日本郵便近畿支社は27日、京都府舞鶴市の東舞鶴郵便局の30歳代の男性契約社員が、配達すべき郵便物を捨てるなどしていたと発表した。同支社は郵便法違反(郵便物の放棄)の疑いで、舞鶴署に相談している。
発表によると、契約社員は今月9日、配達予定の365通のうち165通を同市内の配達ルート上にある空き家の敷地に捨て、200通を自宅に隠したという。契約社員の様子を不審に思った同局の別の社員が翌10日、郵便物を発見。報告を受けた同支社が調べていた。
調査に対し、契約社員は「配達するのが嫌になり、衝動的に捨ててしまった」と話しているという。
このほか、同じ空き家の敷地内から、2020年5月頃~21年11月頃のゆうメール428個も見つかった。
同支社は「被害を受けた方に多大なる迷惑をおかけし、深くおわびする。今回の事態を真摯(しんし)に受け止め、社員指導を徹底する」としている。