スーパーの“ポポ~ポポポポ” おもちゃに “買えない”の声で再販決定。 | ★マエちゃん噴泉記★【大阪DE農業】

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スーパーの買い物を楽しくするための業界グッズが、小さなおもちゃになって大ヒットしている。

「ポポ~ポポポポ」のリズムが特徴的な、手のひらサイズのおもちゃ。

 

流れてくるのは、スーパーマーケットなどでよく耳にする“あのメロディー”。

 

この「呼び込み君 ミニ」は、12月16日に青島文化教材社から発売された。

 

発売前の事前予約分は、4日間ほどで完売し、現在メーカーに在庫がないほどの人気だという。

東京・秋葉原のショップ「あみあみ秋葉原店」では、1人1個までと購入制限が設けられていた。

あみあみ秋葉原店・広報PR室の岩永梓さん「予約開始から現在までで、3,000個以上、当店だけで販売している。実はわたしも購入しまして。仕事中にこれ流れたら、少し落ち着くなって」

 

そもそも、あのメロディーは何なのか。

スーパーの店内で音がする方に向かうと、切り干し大根の売り場に、ミニ版と同じ顔をしたキャラクターを発見。

 

かなり年季が入っているようだ。

こちらは、楽しく買い物ができるようにと、店舗向けに開発された小型機器「呼び込み君」。

 

このスーパーでは、主に特売コーナーで、1日11時間も、このメロディーを流し続けている。

 

生鮮市場さんよう・青果部の工藤隆男部長「子どもから年配の方まで、やっぱり通用するから、全世代に気持ちよく買い物できるような音楽だと思います。気に入ってます」

 

この店舗向けの呼び込み君は、客への呼びかけも録音して繰り返し流せることから、10年使い続けているという。

 

売り場では音楽とともに、工藤さんが録音した「本日もご来店ありがとうございます。ごゆっくりとお買い物くださいませ」という音声も流れていた。

 

来店客(60代)「楽しくなる感じだから、ついつい買い物も弾む」

 

来店客(40代)「テンポがいい。パッパッパッと買っちゃう」

 

この元祖「呼び込み君」を、家庭用に小さくして作られたミニ。

 

ネット上には、子どもが人形のように遊ぶシュールな姿も見られた。

 

しかし、なぜ業界グッズを、小型おもちゃとして売り出したのか?

 

ブームをしかけた青島文化教材社・広報担当の富永幸三郎さんは、「スーパーに行ってよく聞こえる音楽が、自分の手元で聞こえるという、単純にそれの満足感。1回鳴らすと、『何それ?』って人が集まってくることを、みんな自分で想像してるんだと思います。一瞬ヒーローになれる」と話した。

 

会社には、「なかなか買えない」、「もっと売ってほしい」という声が多く寄せられ、2022年1月の再販も決まった。

 

青島文化教材社・広報担当の富永幸三郎さん「“脳内ループサウンドの決定版”。胸のボタンを1回押すたびに、幸せになっていただければ」