による格差・差別の問題、地域紛争などさまざまな問題に直面しています。

 

これらの問題に対して国際社会では、先進国と途上国との間で多くの時間を使い議論されています。さまざまな途上国の問題に対し先進国が解決策を講じるのですが、地域の特性や実状に合わなく、たびたび途上国側から反発の声があがることもありました。

 

こうした不満の蓄積や、貧困による格差・差別、環境破壊によって世界が分断されることがないよう、これからは持続可能で「誰ひとり取り残さない」社会を目指し、先進国も途上国も一緒になって目標を達成する努力義務が課せられることになりました。近年の異常気象や貧困など私たちの生活にも影響が出ていることを考えると、一人ひとりが意識を変えていかなくてはなりません。